2009年12月19日

『ソードアート・オンライン(3) フェアリィ・ダンス』

『アクセル〜』 の衝撃的な初動売上げでデビューを飾った 川原礫 先生の登場から早1年。
B・・・もとい abec 先生の魅力的なイラストが花を添える、こちらも人気の高い『SAO』 の
第3巻で本年分の刊行は〆となります。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0912.php#new2


新しいVRMMO ≪アルヴヘイム・オンライン(ALO)≫ へ突入するにあたって “キリト” が
また1からレベル上げをする過程を描写する、というのは本筋にも外れるし話も進まないし
ということでそれを回避する理由付けも納得のいく感じだったのがまず良かったと思う点。

そして、やはりアクションシーンは読んでいて 「熱い!」 と感じられるのが尚良し。
“ユージーン” との一戦なんかは特に、一緒に気持ちが高ぶるのを感じながら読ませて
いただきました。abec 先生のイラストがまた効果的に入ってきていましたし。

『アクセル〜』 みたいな身に堪える引き具合ではないので、次巻に続くとしても今巻は
読んでおいて特に支障は出ないと思います。安心して途中まで突き進んでもらえれば、と。
・・・それにしても “キリト” はどこでもフラグ立てまくりですなぁ、羨ましいほどに。(w

posted by 秋野ソラ at 01:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ラッキーチャンス!(6)』

前巻のラストで二者択一を迫られつつ回答持ち越し、という強烈な引きを見せた
有沢まみず 先生の 『ラッキーチャンス!』 第6巻。まずは回答を拝見しましょう。
(イラスト/QP:flapper)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0912.php#new4


・・・うおぉ〜〜〜! 今巻の引きが更にとんでもないことになってるやんけ!!
前巻より更に続きが気になるっちゅうねん。どないしたらえぇねや、コレ。(^^;


まぁ、ひとまずソレは置いといて。

エピローグを見る限り、今回 “雅人” が選んだ選択肢は別に彼女のことが好き
だから、ということでもなくてあくまで自分が更に成長するためのはじめの一歩
に過ぎないんですよねぇ。むしろ逆を選ぶのにふさわしくない、くらいの意味合い。

気になる、と言えば彼がそんな決意を見せる過程をなぞっている最中に “沙代” が
偶然に辿り着いてしまった “雅人” 自身の真実。それ故に導かれたあのラスト、
ということなのかもしれませんし。いずれにしても次巻の刊行待ち、ですね〜。


#やっぱり人間ドックは言ったほうがいいと思うのですよ〜、先生。(^^ヾ

http://blog.meguru.moo.jp/?eid=916070

posted by 秋野ソラ at 01:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『カンピオーネ!(5) 剣の巫女』

新たな媛巫女 “清秋院恵那” の登場と共に忍び寄る “エリカ” の危機に対し
世界に七人しか存在しない魔王の1人 “草薙護堂” はどう立ち向かうのか──。
丈月城 先生、シコルスキー 先生が送る「神殺し」たちの物語、第5巻の登場です。

http://dash.shueisha.co.jp/-campione/#b05


  臍下丹田〔=人間のへその下三寸の所。東洋医学で、元気の集まる所と言われる〕

                           ── 新明解国語辞典 第五版 (C) 三省堂


いや、一応誤解のないようにと思いまして。・・・儀式の事後のことは知りませんがね。(w
こういった暗喩される、読者の想像力を試される情事まがいの行為はまた違った意味で
性欲をかき立てられるモノです。丈月城 先生の狙いどころがある意味素晴らしい。

“リリアナ” の理想を交えた妄想ぶり。仕える王にも相変わらず容赦の無い “エリカ”。
“恵那” の天真爛漫ぶり。せっつかれたとは言え「次」に進むのも満更でもない “裕理”。
“護堂” が見せたかつて無いほどの不遜ぶり。そんな兄の素行に憤りが絶えない “静花”。

今巻もいろいろと堪能させてもらいました。何だかんだ言っても楽しいんですよね、この
シリーズは。シコルスキー 先生の絵買いでしたけど。次巻は暴れまくる展開らしいので
またまた期待しておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 01:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『神剣アオイ』

『鉄球姫エミリー』 を完結させた 八薙玉造 先生の新シリーズは 植田亮 先生の
イラストを携えた現代伝奇アクション(すごい腕力仕上げ)で幕を開けております。

http://dash.shueisha.co.jp/new/0911.html#b03


読了した後に、タイトルに込められた想いというか、含まれたものを感じられたような
そんな気がして、これはまた興味深いシリーズを生み出してくれたものだと
八薙 先生にはまず申し上げねばなりますまい。


  「だから・・・・・・。あのね・・・・・・初めてだけど」

頬を上気させた巫女装束の少女に唇を奪われた “幸人” が、なぜそんな行為に及んだか
という背景を知ってしまってからの言動を見届けてみるのも一興ではないかと。そんな
少女の登場に気が気でない “たばね” の一挙手一投足にも、と言っても良いですけど。

一度読み終えてから「集英社スーパーダッシュ文庫」の特集ページに掲載されている
特別描きおろし短編小説を読むと、作中には描かれなかった幕間が補完できます。
興味のある方は一読されることを推奨しておきます。

http://dash.shueisha.co.jp/feature/0911/index.html

posted by 秋野ソラ at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『迷い猫オーバーラン!(7) 拾ったらいいじゃないですか!』

「ジャンプSQ.」にて 矢吹健太朗 先生によるコミック連載が決まり、更に2010年春
アニメスタート予定と絶好調の勢いを見せる大人気シリーズ『迷い猫オーバーラン!』。
綴るは 松智洋 先生、飾るは ぺこ 先生で引き続きお送りしております。

http://dash.shueisha.co.jp/-mayoineko/#b07
http://www.patisserie-straycats.com/


「LNF」の読書会で挙がっていたのですけれども、来年の 「このラノ」 でSD文庫の
ランクイン有力候補ではないかと。アニメ化の内容次第、という条件付きですが。(^^ヾ


二年生に進級して後輩を募ることになった 「迷い猫同好会」 に現れた少年少女たち。
その中の一人、入会の勧誘を中々受け入れてもらえない “十和野心” に焦点を当てた
内容となっておりますが・・・・まぁ、まずは “巧” の朴念仁ぶりを引き続きご堪能あれ。(w

それにしても “心” の気持ち、痛いほど良く分かるので感情移入がしやすいです。
流石にあそこまで拒絶反応を示したりはしませんが、みんなひた隠しにして、世間体を
気にしながら学校で、職場で、日々を過ごしているハズですから。

ハーレム状態に更に輪を掛けるカタチとなりましたが、“巧” が1人を選ぶ日は
やってくるのでしょうか(笑)。そんなことも気にしつつ次巻の刊行を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル