「一迅社文庫」 メディアミックス企画の主軸として白羽の矢が立った 杉井光 先生の
最新作がハーレム伝奇アクションと銘打って、満を持しての登場です。
(絵 : きみしま青 先生)
【 http://www.ichijinsha.co.jp/novel/special/shion/ 】
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804125 】
「毎章やらしいことをするのでなるべく全部イラストにしてほしい!」 という願いを
叶えた きみしま 先生が描くえちぃ挿絵の数々。十二分に堪能させて頂きました。
読了後の感想として思ったのは 『さくらファミリア!』 の雰囲気を継承した描写が
多いというところでしょうか。各種設定しかり、ト書きしかり、キャラの言動しかり。
何と言うか、「一迅社文庫」 での 杉井 先生らしい作品、という雰囲気に溢れています。
“ミコト” がどれだけの女性を歯牙にかけ、“有葉” がどれほどヤキモキするか。
それを 杉井 先生独特の文体と きみしま青 先生のイラストでどう描いていくのか。
紫苑寺家の存亡に関わる話と同じくらい気になる点かと。次巻以降の刊行が楽しみです。
2010年04月03日
『ソード・ワールド2.0 剣をつぐもの(4)』
北沢慶 先生、bob 先生でお送りしてきた「ソード・ワールド2.0」初の小説作品も
4巻目にしてその幕を下ろすときが来てしまいました。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000080 】
冒頭にある “アレク” と “リリアンナ” の微笑ましい光景とは対照的に巻き込まれた
運命には痛ましいほどの告悔が、争いが、そしてゆるぎない決意がありました。
ファンタジー、それも「ソード・ワールド2.0」をベースとした物語だからこその世界観と
人物像の厚みを存分に楽しませて頂いた、というのが正直に感じる読了感です。
巻末のキャラクターデータや 「あとがき」 にある魔剣の解説を踏まえて振り返ってみると
その思いもまたひとしお、と言えるところではないかと。何はともあれ 北沢 先生には
お疲れさまでございました、と申し上げると共に次回作への期待感を表明しておく次第です。
4巻目にしてその幕を下ろすときが来てしまいました。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000080 】
冒頭にある “アレク” と “リリアンナ” の微笑ましい光景とは対照的に巻き込まれた
運命には痛ましいほどの告悔が、争いが、そしてゆるぎない決意がありました。
ファンタジー、それも「ソード・ワールド2.0」をベースとした物語だからこその世界観と
人物像の厚みを存分に楽しませて頂いた、というのが正直に感じる読了感です。
巻末のキャラクターデータや 「あとがき」 にある魔剣の解説を踏まえて振り返ってみると
その思いもまたひとしお、と言えるところではないかと。何はともあれ 北沢 先生には
お疲れさまでございました、と申し上げると共に次回作への期待感を表明しておく次第です。
『GJ部』
『明るい家族砲計画っ!』 の 新木伸 先生が 「ガガガ文庫」 からお届けするのは
4コマ小説、と謳い文句をつけたライトノベルの進化系とも言える作品です。
(イラスト/あるや 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#06 】
4ページで1つの短編を形成すること全36話。これは確かに読みやすい。ちょっとした
間に読むのにも適しているでしょうし、一気に読むのにもさほど時間は掛かりませんし。
その分、毎回 「起承転結」 に気を配らなくてはいけない 新木 先生の苦労と40点以上
ものイラストを描き起こした あるや 先生の労力は計り知れないものがあると思いますが。
他レーベルでも日常系と位置づけられたタイトルはあるかと思いますが、それを違った
アプローチで提示してきたところは評価に値するのではないか、という気がします。
クライマックスは無いかも知れません。でも魅力あるキャラクターの日常描写には相当の
思い入れがある 新木 先生が紡ぎだす 「ゆるふわ」 な時間に付き合っていくのも悪くない
と思っています。次巻ではどのような内容を魅せてくれるのか、期待させていただきます。
4コマ小説、と謳い文句をつけたライトノベルの進化系とも言える作品です。
(イラスト/あるや 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#06 】
4ページで1つの短編を形成すること全36話。これは確かに読みやすい。ちょっとした
間に読むのにも適しているでしょうし、一気に読むのにもさほど時間は掛かりませんし。
その分、毎回 「起承転結」 に気を配らなくてはいけない 新木 先生の苦労と40点以上
ものイラストを描き起こした あるや 先生の労力は計り知れないものがあると思いますが。
他レーベルでも日常系と位置づけられたタイトルはあるかと思いますが、それを違った
アプローチで提示してきたところは評価に値するのではないか、という気がします。
クライマックスは無いかも知れません。でも魅力あるキャラクターの日常描写には相当の
思い入れがある 新木 先生が紡ぎだす 「ゆるふわ」 な時間に付き合っていくのも悪くない
と思っています。次巻ではどのような内容を魅せてくれるのか、期待させていただきます。
『アリアンロッド・サガ・リプレイ(4) 裏切りのマリオネット』
「F.E.A.R.」代表取締役社長、専務取締役副社長が「無印」リプレイの筆を取る!
ということで 鈴吹太郎 先生、 菊池たけし 先生共著による最新第4巻の登場です。
(イラスト:佐々木あかね 先生、四季童子 先生ほか)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000082 】
アル : なんてことだ・・・・・・。
アンソン : ?
アル : 社長と副社長が・・・・・・。
GM : ?
アル : 子供のけんかをしている・・・・・・(一同爆笑)。
ということで最強のGMタッグとなる本作を電車の中で読ませて頂いたのですが、もう
何度笑い声を堪えるのに必至になったことか(笑)。水戸に向かう比較的ガラガラの
グリーン車の中でしたからよかったものの、通勤電車の中だったら危うい所でした。(^^ヾ
鈴吹 先生が持ち込んだお菓子、“ベネット” のトラウマ、何でも知ってる酒場のマスター、
事前アンケートの結果、投げやりなハンドアウト、テロリストよりも信用が無い “ピアニィ”
等々、思い起こせば今でも口元に笑みが浮かびそうです。ホントに。
もちろん面白い話だけではありません。“カテナ” と “エルザ” の邂逅、“ステラ” と
“ナヴァール” の約束、“ピアニィ” と “ナーシア” の親交、“アンソン” の “ナーシア” に
対する想い、“ゴーダ伯” との舌戦、“ベイオネット” との激戦等々、見せ場も満載でした。
今巻の引き具合も続きが十分に気になる雰囲気でますます楽しみ、と言うしかないでしょう。
ということで 鈴吹太郎 先生、 菊池たけし 先生共著による最新第4巻の登場です。
(イラスト:佐々木あかね 先生、四季童子 先生ほか)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000082 】
アル : なんてことだ・・・・・・。
アンソン : ?
アル : 社長と副社長が・・・・・・。
GM : ?
アル : 子供のけんかをしている・・・・・・(一同爆笑)。
ということで最強のGMタッグとなる本作を電車の中で読ませて頂いたのですが、もう
何度笑い声を堪えるのに必至になったことか(笑)。水戸に向かう比較的ガラガラの
グリーン車の中でしたからよかったものの、通勤電車の中だったら危うい所でした。(^^ヾ
鈴吹 先生が持ち込んだお菓子、“ベネット” のトラウマ、何でも知ってる酒場のマスター、
事前アンケートの結果、投げやりなハンドアウト、テロリストよりも信用が無い “ピアニィ”
等々、思い起こせば今でも口元に笑みが浮かびそうです。ホントに。
もちろん面白い話だけではありません。“カテナ” と “エルザ” の邂逅、“ステラ” と
“ナヴァール” の約束、“ピアニィ” と “ナーシア” の親交、“アンソン” の “ナーシア” に
対する想い、“ゴーダ伯” との舌戦、“ベイオネット” との激戦等々、見せ場も満載でした。
今巻の引き具合も続きが十分に気になる雰囲気でますます楽しみ、と言うしかないでしょう。
『IS <インフィニット・ストラトス>(4)』
5月27日売りの「月刊コミックアライブ」にて 赤星健次 先生によるコミカライズが
決定した 弓弦イズル 先生の『IS』最新巻が苦難の道を乗り越えて上梓されております。
(イラスト:okiura 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=24496 】
本書「あとがき」で触れられていた話について、弓弦 先生の Blog を拝見した限りでの
所見としては心中察するに余りある、というか 「MF文庫J」 編集部の品格を疑うしかない
というか。発表の場、方法を帰るのもやぶさかではないというところに共感を覚えました。
まぁ、それはひとまず置いといて。
前巻で堂々と意味深長な啖呵をきった “千冬” が今頃になって自分でも意味不明な
ほどにその言い訳をしているところがかなりのギャップで。可愛らしいところもあるなぁ、
と感じました。ああいうのには弱いです。(^^ヾ
あと、「猫パジャマ」 もかなりのものが。普段、どこかしら一歩引いた感じで全体を見渡して
いるような立ち位置の “シャルロット” がここぞとばかりにアグレッシブなテンションの高さ
を見せたのも良かった、というか面白かったというか。
“鈴” と “セシリア” の対決は “チェルシー” が横から掻っ攫ったみたいなものですし、
“箒” も今一つ攻めきれず、ということでそちらは次の機会に期待というところでしょうか。
・・・新たに見え隠れする敵勢力の影と共に。
決定した 弓弦イズル 先生の『IS』最新巻が苦難の道を乗り越えて上梓されております。
(イラスト:okiura 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=24496 】
本書「あとがき」で触れられていた話について、弓弦 先生の Blog を拝見した限りでの
所見としては心中察するに余りある、というか 「MF文庫J」 編集部の品格を疑うしかない
というか。発表の場、方法を帰るのもやぶさかではないというところに共感を覚えました。
まぁ、それはひとまず置いといて。
前巻で堂々と意味深長な啖呵をきった “千冬” が今頃になって自分でも意味不明な
ほどにその言い訳をしているところがかなりのギャップで。可愛らしいところもあるなぁ、
と感じました。ああいうのには弱いです。(^^ヾ
あと、「猫パジャマ」 もかなりのものが。普段、どこかしら一歩引いた感じで全体を見渡して
いるような立ち位置の “シャルロット” がここぞとばかりにアグレッシブなテンションの高さ
を見せたのも良かった、というか面白かったというか。
“鈴” と “セシリア” の対決は “チェルシー” が横から掻っ攫ったみたいなものですし、
“箒” も今一つ攻めきれず、ということでそちらは次の機会に期待というところでしょうか。
・・・新たに見え隠れする敵勢力の影と共に。