2010年02月06日

『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(7)』

秋田みやび 先生/グループSNE、中島鯛 先生でお送りしているシリーズも第20話へと
セッションが続いて、いよいよ新章に突入。表紙絵から推察される新キャラクターの
登場など、期待と不安が入り乱れる最新刊です。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200908000092


「そんなこと、思っていた日も、ありました」。確かに詠みたくなりますね、一句。
F.E.A.R.社にも引けをとらない殺意の高さを見せているここ最近のグループSNEの
リプレイですが、こちらは更にその上を行く結果となっております。

・・・GMのサディスティックな性格がダイスの目に反映された、と言ってもいいかも。(^^ヾ

“ムーテス” はキャラクターとしても事情が事情なので抜けてしまうのは道理、
なのですけど、“ソラ” は一体全体なにをやってるの(笑)って感じです。
“ジーク” とのフラグは立っているようで実は何も無かった、という点もアレですが。

というかビミョ〜に不穏当な発言もありますが “ルー” を嫁にもらいたい気持ちは
相当マジなんですねぇ、“ジーク” は。“エア” も気苦労が絶えない以前にツッコミ
を入れるのに体力使いまくり、って感じでしたかね、今巻では。

新メンバーのエピソードに絡んで見え隠れする新たな陰謀の影も気になりますし、
今回抜けたメンバーが戻ってきたら大所帯で大変になりそうなところもそう。
新章も楽しめそうな感じで何よりです。次巻の刊行も待ち遠しいところです。


#「写メ」いいなぁ、「写メ」(w。マギテック技能をぜひ伸ばしてもらいたい。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『さくら荘のペットな彼女』

『Kaguya 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 の執筆に区切りをつけた 鴨志田一 先生が、
『いちゃレー』 と言えばこの方、同人サークル 「NtyPe」 の 溝口ケージ 先生を
挿絵担当に迎えてお送りする芸大付属校を舞台とした青春ラブコメディです。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1001.php#new14


周りに「出来る」人が、それもかなり「出来る」人が居た時、自分という存在が
何ともちっぽけなものに、ある種のコンプレックスのようなものを感じることって
ありませんか? 私は何度もそういった立場に遭遇したことがあります。

そういったときにどうするか。ふて腐れる、というのも一つの手ですが、せめて
どこか僅かな要素だけでも一矢報いたい、と思うのが人情ではないでしょうか。

そんな境遇に置かれた “空太” の若さ故の機微を、“ましろ” ほか「さくら荘」 の
住人とのやりとりを経て丁寧に描かれていたのではないかと思います。・・・というか
さりげなくえちぃ要素を盛り込んでくるのは新シリーズでも変わらず、ですか。(w


そのほか、「自分じゃぱんつもはけない」天才少女の “ましろ” が 「さくら荘」 に
移り住んだことでどういったリハビリ効果を生んでいくのか、という点にも注目かと。

激しい展開は確かにありませんが、読了後に自分の学園生活への想いを馳せてみるため、
振り返ってみるために一読してみるのも一興ではないかと提言してみる次第であります。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ 死んで花実が咲くものか!』

  “ か わ い そ う ” と は こ う い う こ と だ !


・・・どこかで聞いたことがあるような、そんなフレーズが似合うとしか言いようのない
“かわたな” こと 田中信二 先生/F.E.A.R. が読者募集企画を救済する形で実現した
このリプレイ。猫猫猫 先生のイラストと共に世に送り出されることと相成りました。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200909000286


  GM : とかくタイトルが『デスマーチ』なもんで、敵は強かったり、
      任務は無茶振りだったりするわけですよ。
  鈴吹 : なぜだ────っ!(笑)
  きくたけ : GMの横暴には徹底的に戦うぞ────っ!(笑)
  GM : フェリタニアをこの状況下に追い込んだのはどなただったか、
      思い出してください!


・・・すみません、これまでの過程も踏まえて色々と面白すぎます、この先生方は(笑)。
本作をより楽しむためには 『アリアンロッド・サガ・リプレイ』 シリーズを一通り、
とりわけ 『アリアンロッド・サガ・リプレイ(3) 殺意のエトワール』 は必読かと。

いろんな意味で張本人と言える 鈴吹太郎 先生、菊池たけし 先生、たのあきら 先生に
加えて、「劇団カムカムミニキーナ」 所属の女性声優、酒井香奈子 さんをプレイヤー
に迎えてスタートしていきます・・・って、また一癖も二癖もあるキャラメイクを。(w

それにしても 酒井 さん演じる “アキナ” がこれまたビックリするほどの好演ぶり。
“アル” の義妹という立場を上手く活かして受けのいいロールプレイを意識されて
いるのが功を奏している感じです。・・・酒井 さんのTRPG経験の有無が気になるところ。


そんなPCたちが繰り広げる “ピアニィ” たち不在の「フェリタニア」を支える物語を
サポートしてくれるのが、くだんの読者投稿NPCということになります。

猫猫猫 先生にビジュアライズされたNPCの数々は作中でご確認頂ければ、と思いますが
やっぱり “ゴノレゴ” はインパクトありすぎですね、反則気味に(w。キャラ的に
好みなのは “ニャール” かなぁ、という感じで。

F.E.A.R.社の黒いドラえもん、こと営業部長でもある たのあきら 先生のアイデアを
富士見書房ドラゴンブック編集部の担当 K4 氏が受容することで実現した「死の進行」。
機会と余力がありましたら、ぜひ2巻、3巻と巻数を進めていかれることを希望します。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『らぶちゅー! ─ボクが女教師!?─』

風見周 先生が電撃文庫に殴りこみ!? イラストの なつめえり 先生と共に「電撃萌王」
にて連載されている、「どう見てもエロコメです。本当に(ry」 な本作がいよいよ文庫本
1冊にまとまりました。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1001.php#new15


・・・先日の 「LNF読書会(交流会)」 でも 『殺×愛 ─きるらぶ─』 の頃の しう 先生は
はどこへいったんだ、という思いに触れておきましたが、それほどにエロコメ作家ぶりを
如何なく発揮されていることが本作を読まれた方にはわかってもらえるものと思います。

まぁ、元々 「電撃萌王」 で 『うえろりっ』 を執筆されている頃から読み続けている
ワケですが、こうして1冊の本にまとまると読み手としても感慨深いものがあります。
「プレーリードッグ」 の名前も応募しましたよ。流石に採用はされませんでしたけど。

ナニゲに本編をフォローする なつめえり 先生のショートコミックが挿し込まれて
いたりとオマケ要素も楽しめる、時に純粋で、時にアブノーマルな恋のレッスンが
引き続き楽しめるよう、期待しておくことに致します。


#「萌王大賞」 受賞作が 『H+P ─ひめぱら─』 に繋がっていたことに驚きです。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル