2010年01月31日

『魔法少女リリカルなのはViVid(1)』 『魔法戦記リリカルなのはForce(1)』

都築真紀 先生の原作で紡がれてきた 『魔法少女リリカルなのは』 シリーズの第4期。

“ヴィヴィオ” が主役のスポーツ格闘魔法少女マンガ 『〜ViVid』 を 藤真拓哉 先生が、
初の男性主人公 “トーマ” が登場する冒険熱血バトルアクションマンガ 『〜Force』 を
緋賀ゆかり 先生がそれぞれ担当されているコミックスの第1巻となります。

http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200910000064
http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200910000524
http://www.kadokawa.co.jp/event/present.html#nanoha
http://www.nanoha.com/


どちらもメジャー誌での連載を複数抱える漫画家さんですし、連載開始の報せを最初に
聞いた時は 「更に描きますか!」 と畏怖にも似た驚きの感情を覚えたものですが、
こうして1巻分にまとまった内容を読ませて頂いてその面白さにまた驚かされる所で。

両作品の掲載誌が共に「(女性の)胸を見せるくらいならば大丈夫」ということで
「魔法少女」モノを続けていく上である意味、肝となる要素もしっかりカバー可能な
ところも安心して読んでいける部分ではないかと思います。(ぇ

・・・なんかナニゲに “スバル” さん、立場的に大事なトコにいますよね。(w


劇場版の上映も始まって益々活気付く 『魔法少女リリカルなのは』 シリーズの最先端。
言うまでも無く 『〜ViVid』 も 『〜Force』 も共に読んでおいて損ではないタイトルかと
思います。長谷川光司 先生、茶のみ童子 先生の作品以外にも楽しみが増えて何より。

・・・更に言うなれば個人的には “リリィ” をイチオシ、ということで一つ。(w


#さて、「角川なのは祭」 の応募でもしてきますかね。

posted by 秋野ソラ at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2010年01月30日

『オオカミさんとおかしな家の住人たち』

何やかやで通算10冊目となる 沖田雅 先生の 『オオカミさん』 シリーズにまさかの
アニメ化情報。「電撃大王」でのコミカライズも進行中、と俄然勢いづいてきました。
(イラスト/うなじ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1001.php#new4


・・・「電撃文庫」からどんだけアニメ化させるのよ。やりたい放題ですなぁ、AMWは。
まぁ、ともかく嬉しいことには違いないのでここは素直にお喜び申し上げる次第で。
“雪女” さんもちょうどめでたいことですし?(w

それにしても今巻は更に輪を掛けて下ネタが多かったですね。女性読者お構い無しに
ストーリー展開優先で突き進んだ、ある意味男らしい 沖田 先生の生き様のようです。
素直に褒めていいことなのかは個々の判断にゆだねるしかありませんが。(ぇ


とある2人のヒキコモリによって “魔女” さんも化けの皮が剥がされましたし、
とある2人の悪巧みによって “おおかみ” さんも嘘の毛皮が剥がされましたし、
確かにこれで話としてだいぶやりきった感はありますね。

まぁ、そんなこんなで後は好き勝手やっていただくのも一向に構わないのですが
『スピンオフ』 でしでかしてくれたあの話の補完くらいはせめてやっておいてほしい
と思うのはイケナイことでしょうか?(w

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(5)』

兄 “京介” への最後の人生相談と共に異国の地へと旅立った妹 “桐乃”。そして
先輩 “京介” のもとに後輩としての立場で表れた “黒猫”。アンケートはがきで
物語の行く末を決めた 伏見つかさ 先生、かんざきひろ 先生の大人気作、第5巻です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1001.php#new3


今回の教訓は2つ。1つめは 「過度の我慢は禁物」。適度なストレスは時に力へと
繋がりますがそれが行き過ぎれば・・・というのはラストの顛末が示してくれていると
思います。そういう結末に落としましたか、ということで。

2つめは「油断禁物」。世間から兎角冷遇される身の我らとしては常に何かを抑圧
しながら時を過ごしているものですが、いざそのタガが外れる場面に遭遇すると
つい饒舌になって余計なことを口走ってたりしますよね、“瀬菜” みたいに。(w

3つめは「自尊心は程々に」。卑屈になれ、とは言いませんが自分の中で出来ること
と出来ないこと、得手不得手を見極めることが共同作業をより実りあるものにする
ポイントではないかと。時には “黒猫” のように 「誰かに任せてみる」 のも一手です。


“黒猫” の思わせぶりな言動もそうですけど、“沙織” の出番が控えめだった点も
何かありそうで気になるところではあります。次巻はコメディに比重を置いた物語に
なるとのことで引き続き楽しみです。


#ウチも欲しいなぁ〜、デジタル版「直死の魔眼」。(w

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『Baby Princess(3)』

  著: 公野櫻子
  イラスト: みぶなつき
  本文イラスト: 若月さな

以上敬称略で綴る姉3人、妹15人、同級生1人、計19人の美少女と一つ屋根の下で
暮らすことになった “陽太郎” の愛情あふれる家族生活。第3巻は七女 “立夏”
にスポットを当てて物語が進んでいきます。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1001.php#new7


・・・おぉっ! まさか 公野 先生が 「あとがき」 を書かれているとは露知らず。

今回は都合により、とのことですが次巻以降の刊行も楽しみにしていますので。
大丈夫、アスキー・メディアワークスがここまで盛り上げておいて今さら捨てる
ハズもありますまい。何より読者がそんな事態を許すこともないでしょう。

さて、本編はあらすじにもありますとおり “立夏” が “ヒカル” に対して
挑戦状を叩きつけるが如く 「体育祭の女王」 コンテストに挑むワケですが、
その行動に潜む “立夏” の想いや機微をぜひ感じ取ってほしいところですね。

“氷柱” の盗撮犯人探しも含めて展開としてはまだ導入部分といったところで
今巻は小休止となりますが、続きのプロットはすでに 公野 の胸の内にある、との
ことですので梅雨頃までお待ち申し上げることに致しましょう。


#“マリア” に対する伏線的な要素も気になるなぁ〜。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『東京皇帝☆北条恋歌(4)』

数々の新キャラクター登場に対するデザイン起こしに苦心されていると思われる
要河オルカ 先生と、そんなキャラたちを生み出し続ける 竹井10日 先生のコンビで
お送りする学園ラブコメ最新刊は唐突に場所を九州に移してのフェードインです。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200909000028


・・・「何で2回言うのカナ?」 はツッコミの基本ですね。あぁ懐かしい。(^^;


駆け落ち同然で九州に落ち延びた “恋歌” の自責と、代償として得たひと時の幸せ。
“一斗” を奪われて大ショックな “来珠” の悲観と、反動で得た猪突猛進な勢い。

そんな揺れる少女たちの機微を巧妙に描きつつも、馬鹿なことを書かないと本題に
入れない 竹井10日 先生らしさ溢れるテキストで満ち溢れています。・・・ちょっと
昭和の匂いがしないでもないですが、この感覚が楽しめるのならしめたものです。

「g適正」 と “一斗” の関係も少し見えてきて、彼が往く苦難の道のりをわずかに
予想しつつある中で東京を離れた弊害がまさに「何てこったい!」な感じで勃発。
次巻は奪還劇、ということになるのでしょうかねぇ。引き続き期待させて頂きます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル