「このままシリーズ打ち切りかと思ったよ。」って編集部側から言われるのもアレですが
何はともあれ 魁 先生の 『死神のキョウ』 第3巻、やっとこさ刊行されております。
(イラストは 桐野霞 先生)
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804109 】
「一迅社文庫」の Blog を読んでいて 「大丈夫ですか? 魁 先生」 と何度も思いましたが
こうしてまた執筆活動ができるようになって、まずは喜ばしきことと申し上げておきます。
前巻で “ココロ” が何とも含みのある笑顔と共に “恭也” に示した提案の結果が
今巻に収められていますけれども、まぁ、ここまで黒くなるとは思っていなかったです。
「キョウ」 という言葉もそこにかかってくるのか、という点もまた然り。
随分とシリアスな流れが多かったので、“小桃” の人並みならぬ(笑)言動だとか、
“キョウ” が “恭也” とのやりとりで照れたりするところなどには随分と和まされた
気がします。
今巻のラストを受けて死神たちはどう動くのか。気になるところです。
#しおり裏に書かれた しう 先生のコメントがいかにもアレな感じでステキです。(w
2009年11月14日
『生徒会ばーさす!(2) 〜ドリルお嬢様の襲来〜』
「スーパーダッシュ文庫」 にて 番棚葵 先生がお送りするまったり学園ギャグコメディ。
第2巻も “神菜” と “水樹” の策謀が巡り巡って新たな騒動を巻き起こします。
(イラスト/宮坂みゆ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-vs/#b02 】
あとがきにもありますけど、読み手からしても「第1巻でやり尽くしたな」という感が
あったことは否めないところでしたが、こうして読み終えてみると「まだやれるもんだな」
と思いを新たにさせてもらいました。
“かもめ” が奥手、というか彼女にも 「鈍い」 という設定を与えてしまったので
新たな噛ませ犬(?)として登場した “エレナ” がそれを補う形で奮闘してくれています。
まぁ、“水樹” も 「鈍い」 ので如何ともしがたいところですが。
今回、“葉月” にスポットを当てたSSが収録されていますが、まぁ、こちらも相当に
黒いですね、腹が(w。ナニゲに今作の中でお気に入りのキャラかも知れません。
憎めないあざとさ、というか小憎さが面白いのかも。
そろそろ制服は何とかして別のステップに移ったほうがいいとは思いますが、次があるなら
どう出てくるか。番棚葵 先生の手腕に期待、というところで一つ。
第2巻も “神菜” と “水樹” の策謀が巡り巡って新たな騒動を巻き起こします。
(イラスト/宮坂みゆ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-vs/#b02 】
あとがきにもありますけど、読み手からしても「第1巻でやり尽くしたな」という感が
あったことは否めないところでしたが、こうして読み終えてみると「まだやれるもんだな」
と思いを新たにさせてもらいました。
“かもめ” が奥手、というか彼女にも 「鈍い」 という設定を与えてしまったので
新たな噛ませ犬(?)として登場した “エレナ” がそれを補う形で奮闘してくれています。
まぁ、“水樹” も 「鈍い」 ので如何ともしがたいところですが。
今回、“葉月” にスポットを当てたSSが収録されていますが、まぁ、こちらも相当に
黒いですね、腹が(w。ナニゲに今作の中でお気に入りのキャラかも知れません。
憎めないあざとさ、というか小憎さが面白いのかも。
そろそろ制服は何とかして別のステップに移ったほうがいいとは思いますが、次があるなら
どう出てくるか。番棚葵 先生の手腕に期待、というところで一つ。
『魔王城三限目』
『吉永さん家のガーゴイル』 の次シリーズとして始まった 田口仙年堂 先生の 『魔王城』。
第3巻からはイラストレーターを 鉄雄 先生にシフトしてのシリーズ再開となります。
【 http://ebten.jp/eb-store/p/9784047260931/ 】
遅まきながら、また僭越ではございますが一読者からとしてもイラストレーターの
朝未 先生に対してお悔やみを申し上げます。田口仙年堂 先生の Blog で訃報を
拝見した時にはまさに驚きを隠せませんでした。
そして 朝未 先生のデザインを引き継ぎつつ新たに挿絵を担当されている 鉄雄 先生の
努力と、バトンタッチする絵師を決めた 編集A 女史には敬意を表しておきたいと思います。
よくぞここまで、と言う他にありません。
さて、本編は「魔人」を忌避し、その存在を抹殺せんと動く者たちと、「魔人」の持つ
魔力の巨大さに執着し、貪り尽くさんとする者たちの思惑が水面下に見え隠れする展開に
なってきました。・・・当の本人たちの気持ちを余所に。
「ケタ外れの魔力を持っているけど、使い方を知らない」、そのことを「魔人」と呼ばれる
子供たちに伝えようと苦心する “エイゴ” の努力が少しずつ実を結ぼうとしている最中な
だけに、今巻ラストに向けての流れは少々やるせない気持ちがこみ上げてきます。
そんな気持ちを払拭してくれる未来が訪れてくれるのか。次巻の内容に注目しておきます。
第3巻からはイラストレーターを 鉄雄 先生にシフトしてのシリーズ再開となります。
【 http://ebten.jp/eb-store/p/9784047260931/ 】
遅まきながら、また僭越ではございますが一読者からとしてもイラストレーターの
朝未 先生に対してお悔やみを申し上げます。田口仙年堂 先生の Blog で訃報を
拝見した時にはまさに驚きを隠せませんでした。
そして 朝未 先生のデザインを引き継ぎつつ新たに挿絵を担当されている 鉄雄 先生の
努力と、バトンタッチする絵師を決めた 編集A 女史には敬意を表しておきたいと思います。
よくぞここまで、と言う他にありません。
さて、本編は「魔人」を忌避し、その存在を抹殺せんと動く者たちと、「魔人」の持つ
魔力の巨大さに執着し、貪り尽くさんとする者たちの思惑が水面下に見え隠れする展開に
なってきました。・・・当の本人たちの気持ちを余所に。
「ケタ外れの魔力を持っているけど、使い方を知らない」、そのことを「魔人」と呼ばれる
子供たちに伝えようと苦心する “エイゴ” の努力が少しずつ実を結ぼうとしている最中な
だけに、今巻ラストに向けての流れは少々やるせない気持ちがこみ上げてきます。
そんな気持ちを払拭してくれる未来が訪れてくれるのか。次巻の内容に注目しておきます。
『パーフェクト・ブラッド』シリーズ
「スーパーダッシュ文庫」 にて刊行が続いている 赤井紅介 先生のシリーズ作。
積ん読消化の合間に少しずつ読み進めてようやく最新刊まで追いつきました。(^^ヾ
(イラスト/椋本夏夜 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-perfect/ 】
一般人のみならず親兄弟からも疎まれる存在である魔法士の “裕樹”。その力ゆえに
引き起こした事件の傷痕を心に残し、自分自身を含むその存在自体を忌み嫌いながら
日々を過ごしていた彼がとある少女 “雪子” を助けたことから世界は一変──。
「炎の魔女」 とも称される “透華” との共同生活、好敵手とも言える魔法士との闘い、
彼らと敵対する組織との抗争、そして見えてくる「定められた未来」と「破滅」の予言。
自分の正義を信じて抗い続ける “裕樹” の熱い姿は少年マンガ的な勢いがあります。
それでいて、いつしか彼に好意を抱くようになった “透華” が “裕樹” の傍へと
導かれるように現れる数々の美少女たちにヤキモチを焼く姿はいかにも少女マンガ的な
ラブコメディの雰囲気を作り出し、場を和ませてくれます。
本編は、これまで起こっていたことの裏側に潜む 「ある事実」 を知ったことにより、
これは予言ではなくとあるキャラの予感になぞらえる結果ですけど、ついに “裕樹” が
見切りをつけて一人立ちするところまで来ました。ほぼほぼシリアス全開な展開です。
“裕樹” が自分の信念を貫き通すことで辿り着く未来にあるのは永続か、終焉か。
引き続き続刊を購入してその流れを確認させてもらうことにしようと思います。
積ん読消化の合間に少しずつ読み進めてようやく最新刊まで追いつきました。(^^ヾ
(イラスト/椋本夏夜 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-perfect/ 】
一般人のみならず親兄弟からも疎まれる存在である魔法士の “裕樹”。その力ゆえに
引き起こした事件の傷痕を心に残し、自分自身を含むその存在自体を忌み嫌いながら
日々を過ごしていた彼がとある少女 “雪子” を助けたことから世界は一変──。
「炎の魔女」 とも称される “透華” との共同生活、好敵手とも言える魔法士との闘い、
彼らと敵対する組織との抗争、そして見えてくる「定められた未来」と「破滅」の予言。
自分の正義を信じて抗い続ける “裕樹” の熱い姿は少年マンガ的な勢いがあります。
それでいて、いつしか彼に好意を抱くようになった “透華” が “裕樹” の傍へと
導かれるように現れる数々の美少女たちにヤキモチを焼く姿はいかにも少女マンガ的な
ラブコメディの雰囲気を作り出し、場を和ませてくれます。
本編は、これまで起こっていたことの裏側に潜む 「ある事実」 を知ったことにより、
これは予言ではなくとあるキャラの予感になぞらえる結果ですけど、ついに “裕樹” が
見切りをつけて一人立ちするところまで来ました。ほぼほぼシリアス全開な展開です。
“裕樹” が自分の信念を貫き通すことで辿り着く未来にあるのは永続か、終焉か。
引き続き続刊を購入してその流れを確認させてもらうことにしようと思います。
『あかね色シンフォニア』
DTM(デスクトップミュージック)の活動を目的とする「電子音楽研究部」所属の
女子高生たちの様子を描いた 瑞智士記 先生の作品を読ませて頂いております。
(イラストは きみしま青 先生)
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804111 】
一応、ウチもDTMをかじっている身ですので作中に出てくる機材やソフトの名前は
大体分かります。「Pro Tools | HD」 は高校生の身には流石にどうかと思いますが。(^^;
まぁ、そういった DTM 特有の言葉を知らなくても、そういったものがあるんだという
理解に留めて音楽製作に力を注いでいる女の子たちの青春の一幕を描いた物語として
見るだけでも十分に楽しめる内容に仕上がっていると思います。
しかもまだまだ使い切れていない設定がごろごろ転がっていて、なおかつ話自体も
如何様にも倒せそうなので、「一迅社文庫」編集部にその気があるなら続刊を出す
ことに何ら異論は申しません、というか個人的には書いてほしいところですけれども。
「一迅社文庫」さんも頑張ってます、ということで手を伸ばす余力のある方に推薦します。
女子高生たちの様子を描いた 瑞智士記 先生の作品を読ませて頂いております。
(イラストは きみしま青 先生)
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804111 】
一応、ウチもDTMをかじっている身ですので作中に出てくる機材やソフトの名前は
大体分かります。「Pro Tools | HD」 は高校生の身には流石にどうかと思いますが。(^^;
まぁ、そういった DTM 特有の言葉を知らなくても、そういったものがあるんだという
理解に留めて音楽製作に力を注いでいる女の子たちの青春の一幕を描いた物語として
見るだけでも十分に楽しめる内容に仕上がっていると思います。
しかもまだまだ使い切れていない設定がごろごろ転がっていて、なおかつ話自体も
如何様にも倒せそうなので、「一迅社文庫」編集部にその気があるなら続刊を出す
ことに何ら異論は申しません、というか個人的には書いてほしいところですけれども。
「一迅社文庫」さんも頑張ってます、ということで手を伸ばす余力のある方に推薦します。