児玉樹 先生が描く、オーガスト 原作の 『FORTUNE ARTERIAL』 コミカライズ第3巻と
オリジナル作品である 『てるてる天神通り』 第4巻が同時刊行ということで
めでたさいっぱいの気持ちを込めつつ、まとめてご紹介したいと思います。
【 http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200907000137 】
【 http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200907000144 】
『FORTUNE ARTERIAL』 についてはもう何も言わなくても分かるかと思います。
これだけ原作のテイストを活かしながら自分のスタンスで良質なコミカライズを
実現できる漫画家さんはそうそう居ないと思いますよ、ホント。
この想いは毎号「コンプティーク」を購入して先生の 『FORTUNE ARTERIAL』 を
・本誌を購入する動機になった記事または企画
・今月号で(いちばん)おもしろかった記事
に必ず入れることで伝えているつもりです。(w
本編は “孝平” が “桐葉” にも好意的に受け入れてもらえるほどになり、
“瑛里華” も彼の影響を受けてまた一歩、前に進む決意をしたところでいよいよ
“伽耶” の出番か、というところ。続きが楽しみと言う他にありませんな。
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『てるてる天神通り』 はラブ寄りな話が詰まっておりますが、“草輔” にしろ
“根賀” さんにしろ、報われない立ち位置の方が目立ちますなぁ。「第23話」なんて
特に “草輔” が色々とわきまえているだけに。
・・・まぁ、そちらのお二人は進んで戻ってを繰り返していけば望みはあるので。(w
他方、“天志” と “御菓子” はそれぞれ違った観点で 「鈍い」 ので進んでるのか
停滞しているのか、という関係ですが、今巻の話ではやはりまんざらでもない感じ。
しかも親子似た者同士ときたもんだ。
・・・でも、お互いが肝心なところに気付いていないだけですからこちらはあと一押し。(w
あとは何とも空回り気味なお嬢様 “五十鈴” や姉貴分の “頼子”、そして天神通りの
神々たちがどれだけ引っ掻き回してくれるか、というところですが。
・・・心和むコメディに、引き続き期待しております。
2009年11月07日
『本日の騎士ミロク(3)』
シリーズ重版バリバリ、おめでとうございます♪ な 田口仙年堂 先生、高階聖人 先生の
『本日の騎士ミロク』 も巻を重ねて第3巻の刊行となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200901000095 】
・・・一応、少年少女向けのレーベルなはずなんだけどな。BLもOKなんだな、ソフトなら。(w
今巻は色んな意味でジルサニア王国騎士団の監査役 「黒鎖隊」 に振り回されることに
なりましたが、その中で “ビスマルク” 隊長の昔話と因縁が見えたり、“フェリサ” の
陰ながらの活躍や “ジュジュ” との出会いの回想が覗けたりとキャラの深堀りも忘れず。
“ササヤ” や “コニー” が今回初めて “ミロク” と “シェンラン” の今現在の関係を
身をもって感じたところも展開としては見逃せないところではないでしょうか。遠く離れても
心はいつも家族と共にある、ということがひしひしと伝わってくるような、そんな気がして。
ジルサニアの 「赤目隊」 とオウガンの 「天尾隊」 にまた一つ新たな関係が見えたところで
発生した 「赤目隊」 の、あるいはジルサニアの危機。これを救うのは「何でも屋」の如き
活躍を魅せる “ミロク” となるか。次巻、国を新たに移しての展開に注目です。
『本日の騎士ミロク』 も巻を重ねて第3巻の刊行となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200901000095 】
・・・一応、少年少女向けのレーベルなはずなんだけどな。BLもOKなんだな、ソフトなら。(w
今巻は色んな意味でジルサニア王国騎士団の監査役 「黒鎖隊」 に振り回されることに
なりましたが、その中で “ビスマルク” 隊長の昔話と因縁が見えたり、“フェリサ” の
陰ながらの活躍や “ジュジュ” との出会いの回想が覗けたりとキャラの深堀りも忘れず。
“ササヤ” や “コニー” が今回初めて “ミロク” と “シェンラン” の今現在の関係を
身をもって感じたところも展開としては見逃せないところではないでしょうか。遠く離れても
心はいつも家族と共にある、ということがひしひしと伝わってくるような、そんな気がして。
ジルサニアの 「赤目隊」 とオウガンの 「天尾隊」 にまた一つ新たな関係が見えたところで
発生した 「赤目隊」 の、あるいはジルサニアの危機。これを救うのは「何でも屋」の如き
活躍を魅せる “ミロク” となるか。次巻、国を新たに移しての展開に注目です。
『アキカン! 9缶めっ』
「LNF」でのスケッチブックに書かれたあのメッセージを掲げていた印象が忘れられない(w
藍上陸 先生が綴る 『アキカン!』 第9巻。DVD付き限定版も同時刊行となっております。
(イラストは 鈴平ひろ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-akikan/#b08 】
・・・まぁ、そこまで金は掛けられないから普通に通常版を手に取りましたがね。(^^;
それにしてもあのラストは切な過ぎる。口絵のシーンはそういうフラグ立てだったのかと。
“なじみ” もここぞとばかりに「弱みで」つけ込む悪女みたいになってるし、今回新登場の
“アルファ” やラストに出てきた「あの人」の真意も読めませんし、どうなるの〜っ!?
それはそれとして、“カケル” を通してホントしょうもないことを喋らせてますなぁ。
いくらなんでもそないに言われ続けたら、そりゃ突っ込む気も失せるってモンですわ。(w
実際にいたら空恐ろしいですよ、ある意味。
あと、鈴平ひろ 先生も推奨されておりますが “愛鈴” の今と昔、そしてONとOFFの
ギャップに注目です。あれは確かに萌えポイントと言っても良いのではないでしょうか。
ともあれ、それぞれの想いがぶつかり合うであろう次巻の内容が気になるところです。
藍上陸 先生が綴る 『アキカン!』 第9巻。DVD付き限定版も同時刊行となっております。
(イラストは 鈴平ひろ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-akikan/#b08 】
・・・まぁ、そこまで金は掛けられないから普通に通常版を手に取りましたがね。(^^;
それにしてもあのラストは切な過ぎる。口絵のシーンはそういうフラグ立てだったのかと。
“なじみ” もここぞとばかりに「弱みで」つけ込む悪女みたいになってるし、今回新登場の
“アルファ” やラストに出てきた「あの人」の真意も読めませんし、どうなるの〜っ!?
それはそれとして、“カケル” を通してホントしょうもないことを喋らせてますなぁ。
いくらなんでもそないに言われ続けたら、そりゃ突っ込む気も失せるってモンですわ。(w
実際にいたら空恐ろしいですよ、ある意味。
あと、鈴平ひろ 先生も推奨されておりますが “愛鈴” の今と昔、そしてONとOFFの
ギャップに注目です。あれは確かに萌えポイントと言っても良いのではないでしょうか。
ともあれ、それぞれの想いがぶつかり合うであろう次巻の内容が気になるところです。
『白夢(スノーミスト)(2) 白雲学園の姫巫女』
瀬尾つかさ 先生と るろお 先生で綴る、「霧使い」 の少年少女たちを描く本作。
第2巻では “榮一” の周囲の変化と、失われた過去の片鱗が垣間見えます。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200812000040 】
・・・まぁ、何と言いますか、“神楽” という存在の何と哀れたることか。
“シラクモヒメ” の口絵と挿絵のギャップも驚かされましたが、エピローグに
向けての “神楽” の言動の数々は目を見張るものばかりでした。
“榮一” が 「そういう存在」 であることは前巻からの流れでおぼろげに感じ取れる
ところではありますが、まだまだ見えない部分は多く、まさに霧の中といったところ。
“雪姫” のほうも今巻で突然分かったことが増えたりしていますが。
“シラクモヒメ” を足掛かりに、向こう側の世界との関わりを持ちつつ、白雲学園を
守りたいという “榮一” の想いに繋がる奇策がこの先どう影響していくのか、
引き続き気に掛けておくことに致します。
第2巻では “榮一” の周囲の変化と、失われた過去の片鱗が垣間見えます。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200812000040 】
・・・まぁ、何と言いますか、“神楽” という存在の何と哀れたることか。
“シラクモヒメ” の口絵と挿絵のギャップも驚かされましたが、エピローグに
向けての “神楽” の言動の数々は目を見張るものばかりでした。
“榮一” が 「そういう存在」 であることは前巻からの流れでおぼろげに感じ取れる
ところではありますが、まだまだ見えない部分は多く、まさに霧の中といったところ。
“雪姫” のほうも今巻で突然分かったことが増えたりしていますが。
“シラクモヒメ” を足掛かりに、向こう側の世界との関わりを持ちつつ、白雲学園を
守りたいという “榮一” の想いに繋がる奇策がこの先どう影響していくのか、
引き続き気に掛けておくことに致します。
『剣の女王と烙印の仔(3)』
杉井光 先生、夕仁 先生が挑む王道ファンタジー 『剣の女王と烙印の仔』 第3巻。
今巻も購入と共にいの一番で読ませて頂いております。
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=23460 】
言われてみると確かに地図が少しずつ書き換わってる。芸が細かいですなぁ 夕仁 先生。
“ジュリオ” も “クリス” も、そして “ミネルヴァ” も。大切な何かを置き去りに
しながらも自分の我を通そうと遮二無二その体を突き動かしてしまう。何とも物悲く、
いじらしい三者三様の言動に注目が集まります。
そんな中、眉目秀麗な面持ちを崩さず一人、修羅の道を行く “フランチェスカ”。
運命共同体であるが故にその影響をモロに引っ被った “パオラ” もまた見ていて
辛いものがありました。“ジュリオ” たちと楽しくドタバタした一瞬があっただけに。
だいぶシリアスに話が進んだので “ミネルヴァ” が顔を赤らめるような場面も
少なかったですが、どうやら享楽的な行動原理をお持ちの “カーラ” 師匠が出てきた
ことで話がまた変わった動きを見せるかも知れません。引き続き楽しみなところです。
#確かに女装のトコで挿絵指定があっても良かったような。・・・むしろあって然るべき?(w
今巻も購入と共にいの一番で読ませて頂いております。
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=23460 】
言われてみると確かに地図が少しずつ書き換わってる。芸が細かいですなぁ 夕仁 先生。
“ジュリオ” も “クリス” も、そして “ミネルヴァ” も。大切な何かを置き去りに
しながらも自分の我を通そうと遮二無二その体を突き動かしてしまう。何とも物悲く、
いじらしい三者三様の言動に注目が集まります。
そんな中、眉目秀麗な面持ちを崩さず一人、修羅の道を行く “フランチェスカ”。
運命共同体であるが故にその影響をモロに引っ被った “パオラ” もまた見ていて
辛いものがありました。“ジュリオ” たちと楽しくドタバタした一瞬があっただけに。
だいぶシリアスに話が進んだので “ミネルヴァ” が顔を赤らめるような場面も
少なかったですが、どうやら享楽的な行動原理をお持ちの “カーラ” 師匠が出てきた
ことで話がまた変わった動きを見せるかも知れません。引き続き楽しみなところです。
#確かに女装のトコで挿絵指定があっても良かったような。・・・むしろあって然るべき?(w