2010年06月26日

『アクセル・ワールド(5) ―星影の浮き橋―』

「電撃文庫MAGAZINE Vol.14」 にて 蒼山サグ 先生と対談を行ったのはもちろんこの方。
『ロウきゅーぶ!』 と対を成す刊行ペースで登場するのは 川原礫 先生、HIMA 先生で
お送りする 『アクセル・ワールド』 第5巻。満を持しての登場です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1006.php#new2


≪クロム・ディザスター≫ を巡る物語と ≪心意システム≫ に関わる物語。それらの
残滓とも言える要素が繋がって今巻の話が出来上がっていることを理解したとき、
驚愕の念を隠せませんでした。

偶然とは言え “黒雪姫” とお泊りすることになって何とも羨ましかったり、憎しみの
気持ちに翻弄されつつも何とか最悪の事態を免れた “ハルユキ” と賞賛に値しますが
やはり今回の主役は “楓子” さんだったのではないかとラストを見て思った次第です。

今回起こった ≪ラスト・ジグソー≫ との争いが ≪加速世界≫ へ新たな一石を投じる
ことになったワケですが、そんな緊張感の中で何やら三角関係にでもなりそうな展開も
含め引き続き目が離せないであろうことは変わらず申し上げることができます。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ロウきゅーぶ!(5)』

「てぃんくる」 のお二人、はるかぜせつな 先生と ベル 先生のイラストが絶妙な
蒼山サグ 先生のローリングスポコメディも第5巻。「電撃G's Magazine」において
たかみ裕紀 先生によるコミック化も決定し、その勢いは留まるところを知りません。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1006.php#new4


自分も学生時代に部活でバスケをやっておりまして、夏には合宿で野山を駆けずり回って
肉体的にも精神的にも鍛えられたものです。今回、読了したときにその頃を思い出して
「あのとき頑張ったからこそ今の自分があるんだよな」 と思わず感慨に耽ったり。

ということで女子バスケ部員たちが海の夏合宿でレベルアップを図る中、“ひなた” を
心配に思うが故にバスケを続けることを快く思わない妹 “かげつ” への対応に苦慮する
“昴” たちの様子が等身大で描かれています。う〜ん、青春してますね、色々と。

それにしても “葵” は相変わらず自爆気味ですし、“羽多野” 先生も性癖ダダ漏れで
行動してくるし、で女バス関係者の回りは賑やかなことこの上ない。羨ましい状況にある
“昴” と、それを具現化する 蒼山 先生の妄想具合には敬意を表さねばなりますまい。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『なれる!SE 2週間でわかる?SE入門』

・・・何と言いますか、タイトルからして見逃すワケにはいかない気持ちを彷彿とさせる、
『葉桜が来た夏』 の 夏海公司 先生が送る新作にして異色作。読ませて頂いております。
(イラスト/Ixy 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1006.php#new13


「SE(システム・エンジニア)」 という言葉を聞いてどんな姿を思い浮かべるでしょうか。
「パソコンに向かってプログラムを書いている」 というのも確かにありますが、他にも
色々な仕事に携わる人たちの総称であることが読んでお分かり頂けるかと思います。

そういう側面があるため一概には言えないのですが、「新3K」「7K」と例えられるIT業界の
実情を垣間見るための書籍として参考になるかも知れません。物語としての誇張表現なども
含まれておりますが、ワリとありがちな背景は描かれていると思いますので。(^_^ヾ

労働基準法って何? みたいな職場でそれこそ身を粉にして頑張っている “室見” さんの
ような人たちがたくさんいるからこそ、昨今の便利な社会が成り立っているということを
是非ご理解いただきたく思い、ここに推薦文を寄せる次第であります。


#何も考えずにただ「サービス残業を無くします!」とか安易に実現させようとしたら、
#システムの運用が回らなくなって社会基盤が崩壊するか、残業代の精算で経済が
#破綻するか、の二択でしょうね。現在の日本という国はそんなもんだと認識してます。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ヘヴィーオブジェクト』『ヘヴィーオブジェクト 採用戦争』

正直、積みっぱなしでしたけれども第2巻が刊行されたことを機に纏めて読ませて
頂いております。『とある魔術の禁書目録』 『とある科学の超電磁砲』 でおなじみ
鎌池和馬 先生が 凪良 先生と組んで送る近未来アクション、のはずです。(^^ヾ

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A0904690
http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A1002340


“クウェンサー” が設計に関わる知識と軍属として持つわずかな資源を活かして戦場に
君臨する有史以来、最強と謳われる 「オブジェクト」 に次々と対峙していく様子は往年の
『冒険野郎マクガイバー』 を観ていたときの緊張感を思い出させてくれます。

そして 「オブジェクト」 と対峙し、窮地に立たされ、それでも勝利をモノにしていく
ところは 『ダイハード2』 のラストシーンのような爽快感を与えてくれます。各章が
短編のような構成になっているのでテンポ良く読めるのがまた良いところかと思います。


2巻では “フローレイティア” の窮地を 「どうにかしたい」 と思い、行動するなど
対機械以外にも気に掛ける様子が描かれています。この他、要所要所で笑いを誘う描写を
見ていると 鎌池和馬 先生の文章らしいところが窺えてまた面白いところです。

何だかんだ言って行動を共にする “ヘイヴィア” や “ミリンダ” の言動にも注目です。
低周波治療器のところはマジで笑わせてもらいました。“フローレイティア” にジト目を
向ける “ミリンダ” を描く 凪良 先生の挿絵なども賞賛に値するかと。


刊行ペースとしてはインターバルが空くシリーズかと思いますが、こちらもオススメです。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『欺きのウォーシンドローム Replay:トリニティ×ヴィーナスSRS』

  原作: 是空とおる
  著: 三輪清宗
  ビジュアライズ: 合鴨ひろゆき

以上敬称略でお送りしてきた 「トリニティ×ヴィーナスSRS」 リプレイセッションも
第3巻をもって惜しまれつつ完結の運びと相成ります。

http://integral.jive-ltd.co.jp/index.html


  阿東 : そう、倒せばいいというのがどれほど楽か!
  みとな : 力で世界が平和になるんだったら、とっくに世界は
        平和になってますよね・・・・・・。
  オメガ : とりあえず、俺の感想はだ。GMが鬼だということだ(笑)。
  レン : とりあえず、罵倒しておこう。鬼、悪魔、三輪清宗(笑)。
  GM : それは罵倒の言葉なんだ(笑)。


・・・日頃、ダイスの出目があまりよろしくない 三輪 GMが考えた秘策と 「4年後」 を
見据えた ── それはまさに「攻勢」とも言うべき ── シナリオ構成を前にして
プレイヤー諸氏が口にしたセリフが今巻の様々な要素を捉えているように感じました。

今巻では各自の能力を活かした通常の戦闘だけでなく、大規模戦闘を実現するために
導入された 「Sフェイズワーク」 を適用したりなど、サプリメントの活用例を提示
するリプレイ本来の役割もしっかりと果たしています。

ヴィーナスの大参謀 “イレブン” が仕掛けた謀略と、それに立ち向かい個々の結末を
手にした “オメガ” たちの姿はぜひ本編を読んでご確認いただければと思いますが、
鍵となったのは結局のところ “千秋” でしたね。ラストも切なかったです。


コミックス最終巻を見ていて 「えっ、それはどういうこと?」 というシーン、というか
気になる方がいらっしゃいましたけど、それについては明らかにされることはありません
でした。その方針を決めた、原作者である 是空 先生の想いは後書きで確かめて下さい。

何はともあれ、三輪 先生を始めとしてプレイヤー諸氏、関係者の皆様には「お疲れ様です」
の一言と楽しいセッションを垣間見る機会を与えて下さったことに感謝の意を表したいと
思います。ここまで楽しいリプレイも中々無いと思います。ありがとうございました。

・・・さて、オビに書かれた 『トリニティ×ヴィーナス』 クライマックスキャンペーンが
ゲームリプレイCD応募者全員プレゼント、という何とも気になる企画となっているので
早速応募してきます。果たしてどうなる? 1時間TRPG、ということで楽しみにしてます♪

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『トリニティ×ヴィーナス(4)』

ぜくやん こと 是空とおる 先生の原作を 合鴨ひろゆき 先生がコミックで綴る本作も
いよいよ大詰め。今巻、第4巻でクライマックスを迎えます。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861767708.html


・・・「俺、顔出ししてないけど実は十仮面やねん」って、友野詳 先生ステキです。(w


  ・ “アルファ” たちが 「ビッグ3」 たる由縁
  ・ “トオル” が思いを託した能力
  ・ “藤原素子” の行動理由
  ・ “ウーシエンダー” の正体
  ・ “ノエル” との激闘
  ・ “リン” 自身の能力への信心
  ・ “シン” が語る 「トリニティ」 の存在意義

・・・そして見せつけた 「人類の力」 といろいろ見えてきて驚かされること、切ないこと。
何よりも熱いアクションの連続で、文字通り手に汗握るような感覚のまま最後まで
読了した感じです。

作中、「煉獄の炎」「銀の雨」・・・・と何とも気になる、思わず「ニヤリ」とさせられる
単語なんかも盛り込まれていて、様々な角度から楽しませてもらった作品である、と
申し上げることに何ら躊躇いもありません。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2010年06月19日

『イラストレーター セッション 常夏の島に刃が踊る Replay:ゲヘナ 〜アナスタシス〜』

  著: 友野詳/グループSNE
  ビジュアライズ: 相田裕・FBC・緒方剛志・槻城ゆう子・平尾リョウ

以上敬称略、でお送りするのは新紀元社より刊行されている 「Roll&Roll」 誌で
おなじみのイラストレーターさんを迎えた特別セッション。雑誌掲載分に書き下ろし
2本を加えた読んで楽しく、目で見て楽しい1冊となっております。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861767173.html


・・・自分もこういうときには女性キャラをやりたがるような、そんな気がします。(w


── 第一話「背徳の港は妖酒の杯」:

キャラクターを作っていくワイワイとした雰囲気や出来たキャラ同士が少しずつ関係を
育んでいく過程であるとか、プレイに必要な説明・手ほどきを 友野 GMや有識者が丁寧に
説明していく様子を余すところ無く収録していてTRPGを知らない人にも優しい構成です。

・・・初心者相手に邪霊が如き微笑と共に堕落を誘うところまで、それはもう事細かに。(w

第一話では 〈頽廃の果実酒(ザクムのエキス)〉 に似た依存性の強い薬酒 「ハオマ」 の
密売組織を追うまでの流れを押さえています。ここでの戦闘において “チチェック” の
【反業】 による博打人生が決まった、と言っても過言ではありますまい。


── 第二話「常夏の島は暗闇の園」:

第二話は組織の謎を追ってファファール海のリゾート島 「バハーミーン」 に舞台を移動。
真面目に聞き込みをしたり、リゾートでのんびりしたり、とキャラによって色の分かれた
様相を呈しています。“ヴィーダ” と “チチェック” ダイス目の差もそうですが。(^^ヾ

そう言えば “ヴィーダ” に 「姐さん」 というイメージが固着したのもこの頃でしょうか。
敵に首領級邪霊が出てきたり、「ゲヘナ」 の特徴である 「連撃」 のコツを掴み始めた
キャラによる攻撃の応酬などいろいろとレベルアップが見られる展開が見られます。


── 第三話「凍てつく風に姉弟が迷う」:

この頃には “イーサー” の実質的なリーダーとして、すっかりキャラがブレまくっている
“ポーリィ” をサブリーダーとしてすっかり気の合う仲間となった面々ですが、彼らに
組織の要人殺害容疑が掛けられます。もちろん、容疑を晴らすために各々動き出します。

プレイヤーが申し訳なく思うくらいのショートカット、“バスィール” と “エフテラーム”
の支援や堕落ポイントを駆使してシティ・アドベンチャーや手に汗握るバトルに対応していく
様子はもうすっかりTRPGプレイヤーの顔ではないかと、想像するに難くはありません。



「大変です! 事件がっ!」 ── その呼び声にそれぞれがどんな顔をしているのか。また
どんな騒動にまきこまれたのかを想像してみるのも面白いのではないかと思います。
「ゲヘナ」 のみならずTRPGの楽しさを伝えること紛う方なき本作、楽しませて頂きました。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『妖異暗躍譚(2) 紅梅の残月 Replay:天下繚乱RPG』

  原作: 小太刀右京
  著: 三輪清宗
  ビジュアライズ: すがのたすく

以上敬称略でお送りする「天下繚乱RPG」リプレイ。連続刊行となる第2巻も引き続き
すがのたすく 先生、小太刀右京 先生、井上純弌 先生、鋼屋ジン 先生を迎えての
セッションとなります。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861767661.html


  ホームズ : (とうとうと話す茜に感銘して)なんて滑らかな! まるで
          話す内容を、あらかじめ考えていたような・・・・・・!(一同爆笑)
  茜 : ちょっ!? やめてっ、そこ言っちゃ駄目よ!
      ホームズさん、ホームズさん、しーー(笑)。
  金銀 : ホームズの名推理が冴えてしまったようじゃな(笑)。


いやぁ、すがのたすく 先生が机の下にもぐり込む姿など、ぜひ拝見したかったです。
プレイヤーが自分の行動宣言するとか、どんだけ “鳥居” さん萌えなのかと。(w


  「よし、今日はシャーロック・ホームズで聖徳太子を倒しに行く日だな」


江戸の町に増える妖異、黒部の里が滅んだ本当の理由、そして “梓姫” とすべてが
繋がっていく中で見えた道筋、それが 鋼屋ジン 先生の口にしたこの一言に集約される
ワケです。読んでいない方には 「なんのこっちゃ?」 という話ですが。(^^ヾ

熱いバトルだけではなく、NPC (特に “鳥居” ) を言いくるめる交渉術が必要と
されるシーンやタイム・アタックで今後の成否が左右されるアドベンチャー・パート
など設定をフルに活用したギミックの数々は流石だなぁ、と驚かざるをえません。

・・・それにしても、“ホームズ” の 「メタ視点モード」 にあんな設定があったとは。
鋼屋ジン 先生がつぶやいた裏設定も加味すると 「異邦人」 というクラス設定が
鮮明に映えるというものです。


巻末には 井上純弌 先生がプレイ中に描いていたイラスト付きのメモ書きも収録。
代々木の全理連ビルで行われた 「D&Dリプレイ3巻発売記念」 トークショーを
思い出します。こういうのは雰囲気が伝わってきてイイですね。

#「大勘解由使」とか「アルティメットフォーム」とか、何でもアリでステキです。(w

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(8)』

秋田みやび 先生/グループSNE がお届けする 「ソード・ワールド2.0リプレイ」 も
いつの間にやら8巻目、という長きに渡るキャンペーンを続けております。
(イラスト:中島鯛 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200908000095


  ジーク : 何だそうか。すごいなベル。
  GM : 「ボ、ボクの才覚からすれば、それくらい簡単だよっ」と
       ちょっと声が上ずったり。
  ニゲラ : や、ちょっと、この子可愛いですぅ(笑)。
  ジーク : 全くだ。こいつと血が繋がっていることが、残念だ。
  ニゲラ : ・・・・・・えっ。


一瞬、時が止まったのもムリはないと言いますか・・・。どんだけ間口が広いのかと。
でも、“ルー” と結婚する気マンマンなのは変わらないみたいですけれども。(w
“ジーク” は新たな血縁関係が分かって流石に身の振り方を・・・改めないか。(^^ヾ

そんな彼の言動を密かに喜ぶ “ニゲラ” には肉親がもたらす騒動を身をもって、体を
張って阻止する過程の中で人として一段階成長できたようです。・・・大人になるって
ある意味、悲しいものですね。(w

肉親、と言えばパーティから離脱していた “ソラ” がついに合流。“エア” の説教も
心なしか毒が抜けた感じでしょうか。それにしても “メッシュ” が記憶喪失になった
ことがココまで影響するとは思いも寄りませんでした。


さてさて、これでようやく “ソラ” が前線に戻ってくるのかと思った矢先に次回予告
めいた今巻の引き具合。しかもこのタイミングで当事者が・・・という展開に次巻の刊行も
目が離せない状況です。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・クロニクル 彷徨のグングニル』

「1st Edition」 「2nd Edition」 時代のリプレイも収録した、まさに 『ダブルクロス』
の歴史を紐解くような本作。綴るのは 矢野俊策 先生/F.E.A.R. となります。
(イラスト:しのとうこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200912000661


  史朗 : いやあ、天さんの口からそんなまともな言葉が出るとは・・・・・・。
  桜 : あー、びっくりした(笑)。
  十字 : キミたち、失礼ですよ!? 俺だって、いろいろ考えてますよ!?
        ただ、考えてることを全部口に出すだけで!(笑)
  GM : そこを抑えないから誤解されるんだろが!(笑)
  ハルカ : はいはい、もどすもどす!(笑)


田中天 先生がセッションに加わるだけでここまで話が逸れまくるのか、という好例。(w
そんな大惨事に巻き込まれた大畑顕 先生、小浜智 先生、田中信二 先生たちの様子は
収録2本目のリプレイ 「Contrast Side」 でお楽しみいただけます。

個人的には 「そこまで13歳にこだわるのかっ!」 と言わざるをえない 小浜智 先生の
ロールプレイぶりに注目してほしいところです。(w


そして今巻の注目どころと言えば、やはり 「ドゥームズデイの魔獣」 で “加賀十也”
と衝突していた 「UGN」 時代が懐かしい、今や 「FH」 の 「マスターレイス」 となった
“黒須左京” の背景を描く収録3本目のリプレイ 「Rabid Dog Crying」 であるかと。

首に主人公スイッチのある男、田中信二 先生が明らかにした設定を元に起こしたシナリオ。
更にキャラメイクで変貌を遂げた彼を 田中信二 先生が演じることで明らかになる「欲望」。
「FH」 の検体として連れられた “沙由理” を巡って見せる彼の機微も見逃せませんよ。


「1st Edition」「2nd Edition」、そして 「3rd Edition」 と時を積み上げてきて設定の
仕方やリプレイの書きっぷりにも変化が見られます。そのあたりの雰囲気を感じ取れるのも
本作の特徴ではないでしょうか。ということで楽しませてもらった要素の多い1冊です。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アリアンロッド・リプレイ・レジェンド(3) 貧乏姉妹の驚愕』

  著: 丹藤武敏/F.E.A.R.
  監修: 菊池たけし
  イラスト: ヤトアキラ

以上敬称略による借金返済パーティの活躍を描く本作もセッションを重ねて3巻目。
プレイヤーである 妹尾絵美 女史、藤井忍 先生、鈴吹太郎 先生、田中信二 先生の
ロールプレイぶりもますます板に付いて更なる盛り上がりが期待できます。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200912000659


  フレア : どこかで聞いたような生活・・・・・・ああ、作家と編集者の生活みたい!(一同笑)
  ドル : そりゃあ、まともに体力は回復するわけがない(笑)。
  セレネ : 体力が回復しない理由を、プレイヤーが身をもって知っている(笑)。


“フレア” たちがどうしてそんな生活を送るハメになったのかは本編でご確認頂くとして
このシナリオも賞金獲得に繋がる 「バイバイマッチ」 のみならず、それに至るまでの
過程も含めて一筋縄ではいかないシナリオ構成で、楽しく読ませてもらいました。

そして 「コロローナ商会」 の運命を左右する 「新人王決定戦」 を迎えることになりますが
ここで 「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」 からニヤリとさせられるゲストNPCの登場に
借金取立ての目論見が露見した “マティアス” もムリは通せなかったようで。(w

ついに迎えた結末を目にして、これで “フレア” の天然ツッコミや “セレネ” の姉思いな
言動も見納めか・・・・と思いきや、これまでの騒動が小さく見えるかのような試練の往訪。
目を疑いたくなる展開の行方は最終巻の次巻に持ち越し、ということで期待が高まります。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』

ということで今更なタイミングですが一筆入れておこうかと思いまして。

ツイッター上で騒がれている様子を半ば「対岸の火事」のように眺めつつ積ん読崩し
をしていたのですが、それが一段落したところで読み始めたのがGW明けくらい。
寝る前に少しずつ読む、というペースで読了までに2週間ほど掛かった感じです。

元々、Web上で公開されているマンガやノベルというものにさほど目を向けたことが
なかった私ですが、突如交わされる “魔王” と “勇者” のやりとりを追っていくうちに
すっかり魅了されてしまった、と言っても良いでしょう。


設定、背景など世界観はかなり練りこんであるように見受けられます。「川上稔」作品
のようだ、と例えるコメントを見かけたこともあるほどですし。見解の相違に端を発する
争いであったり、歩み寄りであったり等々、まるで世界の縮図を見るかのごとくでした。

#ありふれた言葉ですが、見方によって物事の捉え方も変わるんだよなぁ、と。

魔王らしくない “魔王” の純情なところにも惹かれますが、“女魔法使い” の狂気
にも見紛うほどに強い想いと “メイド姉” の研鑽ぶりに心奪われました。特にラスト、
あのシーンで胸がいっぱいになった彼女と共に思わず涙を流してしまったほどです。(^^ヾ

#他にも魅力的なキャラがいっぱいいるので挙げたらキリがないんですけど。



  「『あの丘の向こうに何があるんだろう?』って思ったことはないかい?
   『この船の向かう先には何があるんだろう?』ってワクワクした覚えは?」

そう問いかけた “魔王” がどんな結末に辿り着いたのか。その過程と共に是非とも
見届けてほしい作品だと思います。・・・もちろん、時間に余裕がある方に限りますが。
書籍化を進める動きもあるそうなので、そちらを注視するのもアリかも知れません。


#個人的にはキネティックみたいに付加価値をつけての電子書籍化を推奨したい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年06月13日

「オオカミさんと七人の仲間たち 放送直前イベント おおかみさんとあかずきんちゃんと亮士くんがやってくる(第1部)」

ということで汐留、というか新橋駅のすぐ近くまで赴いて


  オオカミさんと七人の仲間たち 放送直前イベント
  おおかみさんとあかずきんちゃんと亮士くんがやってくる(第1部)@スペースFS汐留


に参加してきましたので、簡易レポートなど作成してUPしてみました。

http://srnd.skr.jp/pc/

posted by 秋野ソラ at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年06月12日

『六畳間の侵略者!?(5)』

どうやら 「アニメ化したい! プロジェクト」 が動き出しているらしい、健速 先生
ならびに ポコ 先生による 『六畳間の侵略者!?』 ですが、これまで不遇な目にあって
きた “ゆりか” に今巻でいよいよスポットが当たります。

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1006.php#novel100602
http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/6joma/


・・・やはり 「ころな荘」 のことにかけては “静香” さん最強、ということで。(w


今巻は “ゆりか” のターンということで敵方の “真希” も登場して「いざ活躍するか!」
と思いきや結構ギリギリまで不遇な身のままでしたね。そこが彼女らしいと言えばそれまで
ですけど、その分最後は一気に “孝太郎” への好感度をUPさせてますので良しとして。

前巻で “孝太郎” という存在が只者ではない、という雰囲気を匂わせてきましたが今巻は
“晴海” も実は蚊帳の外の人物ではない、ということが発覚して一体全体どうしたことかと。
一○六号室を狙う方々の背景が少しずつ重なってきているように感じられますが、はてさて。

ということで次巻は “キリハ” の回、ということに。いつもさり気無く “孝太郎” への
アプローチを忘れない彼女が一体どんな騒動に巻き込まれるのか、これ以上好感度を
上げてどうするんだ、という疑念を解決するであろう第6巻の刊行を楽しみにしておきます。


楽しみ、といいますか公式サイトにてアニメ化支援のWeb拍手みたいなものを実施している
ようですので、よろしければ協力してみるのも一興ではないかと。ウチもしてきました。

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/6joma/webclap/form.php


では、120 円切手も買ってきたことですしプロモーションMOVIEの全プレ、応募してきます。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ミスマルカ興国物語(7)』

常に大風呂敷を広げ続ける 林トモアキ 先生が挑む 『ミスマルカ興国物語』 も7巻目。
“マヒロ” たちの物語も佳境を迎えてついに第一部完、と銘打つまでになりました。
(イラスト:ともぞ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200907000516


・・・まぁ、何と言いますか 「色々とやってくれましたなぁ(w」 という一言に尽きます。


『お・り・が・み』 から読んでいる身としては “預言者” さまのあのしおらしい言動
のほうが気味悪い感じでしたが、本領発揮となった段ではまさに神威、というか暴力的な
までの力をいつも通り行使して、とどこか安心している自分が居ました。

“ランデルディー” が今回とてもカッコイイ立ち位置で、惚れ惚れするくらいでした。
教会を救ったくだりもそうですが、何よりも勇者同士で争いあう何ともやるせない場面での
本心の吐露。あれはなかなか印象深いものがありました。

印象深い、と言えばラストのアレですが・・・・「風」ってそういう人たちだったんですね、と
今更ながらに再認識させられました。流石にそこまでの背景は予想していませんでした。
情が移ると曇って見えるものなんですね。


ここから第二部はシリアスな雰囲気を脱してまたいつも通りに話が進むようですが、どう
なっていくのか掴みきれないのが読了しての感想です。とは言え、気になるのは確かです
ので引き続き刊行を楽しみにしておきたい、というのも正直な感想です。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『モンスター・コレクション 烙印ゼミナール(2)』

  著: 大井雄紀
  原案: 安田均
  イラスト: 7010

以上敬称略、でお届けする 「六門世界」 より遥か後世、「六芒世界」 を舞台とする
新学園ファンタジー、その第2巻が刊行されております。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200911000044


今巻は “パッフェル” の過去に繋がる 「幽霊船」 を巡ってパーティを二つに分けつつ
話が進行していきます。このへんはTRPGらしい展開と言えるでしょう。その間に “ルファ”
が “アッシュ” に対してやきもきするあたりのくだりがステキです。

“ライル” が自分の信念に従って行動してしまうところは流れの中で一つのポイントになる
かと思います。間違っているとも言えませんし、かと言って正しいとも言及できませんし。
とても自然な描写の中に奥深いところを感じてしまうのは気のせいでしょうか。

純朴そうに見えて豪気ある “アッシュ” が仲間として “パッフェル” を手助けした結果
として導き出されたラストの一幕。予想だにしていなかったのでその先が気になりすぎです。
ということで 大井 先生、なるべく早く続刊の刊行を、よろしくお願い致します。(^^;

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『文芸部発マイソロジー』シリーズ

積ん読崩しも少しずつではありますが進めているんですよ? ということで 「一迅社文庫」
より刊行している 早矢塚かつや 先生の本作。シリーズ完結後、暫くしてからの読了です。
(絵 : きくらげ 先生)

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804075
http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804105
http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804136


・・・「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌!」 は流石に驚きました、自分としても。(w
ひとことで言うと 「スーパーロボット大戦を世界の神々でやってみました」 的なコンセプトが
思い浮かぶワケですが。クトゥルフ神話が若干多めに扱われているかな、って程度で。

神話、という意味の 「mythology(ミソロジィ)」 を敢えて 「マイソロジー」 と読ませた
早矢塚 先生の思惑を、シリーズを読了して感じることができた気がします。神話世界が創造
できる、という理由付けもよく出来ていると思いましたし、話もだいぶ広がったと思います。

その点を強く感じたのは “こより” の存在が大きかったかも知れません。“寛二” を巡って
“伊緒” たちと恋の勝負に挑む様子などは見ていて微笑ましいものがありました。そういった
掛け合いの部分も含めて楽しませてもらった作品でもありました。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『神なる姫のイノセンス』

『明日の君と逢うために』『eden*』 などの作品でシナリオを担当されている 鏡遊 先生が
「MF文庫J」 よりライトノベルを発表された、ということで読ませて頂いております。
(イラスト:鶴崎貴大 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=25242


シナリオライターとしての経験が下地となっているからかも知れませんが、学園ラブコメもの
として読みやすい物語に仕上がっている印象は受けました。突拍子も無い背景や設定を
上手く料理してきたなぁ、というかそんな感じで。

「ヒメ神」 としての “かなみ” が “祐貴” に落とされる過程を追っていくとキャラ重視で
話が進んでいる感覚が浮き彫りになるので、そういった点では 「MF文庫J」 という
レーベルで出されたのも合点がいく話だったように思います。

続刊を出すかどうかは売れ行き次第、ということになるのでしょうけれども、「ヒメ神」自体の
謎ももちろんですが “貴理” の思惑も全然明かされていないのでそのへんを明らかにして
頂くためにも刊行してもらえたら、と「MF文庫J」編集部に対して願う次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年06月06日

『獣になれ!』

最初にデモムービを観たのは横浜「とら」のエロゲコーナーだったと記憶しています。
「何でココから 福山芳樹 さんの歌声が!?」 と思わず耳を疑ったのも覚えています。(w
で、シングル出てないかな〜、と思っていたら発売されていたので購入してきました。

福山恭子 さんの熱い詩に 福山芳樹 さんの熱い歌声、そこに FUKUYAMA BAND の
アレンジが相乗して、聴いていくうちにみなぎるエネルギーを貰ったような気がします。
c/w の 「December」 が対照的にゆったりしているのでテンションの高低さが激しいです。

個人的には歌を聴きながらコーラスパートを口ずさむのが好きというか楽しいというか、
あまりに嬉しすぎて最初、感極まって涙出てきましたからね。自分でも訳分かりませんが。
ということで久々に 福山芳樹 さんの歌声を堪能させてもらいました。とても良かったです。

posted by 秋野ソラ at 21:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2010年06月05日

『剣の女王と烙印の仔(5)』

担当編集の交代を迎えて気持ちを新たにする制作チーム 「コケッコ団」 が送り出す
『剣の女王と烙印の仔』 の第5巻。もちろん物語を綴るのは 杉井光 先生、世界観を
描き出すのは 夕仁 先生です。

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=25261


「万に一つ」「一縷の望み」 ── そんな奇跡を何度も何度も手繰り寄せ、ありふれた
結末を否定し続けて望むべき未来を繋ぎとめる瞬間の描写に思わず心躍らされました。

例えて言うなら 「スパロボ」 で命中率の低い敵の攻撃を避け続けて生き残る結果を
気が滅入るほどにソフトリセットし続けて実現するとか、能力値からして明らかに回避
できない敵の攻撃を6ゾロを出して避けるとか、そんな感じで。(ぇ

“クリス” と “ミネルヴァ” の繋がりに物悲しさが漂い始め、「刻印」にますます
振り回されていく中で世の情勢も騒乱に溢れてきて、と続きが気になる要素が満載です。
第6巻の刊行を、気が早いですけれども今や遅しと待ちわびておく次第であります。

posted by 秋野ソラ at 09:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル