2010年04月24日

『さくら荘のペットな彼女(2)』

とりあえず自分の周囲では大好評なことを確認済みな 鴨志田一 先生の新シリーズ
『さくら荘のペットな彼女』 第2巻が登場、ということで早速読み倒しました。
(イラスト/溝口ケージ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new6


・・・関西弁が出てきた時点で 植田佳奈 さんの声が脳内再生されました。(ぇ


『さよならピアノソナタ』(杉井光・著) でも薄々思ってはいたのですが、キャラクターの
ボケに対してひたすらツッコミを入れまくるスタンス、というのが自分としてかなり好きな
シチュエーションなんだろうな、という分析を読んでいる最中にしていたり。

そんな感じでこの作品の面白さを自己分析もしましたが、そんなことは抜きにしても
『さくら荘のペットな彼女』 は面白いです。オススメですね。“ましろ” が “ましろ” で
あるが故のアプローチ方法が相変わらずたまりません。溝口 先生のイラストも含めて。(w

“空太” を巡るラブコメぶりもさることながら、“仁” と “美咲” の関係も気になる
ところです。個人的には “空太” の妹である “優子” が 「さくら荘」 いつ乗り込んで
くるのか楽しみで仕方がありません。次巻の刊行を引き続きお待ち申し上げる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『血吸村へようこそ(4)』

阿智太郎 先生、あらきかなお 先生の 『血吸村へようこそ』 第4巻は担当編集者を
呆気にとるほどのお話も盛り込んだ1冊となっております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new11


“直樹” がもし吸血鬼になったら──。今巻はそんなことをおぼろげにイメージしながら
「どんな過程で彼は吸血鬼になるのだろう?」 という展開の仕方を楽しむ感じだったのでは
ないかと思います。

口絵にある あらきかなお 先生のショートコミックを導入とした 「この村の一員として!」
では読み手が “直樹” にツッコミを入れられない、という点をひたすら利用したコメディに
なっておりました。・・・どれだけもどかしい感情を抱かせてもらったかと。(^^;

「直樹と吸血鬼との呪い」 では吸血鬼になることを実際に具現化するアプローチとその弊害
によるスラップスティックな雰囲気が見もの、というところでしょうか。そしてまた吸血鬼に
なる確率を上げてしまう “直樹” の運命や如何に、ということで次巻も楽しみなところです。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『偽りのドラグーン(3)』

三上延 先生と 椎名優 先生とで綴るシリーズ 『偽りのドラグーン』 も3巻目。
それはまさに嵐の予感とも言うべき出来事が満載の展開が待ち受けております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new10


むすっと唇を尖らせている “ティアナ” の挿絵とか可愛らしすぎますね。その上、
竜の姿だとか騎士鎧のような無骨なデザインもしっかり美麗に仕上げてくるあたりが
椎名優 先生の凄いところのような気がします。

今巻はそんな “ティアナ” も含めて 「意外な一面」 が垣間見えるところが注目の
展開であったかと思います。特に女性陣、中でも “マグノリア” の様子が何とも。
“クリス” は恋に夢にと苦悩しつつ、それを吹っ切ってまた一歩成長を遂げています。

「騎士学院」の存亡を賭けた大一番に 「レガリオン軍の前衛」 としてついに表舞台へ
姿を現したあの男。彼が “ティアナ” に話した内容は “ジャン” たちを史上最大の
騒乱へと巻き込むのは必至、ということで続きがまたしても気になるところであります。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『精恋三国志(1)』

奈々愁仁子 先生の 「第16回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉」 受賞作ということで
手にとって読ませていただいております。
(イラスト/甘塩コメコ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new1


先日刊行された 田名部宗司 先生の 『幕末魔法士 −Mage Revolution−』 もそうですが
既知の史実をベースにした物語だと世界観が掴みやすくて話の中に入りやすい、という点
は読み手にとって利点ですね。今回は 「三国志」 というか 「三国志演義」 ですけど。

一度最後まで読み終えた段階でふと表紙を見直してみると 「なるほどね」 という一言が
口をついて出てきました。“優音” というイレギュラーな存在が既存のキャラクターと
どのように絡んでくるのか、ということを如実に表しているかと思います。

1冊としての締めくくりとしては纏まっていたかと感じますが、ここから先に繋げると
するとどこまで史実のネタを使ってくるのか。尺の長さも含めてそこが気になるところ
でもあります。そこは 奈々愁仁子 先生の腕の見せ所、ということにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ソードアート・オンライン(4) フェアリィ・ダンス』

川原礫 先生、abec 先生でお送りする今や 「電撃文庫」 のビッグタイトルの1つ 「SAO」、
「フェアリィ・ダンス」 編の締めくくりとなる第4巻が満を持しての登場となります。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new2


“リーファ” として、そして “直葉” として、仮想現実とリアルとを通じて育んできた
彼女の想い。それが故に何度も揺れ動かされる心の機微が見所の一つではないかと。
abec 先生のイラストがこれまた要所要所でいい顔を押さえてきますし。流石です。

そして 「アインクラッド」 編から続く “アスナ” との繋がりを本当に取り戻すため、
「MMORPG」のキャラクターとして、そして一人の男として立ち向かっていく “キリト” の
言動が格好良くて、切なくて、力強くて、羨ましくて。こちらも見逃せないところでしょう。

ひとまず大団円となった今巻までの流れを 「SAO」 のエピローグとして位置づけている
川原 先生の思惑と共に、次巻以降でどんな暴走、迷走を魅せてくれるのかが楽しみです。
コミカライズもスタートして益々勢いづくシリーズ 「SAO」 に引き続き目が離せません。



#巻末の宣伝にあります 合鴨ひろゆき 先生の 『アクセルワールド』 コミカライズは
#ホントにオススメ。あかりりゅりゅ羽 先生のも一見の価値アリだと思いますヨ。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年04月21日

制作後記 ── 「第9回 ライトノベル・フェスティバル」非公式PV

まずはこちらをご覧下さい。
 
【 http://srnd.skr.jp/pc/

posted by 秋野ソラ at 02:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年04月17日

『笑わない科学者と時詠みの魔法使い』

「第3回ノベルジャパン大賞」奨励賞を受賞された 内堀優一 先生のケミストリカル・
ファンタジー。ちょっと異色な組合せに惹かれて手に取った1冊です。
(イラスト/百円ライター 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1004.php#novel100402
http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/kagamaho/


「無知の知」 という言葉もありますが、分からないことを 「分からない」 ということの
難しさ、というか恥ずかしさというか。そういった感覚を歳を経るごとに実感している
今日この頃、知らないことを知ろうとする “耕介” の姿勢が何とも眩しく映るものです。

そんな彼が、一見普通の少女で、けれどその身に背負う宿命が何とも重い魔法使い “咲耶”
と出会い、どんな関係を築いていくのか。他の登場人物との絡みも含めて興味津々でしたが
話の要素が少しずつ繋がっていく過程は流石、演劇に携わる身であるが故かと感じました。

「魔法」 という不可思議な力に臆することなく、「科学」 をベースとしたありとあらゆる
知識を総動員して立ち向かっていく “耕介” が、頭脳労働者であるにも関わらず格好良く
見えてしまうのは気持ちズルいというか何と言うか。(^^ヾ


読了後の好感触具合をもとに、余力がある方に推挙しておきたい作品かと思います。

posted by 秋野ソラ at 03:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『パーフェクト・ブラッド(9) The Last Chapter』

外伝も含めシリーズ通算10冊目にしてついに最終巻を迎えることとなった 赤井紅介 先生、
椋本夏夜 先生の 『パーフェクト・ブラッド』。物語の最後を見届けてまいりました。

http://dash.shueisha.co.jp/-perfect/#b10


そもそも 「原書(オリジン)」 は何のためにあったのか。滅びかけた世界の片隅で
“裕樹” が辿り着いた真実に思わず心の中で首肯することしきりで。道を過つことが
なければこんなことには、と思うと同時にそれが人間の性か、とも思える描写でした。

更に “エウプロシュネ・ガイア” をこのままにしておく訳にはいかない、とかねてから
胸の内に潜ませていた、秘中の秘とも言える “裕樹” の策が功を奏して世界は再び安寧を
取り戻すことになりますが、それは当事者たちにとって余りにも残酷な結果でもあって。

・・・結果がどうなったのかは、その絶妙なる過程も含めて是非その目でご確認いただければ
と思いますが、ともあれ無事、一つの着地点に辿り着けましたことを 赤井 先生、椋本 先生
ほか関係者の皆様へ心よりお喜び申し上げる次第です。そしてお疲れ様でございました。

posted by 秋野ソラ at 03:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦(2) 天より来たる破滅』

みかきみかこ 先生によって描かれた表紙に登場するキャラクターからしていかにも
大惨事確定であろうと想像するに難くない、菊池たけし 先生/F.E.A.R. による
「空砦」シリーズの第2巻がお目見えしております。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


田中信二 先生が演じる、当初の病弱キャラの面影は何処な “サシャ=アライアス”。
鈴吹太郎 先生が演じる、PCでありながら世界を滅亡寸前に追い込んだ “ファラウス”。
遠藤卓司 先生が演じる、行く先々で数多の女性を手にかけまくっている “ザーフィ”。
田中天 先生が演じる、PCなのに悪逆非道の限りを尽くした “アルゲル=アルガロード”。


ということで大惨事になるであろうメンバーを意図的に集めてセッションしたらホントに
大惨事になってしまったという、分かりやすい事例の一つに挙げられるのではないかと。
・・・だって、本文の半分くらいは横道に逸れてるか全然関係ない話に繋がってますし。(w

まぁ、あまりにネタへ走りすぎているので好みというか、受け取り方に良し悪しが出るかも
知れませんが、これまで F.E.A.R. のリプレイを、それも 「砦」 シリーズを読まれてきた
方なら余すことなく受け止めることができると信じています。(^^ヾ

最後の最後まで阿鼻叫喚、抱腹絶倒の展開。そして次巻に向けて気になる引き具合と
見どころ、読み応えは十分です。前巻同様、「超あとがき座談会」 にも注目ですよ。(

posted by 秋野ソラ at 03:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『カンピオーネ!(6) 神山飛鳳』

丈月城 先生、シコルスキー 先生のコンビで綴る神殺し・・・というか女殺しというか・・・
そんな稀有な存在たる “草薙護堂” たちの物語は巻を重ねて6冊目に達しております。

http://dash.shueisha.co.jp/-campione/#b06


これまでの話の中で “護堂” という少年がどれだけ女性から好かれているか、という点は
述べられてきましたが、実は “エリカ” たちと出会う前からの 「女殺し」 だったことが
今巻の “リリアナ” の調査で明らかになりました。・・・朴念仁も甚だしい。(^^ヾ

その新たな標的として “リリアナ” から目をつけられた、“祐理” の妹 “ひかり” の
登場をきっかけとして巻き起こる、こちらも新たな 「まつろわぬ神」 との激闘。更にその
裏側で更なる思惑が渦巻いて・・・・と二重、三重の仕掛けにボリューム感あふれる展開。

それ故に物語の収束は次巻へと引き継がれることになりますが、引き具合や 「あとがき」 の
物言いからして数々のキャラクターがごったがえす盛り上がりを見せてくれそうです。
湯煙の濃度と共に、落としどころがどうなるのか。次巻の内容を注視したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 03:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ハイスクールD×D(6) 体育館裏のホーリー』

石踏一榮 先生、みやま零 先生の学園ラブコメ・・・・もといエロコメバトルファンタジー
最新第6巻も「萌え」あり、「燃え」ありのアリアリでお送りしております。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200912000631



  「・・・・・・リアス・グレモリーの胸は兵藤一誠の制御スイッチか何かなのか?」


真面目に苦悩する “ヴァ−リ” の一言がとても奥深い、というか色んなものを物語って
くれているというか。まさか 「テレビ収録」 というネタをあんな形で回収してくるとは
思いもよらず。雰囲気の切り返し具合へ頭を慣らすのに少し時間を必要としました。(w

“アーシア” に求婚する “ディオドラ” の真意に触れたとき、それを挫くどころか
粉々に粉砕するまで立ち向かっていく “一誠” のその心意気や良し、ということで
読んでいてスカッとするくらいの熱いバトルでした。他のキャラも見せ場がありましたし。

“リアス” や “朱乃” が “一誠” を巡って子供のような癇癪を起こす中、“子猫” が
ヤキモチを焼いたり “ゼノヴィア” が妙な行動力で迫ってきたりと恋の駆け引きもさらに
熱を帯びてきています。恋にバトルに、と熱い物語の続く先を心待ちにしたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 03:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年04月10日

『みすぷり(2)』

「第1回 メガミノベル大賞」金賞 & 駒都えーじ賞を受賞した SOW 先生の
『みすぷり』 続刊が再び 駒都えーじ 先生のイラストを引っ提げて登場です。

http://hon.gakken.jp/book/1390354400


・・・「ちちくらべ3D」 はこれまた斬新な表現方法。こつえー 先生、流石です。(w


普段の言動すら取り繕うことに長けた “ソアラ” が対抗意識、というか苦手意識というか
そんな感情を露にする “アルティス” の登場に心中掻き乱される様相が今巻のポイント
でしょう。そこから気持ちが空回りして惨事一歩手前まで踏み込むことになりますし。

“アルティス” も単純に当て馬として出てきたワケではなく、その言動、立ち居振る舞い
によって敵味方問わず話を揺り動かしてくれました。一筋縄ではいかないキャラクター
というところを如実に表してくれたと感じます。

何やかやと “元譲” も 「男の娘でもイイ」 と傾き始めているようなフシが見られる
ので何とも危ない、というかその続きが怖いもの見たさに応援したくなるというか。(w
「メガミ文庫」 編集部には是非、SOW 先生に続きを書いて頂くよう祈念する次第です。

posted by 秋野ソラ at 01:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー(3)』

「グループSNE」 のサイトにて外伝のリプレイも紡がれる 『SW2.0』 のシステムデザイナー
田中公侍 先生/グループSNE の 『マージナル・ライダー』 が3巻目に突入しております。
(イラスト:楡 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200912000638
http://www.groupsne.co.jp/user/replay/sw2_0/index.html


  GM : 「やーん。メル久しぶり〜☆ 元気だった?」
  一同 : (一斉に椅子を動かし、GMと距離を取る)
  ラファル : (汚いものを見るように)GMキモいわー。ないわー。


と兎角シーン作りへの努力が報われない 田中 GMですが、プレイヤー諸氏から睨まれる
ことも厭わないサディスティックなマスタリングは変わらず、といったところでしょうか。

#総勢20体の蛮族をダイスで決めるところとか。しかもその出目のバランスがまた。(^^ヾ

“キャンパス” の呪歌による効果など、戦闘における見せ場もありますが、やはり今巻の
注目すべきポイントは “メル” と “ナハト” がそれぞれに抱えた秘密をパーティの面々
に対して打ち明けるところでしょう。・・・“ラファル” もカミングアウトしてますが。(w

“ラファル” と言えば、ついに馬フェチなのにも関わらず騎乗する対象が変わるという
ようやく狙いを定めた 「ライダー」 としての道に一歩足を踏み入れたカタチに。竜騎士
への道のりは幾ばくか、続きが楽しみなキャンペーンです。

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『迷い猫オーバーラン!(8) I'll let you adopt me!』

矢吹健太朗 先生によるコミカライズも好評な中、いよいよTVアニメもスタートする
松智洋 先生、ぺこ 先生の大人気シリーズ 『迷い猫オーバーラン!』。驚異的な執筆
ペースでもって第8巻の刊行を迎えております。

http://dash.shueisha.co.jp/-mayoineko/#b08
http://jumpsq.shueisha.co.jp/contents/mayoineko_overrun/
http://www.patisserie-straycats.com/


「あとがき」 にて 松 先生が 「劇場版」 と例えているように、今巻は “都築乙女” という
一人の女性を軸としたワールドワイドにオールスターと言える共演の数々で、このシリーズを
読み続けてきたファンを魅了してくれております。

いつもと同じように不意に人助けの旅に出かけた “乙女” が、いつもと違いなかなか
「ストレイキャッツ」 に戻ってこないという状況下、「迷い猫同好会」 の面々がとった行動、
それに潜む想いの数々、といったところにぜひ注目してほしいところです。

口絵にもありますとおり、“巧” と女性陣の関係に少々の変化が生まれたのもそうですが
騒動の中にあって何かと気になる言動が目立つ “仁” に新たな展開を予感させるところも
あり、ますます目が離せないタイトルと言っても何ら過言ではないでしょう。

posted by 秋野ソラ at 01:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイジェネシス(3) 断罪のジャスティス』

伊藤和幸 先生/F.E.A.R. が綴る 『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイジェネシス』
第3巻はキャラクターたちの過去が見え隠れする注目のセッションとなっております。
(イラスト:亜沙美 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200909000565


・・・確かに 「ヤギ」 か 「トラ」 かと迷うかも、ですね。最初は意識してなかったのに。(w


今巻は 師走トオル 先生演じる “神月正義” がオーナーシェフ 兼 弁護士、更に支部長と
なってロールプレイもますます絶好調。「Episode05」 のエンディングでは作家としての
本領を如何なく発揮するまとめ具合に、思わず尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。

また、前巻のラストを受けて “あやめ” と “コウ” の脳裏に今までに思い出せなかった
記憶の数々がフラッシュバックするのと時を同じくして発生する事件と新たなる敵、「UGN」
でも 「FH」 でもない第3の立場にある 「オーヴァード」 たちの存在。

相対する中で少しずつ関係が変化していく二人の様子を 藤井忍 先生と 矢野俊策 先生が
丁寧に演じられています。ラストにつぶやいた “コウ” の一言がそれを如実に表していると
思います。次巻でどういった落とし所を用意してくるか。伊藤 先生の手腕に期待します。

posted by 秋野ソラ at 01:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『僕は友達が少ない(3)』

「月刊コミックアライブ」 でのコミカライズが決定した 平坂読 先生の 「はがない」
こと 『僕は友達が少ない』 最新巻は 「隣人部」 の夏の一幕が綴られております。
(イラスト:ブリキ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=24738


フォント弄りによるギミックだけではなく、挿絵による相乗効果も狙ってくるあたりが
平坂 先生と ブリキ 先生のコンビネーションでないとできない、至高の芸当のような
気がしてなりません。というか、単純にギリギリセーフ的な ブリキ 先生の絵がもう。(w

夏休み、という学生ならではの特殊な時の流れにおいても 「隣人部」 の面々は相変わらず
残念ぶりをこれでもか! というほどに面白く見せつけてくれます。そんな中、 “星奈” が
ラブい展開として “夜空” を一歩先んじるような場面も用意されているのが抜かりない所。

そんなラブコメ全開の話に釘を刺すかの如く用意されたラストの引き。それを飾るイラスト。
一体全体どうなるんじゃ!? と続きが気になって仕方が無い仕掛けに 平坂 先生の本気を
見たような感じがします。続刊、期待しております。

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2010年04月03日

『シオンの血族(1) 魔王ミコトと千の花嫁』

「一迅社文庫」 メディアミックス企画の主軸として白羽の矢が立った 杉井光 先生の
最新作がハーレム伝奇アクションと銘打って、満を持しての登場です。
(絵 : きみしま青 先生)

http://www.ichijinsha.co.jp/novel/special/shion/
http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804125


「毎章やらしいことをするのでなるべく全部イラストにしてほしい!」 という願いを
叶えた きみしま 先生が描くえちぃ挿絵の数々。十二分に堪能させて頂きました。

読了後の感想として思ったのは 『さくらファミリア!』 の雰囲気を継承した描写が
多いというところでしょうか。各種設定しかり、ト書きしかり、キャラの言動しかり。
何と言うか、「一迅社文庫」 での 杉井 先生らしい作品、という雰囲気に溢れています。

“ミコト” がどれだけの女性を歯牙にかけ、“有葉” がどれほどヤキモキするか。
それを 杉井 先生独特の文体と きみしま青 先生のイラストでどう描いていくのか。
紫苑寺家の存亡に関わる話と同じくらい気になる点かと。次巻以降の刊行が楽しみです。

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『ソード・ワールド2.0 剣をつぐもの(4)』

北沢慶 先生、bob 先生でお送りしてきた「ソード・ワールド2.0」初の小説作品も
4巻目にしてその幕を下ろすときが来てしまいました。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000080


冒頭にある “アレク” と “リリアンナ” の微笑ましい光景とは対照的に巻き込まれた
運命には痛ましいほどの告悔が、争いが、そしてゆるぎない決意がありました。

ファンタジー、それも「ソード・ワールド2.0」をベースとした物語だからこその世界観と
人物像の厚みを存分に楽しませて頂いた、というのが正直に感じる読了感です。

巻末のキャラクターデータや 「あとがき」 にある魔剣の解説を踏まえて振り返ってみると
その思いもまたひとしお、と言えるところではないかと。何はともあれ 北沢 先生には
お疲れさまでございました、と申し上げると共に次回作への期待感を表明しておく次第です。

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『GJ部』

『明るい家族砲計画っ!』 の 新木伸 先生が 「ガガガ文庫」 からお届けするのは
4コマ小説、と謳い文句をつけたライトノベルの進化系とも言える作品です。
(イラスト/あるや 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#06


4ページで1つの短編を形成すること全36話。これは確かに読みやすい。ちょっとした
間に読むのにも適しているでしょうし、一気に読むのにもさほど時間は掛かりませんし。

その分、毎回 「起承転結」 に気を配らなくてはいけない 新木 先生の苦労と40点以上
ものイラストを描き起こした あるや 先生の労力は計り知れないものがあると思いますが。

他レーベルでも日常系と位置づけられたタイトルはあるかと思いますが、それを違った
アプローチで提示してきたところは評価に値するのではないか、という気がします。


クライマックスは無いかも知れません。でも魅力あるキャラクターの日常描写には相当の
思い入れがある 新木 先生が紡ぎだす 「ゆるふわ」 な時間に付き合っていくのも悪くない
と思っています。次巻ではどのような内容を魅せてくれるのか、期待させていただきます。

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『アリアンロッド・サガ・リプレイ(4) 裏切りのマリオネット』

「F.E.A.R.」代表取締役社長、専務取締役副社長が「無印」リプレイの筆を取る!
ということで 鈴吹太郎 先生、 菊池たけし 先生共著による最新第4巻の登場です。
(イラスト:佐々木あかね 先生、四季童子 先生ほか)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000082


  アル : なんてことだ・・・・・・。
  アンソン : ?
  アル : 社長と副社長が・・・・・・。
  GM : ?
  アル : 子供のけんかをしている・・・・・・(一同爆笑)。


ということで最強のGMタッグとなる本作を電車の中で読ませて頂いたのですが、もう
何度笑い声を堪えるのに必至になったことか(笑)。水戸に向かう比較的ガラガラの
グリーン車の中でしたからよかったものの、通勤電車の中だったら危うい所でした。(^^ヾ

鈴吹 先生が持ち込んだお菓子、“ベネット” のトラウマ、何でも知ってる酒場のマスター、
事前アンケートの結果、投げやりなハンドアウト、テロリストよりも信用が無い “ピアニィ”
等々、思い起こせば今でも口元に笑みが浮かびそうです。ホントに。

もちろん面白い話だけではありません。“カテナ” と “エルザ” の邂逅、“ステラ” と
“ナヴァール” の約束、“ピアニィ” と “ナーシア” の親交、“アンソン” の “ナーシア” に
対する想い、“ゴーダ伯” との舌戦、“ベイオネット” との激戦等々、見せ場も満載でした。


今巻の引き具合も続きが十分に気になる雰囲気でますます楽しみ、と言うしかないでしょう。

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