2010年02月28日

『断裁分離のクライムエッジ(1)』

表紙を見てクるものがあったものの、歳出削減という思惑から伸ばす手を押さえた、
「MFコミックス アライブシリーズ」 より刊行となっている 緋鍵龍彦 先生の本作。
とあるつぶやきに思いを改め、速やかに査収の上、読ませていただきました。

http://www.mediafactory.co.jp/c000051/archives/023/009/23997.html


・・・やっぱり自分の直感って大事にしないとな、と思い知らされた読了感。有り体に
言うならば 「面白い」 の一言。こんなに偏執的で、限りなく変質的なのにも関わらず
随所に在るどこかほのぼのとさせられるような、癒されるような感覚がたまりません。

とりあえず “祝” のいじらしさ、というか可愛らしさがステキすぎてもう。(w
そして “切” とイチャイチャしてるのを見ているとこっちが身悶えしそうで。(^^ヾ
「殺人ゲーム」 というバトルな要素も今後どう絡んでくるのか見ものです。

続刊が出たその時は、今度はちゃんと初版で購入させてもらいます。マジメな話。

posted by 秋野ソラ at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『GAマガジン Vol.3』

年末からの 「積ん読」 を消化しに掛かって少し落ち着いてきた・・・ワケじゃないですが
ようやく触れようと思っていた 『GAマガジン Vol.3』 について述べられそうなので
一筆入れておこうと思います。

http://ga.sbcr.jp/mgabunko/014200/


『這いよれ! ニャル子さん』 がやはり面白い。FLASHアニメ「這いよる!ニャルアニ」
も拝見しましたがこれもまたなかなか。「ギャルゲー」 は思わず笑ってしまいました。

『おと×まほ』 や 『魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』
といったあたりも好ましいところ。それにしても『蒼海ガールズ!』のヘンタイっぷり
には益々磨きが掛かってどうしましょう、って感じですね。もっとやれ、という感じで。

次の機会があれば 『理の守護神さま。』 の短編が登場することを希望しておきます。


付録の 「コーティのヘソ出し抱き枕カバー」 は恐れ多くて開封していないのですが
ひとまず文庫の 「神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる すぺさる」 は読ませてもらいました。
相変わらず “ヤワラベ” 兄妹の言動が面白いです。リプレイ続刊を出してほしい限り。

あと、『ダン・サリエル』 の短編は あざの耕平 先生の地が反映されているのかと
思えるほどのネタで楽しませてもらいました。他の短編もそれぞれ思い入れがあって
甲乙つけがたいところ。まさにスペシャルな書き下ろしの数々です。

・・・そういえばキネティックの最新作、まだ手を付けてなかったな。やらんと。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年02月27日

『ナナヲ・チートイツ』

「LNF読書会(交流会)」で、そして 「このラノ2010」 で、とご紹介されてずっと
気に掛けていた 森橋ビンゴ 先生、しろ 先生の 『ナナヲ・チートイツ』。ようやく
読む機会が設けられたので読み倒しました。

http://www.e-animedia.net/app/index.php?CMD=JMP&ID=mainpool/megamibunko


うおぉ〜〜! “七緒” さんやってくれますなぁ! 和了に使った手も、またその理由も
麻雀漫画っぽくてステキでした。・・・というか “初音” と “中也” の関係は微妙に
青少年へ見せてよいものかと思う所も無きにしも非ずですが。

「麻雀ルール解説」や「中也の麻雀講座」といった、麻雀を知らないという人たちにも
読めるよう工夫がされていますが、たぶん麻雀をやったことがない人には正直、流れが
掴めないと思います。ワリと素人さん置いてけぼりな展開をされていると思いますので。

あと、「七対子」 ばっかりあんなに和了れません。例え愛があったとしても。(w
自分だったら 「対々和」 に逃げちゃいますし、そんな場面に出くわしたら。


まぁ、“七緒” と “中也” も最後は自分たちの道を掴めたようですし、読了後の
感覚として 「何はともあれ読んでおいて良かった」 と思える作品でした。

posted by 秋野ソラ at 01:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『颯爽!デザートナイツ(3) Replay:エムブリオマシンRPG』

  監修 : 秋口ぎぐる
  著 : 清松みゆき/グループSNE
  ビジュアライズ : 小玉有起/設楽清人

以上敬称略、でお送りしてきた 「エムブリオマシンRPG」 リプレイシリーズの最終巻が
JIVE 「INTEGRAL」 レーベルより刊行されております。

http://integral.jive-ltd.co.jp/index.html


まさかの 「ダイダロスアタック」(笑)。超兵器、とこれまで紹介されてきたので本編にある
あの可能性について考えてきませんでしたが、確かにそんな話も無くは無いですよねぇ。
条件付きとは言え「荒神様」再来とか 清松 GMも容赦がありません。(w

第8話の特殊ルールが付与された戦闘がなかなか興味深い、というか面白そうでした。
“オリヴィエ” の支援が吉と出るか凶と出るか。通常行われるプロットの読み比べと
合わせて予想しきれないランダム要素が増して戦戦兢兢というか悲喜交交というか。

激戦の末に残った “オリヴィエ” の扱いを含め、“ミラーナ” たちの身の振り方も
決まってひとまず落ち着くところに落ち着いたかな、という〆で纏まり具合も上々。
キャンペーンも無事終了ということでお疲れさまでございました。


・・・次はあるんですかね?(^^ヾ

posted by 秋野ソラ at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『狼と香辛料(14)』

“ホロ” と “ロレンス” の別離を匂わせるあらすじと展開がどうにも気になる
支倉凍砂 先生と 文倉十 先生の 『狼と香辛料』。最新第14巻が刊行されております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1002.php#new4


・・・いやぁ、読み進めていく中で 『狼と香辛料 狼と金の麦穂』 のイメージが何度も
頭の中にちらついたのですが、最後の最後、土壇場というところで “ロレンス” が
悪足掻いてくれました。素晴らしい切り返し具合でした。

長い旅路の中で培われてきた二人の関係。その気持ちとして、“ホロ” はだいぶ前に
自分の中で昇華できていたようですが、“ロレンス” は未だに曖昧模糊としたまま。
そんな見ていてもどかしい読み手の想いを “エルサ” が代弁してくれています。

作中の “ロレンス” たちのみならず、実際にこちらにも地図が提示されて 「ヨイツ」
という場所の位置関係が掴めてきました。一行が向かうその先に果たして何が見えるのか。
次巻も楽しませていただけるものと期待しております。

posted by 秋野ソラ at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル