2010年05月15日

『迷い猫オーバーラン!(1)』

  原作: 松智洋
  キャラクターデザイン: ぺこ
  著者: 矢吹健太朗

以上敬称略、ということで 『To LOVEる』 の 矢吹健太朗 先生がコミカライズする
現在、TVアニメも放映中の 『迷い猫オーバーラン!』 が第1巻刊行を迎えております。

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-870042-7&mode=1
http://jumpsq.shueisha.co.jp/contents/mayoineko_overrun/index.html
http://www.patisserie-straycats.com/


まず、原作を読ませていただいている立場から言わせてもらうと 「すげぇ読みやすい」。
この一言に尽きます。ぺこ 先生のデザインをかなり踏襲しているだけでなく話の進め方
なんかもだいぶ原作の雰囲気を大切にしながら展開しているので違和感が全然ないです。

その上で 矢吹健太朗 先生らしい描写もあってなかなか眼福なあたりも見逃せません。
“希” のはいてないシーンであるとか、雨にぬれて帰ってくる場面であるとか、まさに
「ジャンプスクエア編集部、いい仕事してますねぇ〜」 と言っても良いでしょう。

ウチ、本読むんは苦手ちょう苦手なんよ・・・・と思いながらもどんな話か気になる方には
間違いなくオススメできるコミカライズ作品ではないかと思います。真面目な話。
まぁ、アニメでご確認いただくのも一興ではありますけれども。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『そだてて! まりあ!』

わかつきひかる 先生がライトノベル作家としての活動枠を「スーパーダッシュ文庫」
に広げ、新感覚成長型恋愛小説を打ち出したということで拝読しております。
(イラスト/黒田bb 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_maria/


先生ご自身も 「あとがき」 で触れておられますが、かなり 「ライトノベル」 を
意識したラブコメ作品になっていると感じました。「HJ文庫」 のタイトルにある
ようなジュブナイルポルノっぽい要素が全然無いのが新鮮に映る一作かと思います。

・・・というか、これでもか! というくらいキャラが健全にイチャイチャしているので
ラヴい要素が強い作品を読みたい方にはオススメなのかな、と思ったりした次第です。
次巻以降の構想もあるそうなので是非売れて続刊が出てくれたら、と願っています。

それにしても “まりあ” は若き学生であるにも関わらず何ともけしからん胸ですな。
これは 黒田bb 先生、ぐっじょぶ! と言わねばなりますまい。(w

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ふぁみまっ!』

表紙の装丁に使われている紙が既存のGA文庫タイトルと異なるのも密かに話題となった
九辺ケンジ 先生の「第2回GA文庫大賞 奨励賞」受賞作を読ませて頂いております。
(イラスト:鶴崎貴大 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/famima/


鶴崎貴大 先生のイラストも相まってキャラクターのイメージはだいぶ掴みやすいです。
・・・というか挿絵指定がえちぃのばっかりなんですが。「GA文庫」の中でもかなり果敢な
攻めっぷりだと思います。・・・とりあえず口絵からしてヤバい。(w

ストーリーも・・・まぁ、設定は奇をてらっていますけれど・・・テンポ良く進んでいくので
だいぶ読みやすい仕上がりになっていると思います。とりあえず一般常識に疎い妹から
お兄ちゃん、と呼ばれるのを見て身悶えすればイイじゃない! という感じで一つ。

次巻以降、どういった方向に進めていくのかが気になるところですが 「マフィアの隠し子」
そして 「殺し屋の卵」 という要素は活かして進めていくみたいですので、あとはラブな
要素をどうするか、といったところでしょうか。刊行を注視しておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『H+P(6) ─ひめぱら─』

どうやらコミック化が決定したらしい 風見周 先生、ひなた睦月 先生のハーレムライフ
ストーリーも急展開を迎えての第6巻刊行となります。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200912000652


  “「ロリコン」 と 「幼女萌え」 は違います!”

と力強く語る 平坂読 先生の言葉が蘇ってくるかのようですが、「トレクワーズ王国」
から 「カタルギア帝国」 へと場所を移してなお “恭太郎” が迫られるのは幼女帝
“カリギュラ”。更にはトレクワーズの五美姫も幼女化して手も足も出ないという始末。

・・・自己紹介文で しう 先生が2回言われてしまうのも致し方ないというか何と言うか。(w
迫られるのは幼女帝のみならず四将軍も含まれていて、しかも挿絵指定つきというサービス
精神に溢れた姿勢には頭が下がりますがレーベルとしてどうなのかとも思う次第で。(^^ヾ

各ヒロイン級のキャラに焦点を当てて進めてきた話も、今巻のラストを見るにいよいよ
伝説の魔法使い “ガイルーン” の不可解な行動の謎に触れてくれそうです。
どんな感じに魅せてくれるのか、期待しておくことに致します。


#仮にアニメ化しても深夜枠でも耐えられる内容なのかどうか・・・。(w

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『妖異暗躍譚(1) 白梅の鮮華 Replay:天下繚乱RPG』

  原作: 小太刀右京
  著: 三輪清宗
  ビジュアライズ: すがのたすく

以上敬称略、でお届けする 3/13 に登場した 小太刀右京 先生デザインの時代劇TRPG
「天下繚乱RPG」 のリプレイシリーズが満を持してのお披露目と相成りました。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861767647.html
http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861767593.html


  「おかしい、俺だけ時代劇してない」

と強調する 鋼屋ジン 先生の他に すがのたすく 先生、小太刀右京 先生、井上純弌 先生
をプレイヤーに迎えてのセッションということで楽しく読ませて頂きました。思わず焦ったり
キュンキュンしたりする すがの 先生のロールプレイが特に面白かったです。

「天下繚乱RPG」がSRS(スタンダードRPGシステム)をベースにしている、ということから
これはあの技能と一緒だな、とか置換しながら読めるのでルール的に困惑するようなことは
あまりなかったと思います。・・・もちろん、左横の説明文ありきの話ですが。

“茜” に降りかかる数奇な運命と 「永劫攘夷」 というキーワードがどう絡んでくるのか。
その答えは連続刊行となる 『〜紅梅の残月』 にて明らかになるものと期待しながら発売を
お待ち申し上げる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル