2009年11月21日

『六畳間の侵略者!?(3)』

健速 先生が綴る 「ころな荘一○六号室」 の覇権争いもひとまずは休戦。第3巻では
侵略の目的を見つめ直すと共に、“早苗” に焦点を当ててキャラの深堀りを図ります。
(イラスト/ポコ 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0911.php#novel091102


ついに “ルース” さんがキレました。流石にあの状況をも許容できるのであれば
聖母マリアにも匹敵するほどの懐の深さと言うべきところでしょうけど。(w
“孝太郎” の思わせぶりな行動がまた火に油を注ぐ結果に繋がるワケですが。

今回の騒動で “ルース”、そして “晴海” の好感度が高まったのを感じる最中、
“早苗” のそれが一気に振り切れた、と言うべきところでしょう。騒動の結末に
向かう中での “早苗” の機微に注目、ということで。

それにしても、「一○六号室がなぜ必要なのか」を改めて振り返ってみたりして
皆が運命共同体のような雰囲気をかもし出していたかのように見えていたのに
“キリハ” は抜け目が無いし、新たな敵の予感にも気になるところですし・・・。

これはシリーズの刊行がまたまた楽しみになって参りました。



#「LNF公式ブログ」の指摘を見て 「そういえばそうかも」 と気付かされました。(^^ヾ

◆健速先生
http://lnf.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-c86d.html

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『双心のサヤ ─刀姫推参!─』

「TBH」 名義で 『うたてめぐり』((c) FLAT) のシナリオを書き上げた 鳥生浩司 先生が
再びライトノベル作家として書き上げた久々の一作、読ませて頂いております。
(イラスト/結城焔 先生)

http://flat-software2.com/UTATEMEGURI/
http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0910.php#novel091002


ちなみに 結城焔 先生は 『要!エプロン着用』((c) highsox) の原画家でもあります。(何

http://www.highsox.jp/products/ApronedOnly/


控えめな “沙耶” と気の強い “鞘姫”。「二人」 の対比がまず面白いと言えます。
特に家事スキルが全く無い “鞘姫” が起こす騒動は作中でもコミカルで楽しめる所。
他方、“沙耶” が “雪柾” を想う一途さには心打たれるものがあるかと。

そして、もう一つの肝である 「チャンバラ」 にもいろいろとギミックがあって中々に
目を見張るものがありました。“雪柾” にこだわる “刀子” の行動理由であるとか
“雪柾” の 「俺」 と 「僕」 の違いであるとか。

“蓮華” の扱いが噛ませ犬っぽくて出番が少なかったのと、ラストは「彼女」を一歩引かせて
良かったのか、というしこりは残りましたが願わくば 「HJ文庫」 編集部にて続刊を刊行
していただいて、その場にて補ってもらえたら、と思う次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ラッキーメイド天くん』

「HJ文庫」より刊行された前シリーズ 『放課後の世界征服』 ・・・・をひとまず横に置いて
わかつきひかる 先生の新作 『ラッキーメイド天くん』 が刊行されております。
(イラスト/里海ひなこ 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0911.php#novel091101


小学校の頃に結婚の誓いを立て、そして疎遠となった “千早” が素っ気無い理由。
今やお嬢様である “千早” のメイド長、“碧” が「屋敷から出るな」と言った理由。
何よりも少年である “天” が “千早” に買われてメイド服を着ることになった理由。

ドタバタしながらも明らかになる真実の1つ1つが揃った時には、ちゃんと話の流れを
考えられているなぁ、と感じました。テンポの良さとか、読了感がいかにも先生の
作品らしい、というか、そんな気がして。

ただ、その一方で危惧しているのはジュブナイルポルノとの線引きがしにくい内容に
なってしまったかな、という点。それらしい単語が伏字とは言えモロに多用されている
ところが特に。「美少女文庫」で出したほうが・・・なんて言われないか、そこが心配です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『デウス・レプリカ』

にのまえあゆむ 先生の 「第3回ノベルジャパン大賞 佳作」 受賞作品。
神を宿した少年の学園異能バトル、ということで読ませて頂いております。
(イラスト/をん 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0909.php#novel090902


「電撃萌王 12月号」を読んでいて見たことあるイラストだよなぁ、と思っていたら
「そうだ、そう言えば『デウス・レプリカ』の挿絵の人だよ」と思い出してみたり。
・・・今の私のイラストに対する見方ってワリとそんなのばっかりです。(^^;

本編は神器のレプリカ 「リメイン・マター」 をその身に取り込んだ “神村悠” を
巡って神器を封印しようとする者、利用しようとする者との争いとその顛末を描いて
いますが、そんな諍いも「とある真実」に気が付けば驚くほど丸く収まっています。

#一部を除く。(w

個人的には “太刀鞍零” という女性のある意味潔い性格、というか立ち位置が好き
かも知れません。自分がどういう存在なのか、きちんと捉えられている感じがして。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『友だちの作り方』

「第3回ノベルジャパン大賞 特別賞」 を受賞されました 愛洲かりみ 先生の
ちょっと不思議な友情の物語、読ませて頂いております。
(イラスト/もりちか 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0910.php#novel091001


極度のあがり症で高校生になっても中々友達が作れず悩む少女、“仁科椛”。
そんな彼女が逃げるように向かう校舎の屋上で出会った少女、“山下柚木”。

屋上に佇む少女が “椛” の初めての友達になって、「友達とは何か」という
ことを掴みかけ、勇気を出して踏み出した一歩が歩数を重ねていく最中に訪れる
“柚木” との別れ。やがて耳にする屋上に出るという幽霊少女の話──。

“椛”出会った “柚木” は幻だったのか? という疑念をはねのけて、もう一度
“柚木” に会いたいとひたすらに願い、走り出した先に見えるちょっと意外な結末。


某レーベルにある作品を彷彿とさせる設定でしたが「面白い切り口だったなぁ」と
個人的には好印象で受け止めています。“柚木” の想いとか、なぜ屋上に居たのか
といったことが分かると話としてもちゃんと繋がっているな、と感じましたし。

エピローグも伏線をしっかりと拾った演出で清々しい読了感を味わえたのもまた良し。
目立った起伏は無いかもしれませんが心温まる、技あり、合わせて一本な作品でした。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル