著 : 諸星崇/グループSNE
監修 : 北沢慶
イラスト : 森沢晴行
以上敬称略でお送りする、「ソード・ワールド2.0」 だからこそ実現できたパーティ編成が
売りの一つである “エイベル” たち一行の旅の行方を綴る第2巻が登場となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200812000051 】
プレイヤーは “アン” の秘密を知っているけどキャラクターはそれを知らない、という
設定の下でやりとりされるロールプレイであったり、“アン” 自体のヤキモチ焼き的な
リアクションだったりは見ていて楽しいものです。
・・・しかし、“エイベル” と “アン” を中心に話を進めすぎてしまったため、本文中にも
ありますけど “カラト” と “ルルック” が “エイベル” たちとパーティを組む理由を
希薄にしてしまったのは失策と言わざるを得ないワケで。もちろん軌道修正はしてますが。
ということで、マスタリングの難しさを知るための一例として参考になる事例かと思います。
そんな紆余曲折もありつつ、話としてはようやく見えてきたところと、まだ先に見えない
設定が頭をもたげてきた感じでさらに展開が楽しみな流れになっています。“エイベル” と
“アン” の真の繋がりが何なのか、次巻以降で明かされるのを楽しみにしております。
2009年10月31日
『ペギー&ノノ 華麗なる冒険 ソード・ワールド2.0テイルズ』
原案 : 安田均
著 : にしかけみもじ
イラスト : 立川虫麻呂
以上敬称略でお送りする、『ゲームブックDS ソードワールド2.0』 の原作ストーリー
となるオリジナル長編が登場です。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200908000097 】
・・・最近の若い人って「ゲームブック」と言われてサッと頭に浮かぶもんなんですかね。
でないとおいちゃん、ちょっと切なくなるんだけどね。(^^ヾ
“エレオノーラ” の「深さ」と “ペギー” の「浅さ」がちょうど物語の根幹となる
部分と対比的に直結しているのと、立川虫麻呂 先生の写実的な挿絵、とりわけ陰影の
付け方が秀逸だなぁ、という点が特に印象的でした。
というか、ゲーム屋行ってなかったから 『ゲームブックDS ソードワールド2.0』 が
出てるかどうか確認出来てなかったよ。ただ、買いたいなと思ってはいるんだけど
それをやっている時間があるか、と考えると二の足踏みたくなるんですよねぇ・・・。
著 : にしかけみもじ
イラスト : 立川虫麻呂
以上敬称略でお送りする、『ゲームブックDS ソードワールド2.0』 の原作ストーリー
となるオリジナル長編が登場です。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200908000097 】
・・・最近の若い人って「ゲームブック」と言われてサッと頭に浮かぶもんなんですかね。
でないとおいちゃん、ちょっと切なくなるんだけどね。(^^ヾ
“エレオノーラ” の「深さ」と “ペギー” の「浅さ」がちょうど物語の根幹となる
部分と対比的に直結しているのと、立川虫麻呂 先生の写実的な挿絵、とりわけ陰影の
付け方が秀逸だなぁ、という点が特に印象的でした。
というか、ゲーム屋行ってなかったから 『ゲームブックDS ソードワールド2.0』 が
出てるかどうか確認出来てなかったよ。ただ、買いたいなと思ってはいるんだけど
それをやっている時間があるか、と考えると二の足踏みたくなるんですよねぇ・・・。
『ピクシー・ワークス』
「環太平洋戦争」という世界大戦が勃発、そして終戦を迎えた近未来に生きる
高校生の才女たちが経験する、風変わりで、かけがえの無いひと夏の思い出。
紡ぐは 南井大介 先生とイラスト担当の バーニア600 先生です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/archive_bunko/bunko0909.php#new13 】
最近、ライトノベルでいくつか戦闘機モノのお話を読ませて頂いておりますが、
本作も 「当たり」 だったな、と読了後に感じました。良き哉、良き哉。
女子高生たちの青春という背景をベースにしながらも、やっていることはガチでSF。
しかも年相応に有らざる深慮遠謀に長けた駆け引きや戦闘機のドッグファイトが熱い
という楽しめる要素が満載な内容。
戦闘機にまつわる話から事の顛末、最終的な落とし所も個人的には良かったと
思っています。他の作品にも手が伸ばせそうな余裕がある方には是非とも
推奨しておきたい作品です。
高校生の才女たちが経験する、風変わりで、かけがえの無いひと夏の思い出。
紡ぐは 南井大介 先生とイラスト担当の バーニア600 先生です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/archive_bunko/bunko0909.php#new13 】
最近、ライトノベルでいくつか戦闘機モノのお話を読ませて頂いておりますが、
本作も 「当たり」 だったな、と読了後に感じました。良き哉、良き哉。
女子高生たちの青春という背景をベースにしながらも、やっていることはガチでSF。
しかも年相応に有らざる深慮遠謀に長けた駆け引きや戦闘機のドッグファイトが熱い
という楽しめる要素が満載な内容。
戦闘機にまつわる話から事の顛末、最終的な落とし所も個人的には良かったと
思っています。他の作品にも手が伸ばせそうな余裕がある方には是非とも
推奨しておきたい作品です。
『くりぽと すくすく☆魔法少女塾』
チビっ子成分あふれる 八重樫南 先生のイラストが目を引く 小幡休彌 先生の新作
『くりぽと すくすく☆魔法少女塾』 を読ませていただきました。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/kuripoto/index.html 】
父親の逆鱗に触れ、見た目ダメ講師の下で働くことを余儀なくされた「助講師」。
諸事情あって何かと問題の絶えない、「助講師」が担当するクラスの「教え子たち」。
最悪な出会いから紆余曲折を経て互いの関係を負から正にもっていくまでのお話。
ありがちなスタイルです・・・そこが魔法少女専門の進学塾じゃなかったらね。(w
全体の構成が短編集のように短いエピソードを繋ぎ合わせていてテンポが良く、また
八重樫南 先生の挿絵も割合多めに差し込まれていて読みやすかったと思います。
あとがきのエピソードも面白かったです。
魔法少女・・・というよりはちっちゃいおんにゃのこ好きな方にオススメ、ということで。(w
『くりぽと すくすく☆魔法少女塾』 を読ませていただきました。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/kuripoto/index.html 】
父親の逆鱗に触れ、見た目ダメ講師の下で働くことを余儀なくされた「助講師」。
諸事情あって何かと問題の絶えない、「助講師」が担当するクラスの「教え子たち」。
最悪な出会いから紆余曲折を経て互いの関係を負から正にもっていくまでのお話。
ありがちなスタイルです・・・そこが魔法少女専門の進学塾じゃなかったらね。(w
全体の構成が短編集のように短いエピソードを繋ぎ合わせていてテンポが良く、また
八重樫南 先生の挿絵も割合多めに差し込まれていて読みやすかったと思います。
あとがきのエピソードも面白かったです。
魔法少女・・・というよりはちっちゃいおんにゃのこ好きな方にオススメ、ということで。(w
『理の守護神さま。 一.黒使の少女・龍方時雨』
すまき俊悟 先生がイラストを飾る、十目一八 先生の 「第1回 GA文庫大賞 奨励賞」
受賞作 『理の守護神さま。』 を拝読しております。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/kotowari/index.html 】
本作の注目すべき点はやはり “時雨” の Going my way な言動の数々ではないかと。
例えばそれは “玄武” への素っ気無い対応然り、“樹理” への劣情溢れる対応然り、
“サテラ” への腹黒さ全開な対応然り──。
括弧を使い分けて外面と内面の機微を使い分けて描写されているのも読み手にとって
分かりやすいよう配慮されていたものと思います。またそれを すまき俊悟 先生の
ビジュアルを脳内で補完しながら読むと更に楽しめるというか何と言うか。(w
“時雨” の回りにいるであろうキャラクターたちがまだ出ていなかったり、
“樹理” を巡る環境は決して楽観視できるものではなかったり、と先の展開が
期待できる内容でした。次巻の刊行が楽しみです。
受賞作 『理の守護神さま。』 を拝読しております。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/kotowari/index.html 】
本作の注目すべき点はやはり “時雨” の Going my way な言動の数々ではないかと。
例えばそれは “玄武” への素っ気無い対応然り、“樹理” への劣情溢れる対応然り、
“サテラ” への腹黒さ全開な対応然り──。
括弧を使い分けて外面と内面の機微を使い分けて描写されているのも読み手にとって
分かりやすいよう配慮されていたものと思います。またそれを すまき俊悟 先生の
ビジュアルを脳内で補完しながら読むと更に楽しめるというか何と言うか。(w
“時雨” の回りにいるであろうキャラクターたちがまだ出ていなかったり、
“樹理” を巡る環境は決して楽観視できるものではなかったり、と先の展開が
期待できる内容でした。次巻の刊行が楽しみです。