2010年04月24日

『さくら荘のペットな彼女(2)』

とりあえず自分の周囲では大好評なことを確認済みな 鴨志田一 先生の新シリーズ
『さくら荘のペットな彼女』 第2巻が登場、ということで早速読み倒しました。
(イラスト/溝口ケージ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new6


・・・関西弁が出てきた時点で 植田佳奈 さんの声が脳内再生されました。(ぇ


『さよならピアノソナタ』(杉井光・著) でも薄々思ってはいたのですが、キャラクターの
ボケに対してひたすらツッコミを入れまくるスタンス、というのが自分としてかなり好きな
シチュエーションなんだろうな、という分析を読んでいる最中にしていたり。

そんな感じでこの作品の面白さを自己分析もしましたが、そんなことは抜きにしても
『さくら荘のペットな彼女』 は面白いです。オススメですね。“ましろ” が “ましろ” で
あるが故のアプローチ方法が相変わらずたまりません。溝口 先生のイラストも含めて。(w

“空太” を巡るラブコメぶりもさることながら、“仁” と “美咲” の関係も気になる
ところです。個人的には “空太” の妹である “優子” が 「さくら荘」 いつ乗り込んで
くるのか楽しみで仕方がありません。次巻の刊行を引き続きお待ち申し上げる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『血吸村へようこそ(4)』

阿智太郎 先生、あらきかなお 先生の 『血吸村へようこそ』 第4巻は担当編集者を
呆気にとるほどのお話も盛り込んだ1冊となっております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new11


“直樹” がもし吸血鬼になったら──。今巻はそんなことをおぼろげにイメージしながら
「どんな過程で彼は吸血鬼になるのだろう?」 という展開の仕方を楽しむ感じだったのでは
ないかと思います。

口絵にある あらきかなお 先生のショートコミックを導入とした 「この村の一員として!」
では読み手が “直樹” にツッコミを入れられない、という点をひたすら利用したコメディに
なっておりました。・・・どれだけもどかしい感情を抱かせてもらったかと。(^^;

「直樹と吸血鬼との呪い」 では吸血鬼になることを実際に具現化するアプローチとその弊害
によるスラップスティックな雰囲気が見もの、というところでしょうか。そしてまた吸血鬼に
なる確率を上げてしまう “直樹” の運命や如何に、ということで次巻も楽しみなところです。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『偽りのドラグーン(3)』

三上延 先生と 椎名優 先生とで綴るシリーズ 『偽りのドラグーン』 も3巻目。
それはまさに嵐の予感とも言うべき出来事が満載の展開が待ち受けております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new10


むすっと唇を尖らせている “ティアナ” の挿絵とか可愛らしすぎますね。その上、
竜の姿だとか騎士鎧のような無骨なデザインもしっかり美麗に仕上げてくるあたりが
椎名優 先生の凄いところのような気がします。

今巻はそんな “ティアナ” も含めて 「意外な一面」 が垣間見えるところが注目の
展開であったかと思います。特に女性陣、中でも “マグノリア” の様子が何とも。
“クリス” は恋に夢にと苦悩しつつ、それを吹っ切ってまた一歩成長を遂げています。

「騎士学院」の存亡を賭けた大一番に 「レガリオン軍の前衛」 としてついに表舞台へ
姿を現したあの男。彼が “ティアナ” に話した内容は “ジャン” たちを史上最大の
騒乱へと巻き込むのは必至、ということで続きがまたしても気になるところであります。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『精恋三国志(1)』

奈々愁仁子 先生の 「第16回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉」 受賞作ということで
手にとって読ませていただいております。
(イラスト/甘塩コメコ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new1


先日刊行された 田名部宗司 先生の 『幕末魔法士 −Mage Revolution−』 もそうですが
既知の史実をベースにした物語だと世界観が掴みやすくて話の中に入りやすい、という点
は読み手にとって利点ですね。今回は 「三国志」 というか 「三国志演義」 ですけど。

一度最後まで読み終えた段階でふと表紙を見直してみると 「なるほどね」 という一言が
口をついて出てきました。“優音” というイレギュラーな存在が既存のキャラクターと
どのように絡んでくるのか、ということを如実に表しているかと思います。

1冊としての締めくくりとしては纏まっていたかと感じますが、ここから先に繋げると
するとどこまで史実のネタを使ってくるのか。尺の長さも含めてそこが気になるところ
でもあります。そこは 奈々愁仁子 先生の腕の見せ所、ということにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ソードアート・オンライン(4) フェアリィ・ダンス』

川原礫 先生、abec 先生でお送りする今や 「電撃文庫」 のビッグタイトルの1つ 「SAO」、
「フェアリィ・ダンス」 編の締めくくりとなる第4巻が満を持しての登場となります。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new2


“リーファ” として、そして “直葉” として、仮想現実とリアルとを通じて育んできた
彼女の想い。それが故に何度も揺れ動かされる心の機微が見所の一つではないかと。
abec 先生のイラストがこれまた要所要所でいい顔を押さえてきますし。流石です。

そして 「アインクラッド」 編から続く “アスナ” との繋がりを本当に取り戻すため、
「MMORPG」のキャラクターとして、そして一人の男として立ち向かっていく “キリト” の
言動が格好良くて、切なくて、力強くて、羨ましくて。こちらも見逃せないところでしょう。

ひとまず大団円となった今巻までの流れを 「SAO」 のエピローグとして位置づけている
川原 先生の思惑と共に、次巻以降でどんな暴走、迷走を魅せてくれるのかが楽しみです。
コミカライズもスタートして益々勢いづくシリーズ 「SAO」 に引き続き目が離せません。



#巻末の宣伝にあります 合鴨ひろゆき 先生の 『アクセルワールド』 コミカライズは
#ホントにオススメ。あかりりゅりゅ羽 先生のも一見の価値アリだと思いますヨ。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル