東京こうていわ、ということで 「月刊コンプエース」 にて 綾見ちは 先生ならびに
云熊まく 先生によるコミック化が決定した 竹井10日 先生、要河オルカ 先生が綴る
帝国的学園ラブコメ、その第5巻が刊行されております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200909000029 】
“西園寺愛梨珠” に東京皇帝の座を奪われておきながら、“一斗” とキャッキャ
ウフフな展開を満喫する “恋歌” たち、とりわけ “ゆかり子” が急接近な流れが
たまりません。繰り返しを使って魅せてくるあたりも 竹井 先生らしくてステキです。
口絵にもあるとおり場の状況に流され続ける “一斗” が “愛梨珠” にも好かれて
しまってからがまた大変。彼女の本質が明るみになるにつれて文章が徐々に殺伐として
きますけど、そんな彼女の性格設定にもちゃんとウラがあったことに感心させられました。
「あとがき」 で 竹井 先生が触れているように今巻もラストで目まぐるしく話が動いて
おります。今度はそんな引きかよ! と“来珠” の悲痛な叫びの先にあるものが何なのか
気になって仕方が無い今日この頃です。
2010年05月08日
『ぼくこい』
『ナナヲチートイツ』 の 森橋ビンゴ 先生が 「角川スニーカー文庫」 から新作を
出される、ということでフライング・ゲット気味に入手して読ませてもらってます。
(イラスト:Ixy 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201003000028 】
・・・何だろう、ここまで 「現実は甘くない」 的なお話を 「スニーカー文庫」 で
出してもOKなんだ、と感じたのが率直なところです。また、選り好みするだろうな
という印象も。・・・結果的にプラスとなった要素が限りなく少ないですから。
でも、“吉川” 少年が
どんなに辛い目に遭ったって、
絶対報われないと分かっていたって、
やはりそれでも恋は、するべきなんじゃないだろうか。
と 「楽園」 に居ながらにしてそう思えるように意識改革が成されたのは今回の
「彼女作れ!」 騒動があってこそですし。それ故の今回の結末、として私的には
アリだなぁ、と思いました。もちろん、意見が分かれるのは重々承知しています。
ヌルい学園恋愛モノにお腹いっぱいな方へのお口直しとして推奨してみます。
出される、ということでフライング・ゲット気味に入手して読ませてもらってます。
(イラスト:Ixy 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201003000028 】
・・・何だろう、ここまで 「現実は甘くない」 的なお話を 「スニーカー文庫」 で
出してもOKなんだ、と感じたのが率直なところです。また、選り好みするだろうな
という印象も。・・・結果的にプラスとなった要素が限りなく少ないですから。
でも、“吉川” 少年が
どんなに辛い目に遭ったって、
絶対報われないと分かっていたって、
やはりそれでも恋は、するべきなんじゃないだろうか。
と 「楽園」 に居ながらにしてそう思えるように意識改革が成されたのは今回の
「彼女作れ!」 騒動があってこそですし。それ故の今回の結末、として私的には
アリだなぁ、と思いました。もちろん、意見が分かれるのは重々承知しています。
ヌルい学園恋愛モノにお腹いっぱいな方へのお口直しとして推奨してみます。
『神剣アオイ(2) 幼なじみと黒猫メイド』
『鉄球姫エミリー』 シリーズの 八薙玉造 先生が綴る「神剣」と「賓」を巡る現代伝奇。
前巻の闘いから生き残った “アオイ” の立ち居振る舞いが気になる第2巻の登場です。
(イラスト/植田亮 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_aoi/#b02 】
「どうして、わたしが『賓』を止めるの?」
と “アオイ” が困惑しながら答えるのもムリは無い、というか “幸人” があまりにも
彼女のことを、「神剣」 という存在そのものをないがしろにした言動の数々にちょっと
共感できなかった感じです。・・・彼はその報いをラストでしっかり喰らってますけど。
逆に言うと、“アオイ” がああなった理由付けとしては納得がいくところはあったので
そのへんはちゃんとシミュレーション出来ているんだなぁ、という想いが感じられます。
“たばね” が “クロ” に対する気持ちを割り切れていないところも同様に。
今巻で 「賓」 にもいろんなのがいるんだ、という点を示してきましたので “アオイ” に
どう教えていくのか、そもそも分かり合えるのか、がポイントになってきそうです。
ほか気になる要素も含めて次巻以降で確認させていただこうかと思います。
前巻の闘いから生き残った “アオイ” の立ち居振る舞いが気になる第2巻の登場です。
(イラスト/植田亮 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_aoi/#b02 】
「どうして、わたしが『賓』を止めるの?」
と “アオイ” が困惑しながら答えるのもムリは無い、というか “幸人” があまりにも
彼女のことを、「神剣」 という存在そのものをないがしろにした言動の数々にちょっと
共感できなかった感じです。・・・彼はその報いをラストでしっかり喰らってますけど。
逆に言うと、“アオイ” がああなった理由付けとしては納得がいくところはあったので
そのへんはちゃんとシミュレーション出来ているんだなぁ、という想いが感じられます。
“たばね” が “クロ” に対する気持ちを割り切れていないところも同様に。
今巻で 「賓」 にもいろんなのがいるんだ、という点を示してきましたので “アオイ” に
どう教えていくのか、そもそも分かり合えるのか、がポイントになってきそうです。
ほか気になる要素も含めて次巻以降で確認させていただこうかと思います。
『アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル』
監修: 菊池たけし
著: 久保田悠羅、丹藤武敏/F.E.A.R.
イラスト: ヤトアキラ
以上敬称略、ということで 「ゲーマーズフィールド別冊」 に収録された、ちょっと異色な
『アリアンロッド』 リプレイ2本と 「ベネットのうろ覚えエリンディル東方ガイド」 を
載せた一冊となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201001000537 】
まずは1本目、久保田悠羅 先生が執筆&GMを担当する 「ルネス殺人事件」。
プレイヤーは 安達洋介 先生、ツジヤスノリ 先生に 大畑顕 先生を加えて・・・・
ということで “ベネット” が登場する外伝モノとなっております。
劇中劇で “ベネット” が “ベネット” として認められていないところとか、バトルで自爆する
あたりはいかにも彼女らしくて微笑ましいのですが、ここはやはり 安達洋介 先生のご慧眼
に注目、というべきでしょう。序盤であそこまで見破られるとは。恐るべし、です。(^^ヾ
次に2本目、丹藤武敏 先生がマスタリングする「アリアンロッド剣豪伝」。アリアンロッド
なのに剣豪モノ、という異色中の異色作です。プレイヤーは 稲葉義明 先生、大畑顕 先生、
鈴吹太郎 先生、田中信二 先生が務めます。
秘剣 「闇月無明剣」 のタネであるとかなかなか考えられているなぁ、という感じですが
“ザンマ” のキャラが立ちすぎていてそちらもまた面白い。何だかんだ言っても剣豪モノ
っぽく仕上がっていて楽しませてもらいました。
「アリアンロッド・リプレイ」 シリーズもこの作品を含めて8種類に及ぶという人気ぶり
に読み手としてもことさら嬉しく思うところです。今月には 『〜レジェンド』、来月には
『〜デスマーチ』 の刊行が予定されているということで引き続き楽しみで仕方がありません。
著: 久保田悠羅、丹藤武敏/F.E.A.R.
イラスト: ヤトアキラ
以上敬称略、ということで 「ゲーマーズフィールド別冊」 に収録された、ちょっと異色な
『アリアンロッド』 リプレイ2本と 「ベネットのうろ覚えエリンディル東方ガイド」 を
載せた一冊となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201001000537 】
まずは1本目、久保田悠羅 先生が執筆&GMを担当する 「ルネス殺人事件」。
プレイヤーは 安達洋介 先生、ツジヤスノリ 先生に 大畑顕 先生を加えて・・・・
ということで “ベネット” が登場する外伝モノとなっております。
劇中劇で “ベネット” が “ベネット” として認められていないところとか、バトルで自爆する
あたりはいかにも彼女らしくて微笑ましいのですが、ここはやはり 安達洋介 先生のご慧眼
に注目、というべきでしょう。序盤であそこまで見破られるとは。恐るべし、です。(^^ヾ
次に2本目、丹藤武敏 先生がマスタリングする「アリアンロッド剣豪伝」。アリアンロッド
なのに剣豪モノ、という異色中の異色作です。プレイヤーは 稲葉義明 先生、大畑顕 先生、
鈴吹太郎 先生、田中信二 先生が務めます。
秘剣 「闇月無明剣」 のタネであるとかなかなか考えられているなぁ、という感じですが
“ザンマ” のキャラが立ちすぎていてそちらもまた面白い。何だかんだ言っても剣豪モノ
っぽく仕上がっていて楽しませてもらいました。
「アリアンロッド・リプレイ」 シリーズもこの作品を含めて8種類に及ぶという人気ぶり
に読み手としてもことさら嬉しく思うところです。今月には 『〜レジェンド』、来月には
『〜デスマーチ』 の刊行が予定されているということで引き続き楽しみで仕方がありません。
『ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語(3)』
監修: 北沢慶
著: 諸星崇/グループSNE
イラスト: 森沢晴行
以上敬称略、でお送りしてきた試験的な試みのパーティによるキャンペーンもいよいよ
佳境へ、そして終幕を迎える展開となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200912000662 】
“アン” の秘密がいよいよパーティーのメンバーにも知れることとなり、結果として
PvP のイベントが発生したり、最終巻だというのにメンバー入れ替えが発生する
事態が起きたりとなかなか忙しない流れでありました。
“レイノルズ” の狂信的な想いに端を発した一連の騒動も、の対象となる人物からの
予想だにしなかった、心憎い諌めによってようやく収束することが出来たようです。
“エイベル” も難しい境遇に置かれての機微の動きを魅せてくれたように思います。
何はともあれ、変則的な編成によるパーティーのドラマチックな物語を堪能させて
もらいました。諸星崇 先生ならびにプレイヤー諸氏の皆様、お疲れ様でした。
・・・それにしても、ドラゴンブック創刊25周年記念の「ドラゴン帝国キャンペーン」が
えらいポイント必要なものとかあるんですけど・・・・1年間に刊行される新刊だけじゃ
多分足りないですよねぇ、70 ポイントとか。こりゃ大変だ。(^^;
著: 諸星崇/グループSNE
イラスト: 森沢晴行
以上敬称略、でお送りしてきた試験的な試みのパーティによるキャンペーンもいよいよ
佳境へ、そして終幕を迎える展開となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200912000662 】
“アン” の秘密がいよいよパーティーのメンバーにも知れることとなり、結果として
PvP のイベントが発生したり、最終巻だというのにメンバー入れ替えが発生する
事態が起きたりとなかなか忙しない流れでありました。
“レイノルズ” の狂信的な想いに端を発した一連の騒動も、の対象となる人物からの
予想だにしなかった、心憎い諌めによってようやく収束することが出来たようです。
“エイベル” も難しい境遇に置かれての機微の動きを魅せてくれたように思います。
何はともあれ、変則的な編成によるパーティーのドラマチックな物語を堪能させて
もらいました。諸星崇 先生ならびにプレイヤー諸氏の皆様、お疲れ様でした。
・・・それにしても、ドラゴンブック創刊25周年記念の「ドラゴン帝国キャンペーン」が
えらいポイント必要なものとかあるんですけど・・・・1年間に刊行される新刊だけじゃ
多分足りないですよねぇ、70 ポイントとか。こりゃ大変だ。(^^;