シナリオライターの 丸戸史明 氏、そしてイラストレーターの かんなぎれい 氏が
タッグを組んで同人作品として制作しているオリジナルライトノベル。その第3巻を
早速ですが、読ませて頂きました。
【 http://www.n-010.com/ 】
・・・ホント、「現地」で入手できなかったときはどうしようかと思いましたが
思わぬタイミングで「とら」に救われたのは僥倖でした。
商業作品では絶対に使うことの出来ない直接的なネタの引用、よりメタな描写の数々。
普段読んでいるライトノベルでは味わえない感覚の数々が何とも新鮮でした。
北側寒囲 氏の告発状(笑)も添え物にしては随分とパンチが効いていて中々。(w
とは言え、『ホワルバ2』に注力していくであろうことから “俊介” と “空子” の微笑ましくも
綱渡りな関係の続きが読めるのはまた暫く先になりそうな予感ですが、何よりもこの作品が
好きなことには変わりがないので、いつまでも待ち続けることでありましょうな。
2009年08月29日
『偽りのドラグーン』
前作『モーフィアスの教室』と同じ 三上延 先生 & 椎名優 先生のコンビネーションで
迎える新シリーズ。少し間が空いてしまいましたが読了しております。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0908.php#new14 】
椎名優 先生のイラストは相変わらず美麗でいらっしゃる。そんな先生方が描き出す
竜の皇女 “ティアナ” の秘密がこの物語における筋の一つであり、目下最大の謎。
最後でその片鱗は見えましたが、未だ真意は見えず。中々に先が楽しみな展開です。
そしてもう一つの筋。運命の出会いに導かれ、「竜騎士(ドラグーン)」契約対象として
彼女に認められるも、偽装入学した騎士学院で成果を上げることができない “ジャン”。
彼にもまだ見えぬ秘密があり、それが筋として思わぬ絡みを見せそうなのも気になるところ。
他にも 「意外な素顔」 を持つキャラクターがいて、それを上手く小出しに明かして
いく過程が、読んでいく上で良いリズムを生み出していて読みやすかったように思います。
シリーズの滑り出しとしては好感触かと。期待しております。
迎える新シリーズ。少し間が空いてしまいましたが読了しております。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0908.php#new14 】
椎名優 先生のイラストは相変わらず美麗でいらっしゃる。そんな先生方が描き出す
竜の皇女 “ティアナ” の秘密がこの物語における筋の一つであり、目下最大の謎。
最後でその片鱗は見えましたが、未だ真意は見えず。中々に先が楽しみな展開です。
そしてもう一つの筋。運命の出会いに導かれ、「竜騎士(ドラグーン)」契約対象として
彼女に認められるも、偽装入学した騎士学院で成果を上げることができない “ジャン”。
彼にもまだ見えぬ秘密があり、それが筋として思わぬ絡みを見せそうなのも気になるところ。
他にも 「意外な素顔」 を持つキャラクターがいて、それを上手く小出しに明かして
いく過程が、読んでいく上で良いリズムを生み出していて読みやすかったように思います。
シリーズの滑り出しとしては好感触かと。期待しております。
『蒼海ガールズ!』
「GA文庫」デビュー作家である 白鳥士郎 先生の新シリーズ。帆船を舞台にした
ファンタジーな「ボーイ・ミーツ・ガールズ」ストーリーの開幕ぶりを覗いてみました。
(イラストは やすゆき 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/soukai/index.html 】
・・・まさか口絵でお宝マークとは(w。いや、マークは違うけど。流石に。
「GA文庫」の他作品のみならず、昨今増えてきております「オトコの娘」が主人公の物語。
ただ、こちらの作品の主人公 “シュー” は見かけによらず剣の腕は立つということで
「男らしさ」 をも併せ持つ羨ましいことこの上ないキャラクターであります。
それを可愛らしさの合間に見せることで、「少女艦隊(ガールズ・フリート)」にいる
男性に免疫の無いクルーたちを人知れず魅了し続けていく過程も、まぁ、見ものと言えば
見ものですが、やはり艦隊戦の描写にも注目すべきところでしょう。
・・・こういうとき、「エムブリオマシンRPG」じゃないですけど俯瞰図が欲しいなぁ、とも
思いますが、緊迫感あるシーンを言葉だけでどれだけ上手く伝えることが出来るか。
白鳥 先生におかれましてはその点を特に追求していってほしいと願う次第です。
ファンタジーな「ボーイ・ミーツ・ガールズ」ストーリーの開幕ぶりを覗いてみました。
(イラストは やすゆき 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/soukai/index.html 】
・・・まさか口絵でお宝マークとは(w。いや、マークは違うけど。流石に。
「GA文庫」の他作品のみならず、昨今増えてきております「オトコの娘」が主人公の物語。
ただ、こちらの作品の主人公 “シュー” は見かけによらず剣の腕は立つということで
「男らしさ」 をも併せ持つ羨ましいことこの上ないキャラクターであります。
それを可愛らしさの合間に見せることで、「少女艦隊(ガールズ・フリート)」にいる
男性に免疫の無いクルーたちを人知れず魅了し続けていく過程も、まぁ、見ものと言えば
見ものですが、やはり艦隊戦の描写にも注目すべきところでしょう。
・・・こういうとき、「エムブリオマシンRPG」じゃないですけど俯瞰図が欲しいなぁ、とも
思いますが、緊迫感あるシーンを言葉だけでどれだけ上手く伝えることが出来るか。
白鳥 先生におかれましてはその点を特に追求していってほしいと願う次第です。
『魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』
葵東 先生の「第一回GA文庫大賞」奨励賞受賞作。イラストに 蔓木鋼音 先生を迎えて
改めて世に送り出されたこの作品、しかと拝読させてもらいました。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/index.html 】
「三代目」 こと “シャルト” の生き様にとても好感が持てました。いつもはグータラ
しているのに、いざとなるとキメるところはキメて、筋はきちんと通そうとする。
・・・どことなく 『美味しんぼ』 の “山岡士郎” を彷彿とさせてくれます。(ぇ
過去に縛られているところなどもその起因の一つと言えるのかも知れません。“彼女” と
どういう関係だったのか、何があったのか。“シャルト” の昔話など、機会があればぜひ
読んでみたいと思いますがどうでしょうか?>GA文庫編集部 様
いつの日か、どこまでも続く空の下を当て所なく旅することになるかもしれない「駆け出し」の
魔法使い。そんな彼が羽を休める魔法材店で起こる騒動とちょっとした冒険譚。手を伸ばす
余裕のある方にはオススメしたい1冊と言って良いかと思います。
改めて世に送り出されたこの作品、しかと拝読させてもらいました。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/index.html 】
「三代目」 こと “シャルト” の生き様にとても好感が持てました。いつもはグータラ
しているのに、いざとなるとキメるところはキメて、筋はきちんと通そうとする。
・・・どことなく 『美味しんぼ』 の “山岡士郎” を彷彿とさせてくれます。(ぇ
過去に縛られているところなどもその起因の一つと言えるのかも知れません。“彼女” と
どういう関係だったのか、何があったのか。“シャルト” の昔話など、機会があればぜひ
読んでみたいと思いますがどうでしょうか?>GA文庫編集部 様
いつの日か、どこまでも続く空の下を当て所なく旅することになるかもしれない「駆け出し」の
魔法使い。そんな彼が羽を休める魔法材店で起こる騒動とちょっとした冒険譚。手を伸ばす
余裕のある方にはオススメしたい1冊と言って良いかと思います。
『みすぷり!』
学習研究社「メガミ文庫」の「第一回メガミノベル大賞」金賞と駒都えーじ賞を
ダブル受賞した SOW 先生の作品を読ませて頂いております。
(イラストは 駒都えーじ 先生)
【 http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.asp?code=1390353700 】
まぁ、話としては半ば超展開のような形でまとまりますが、疑惑の “ソアラ” は
結局のところ性別不明なまま。・・・ 駒都えーじ 先生のイラストも相まって言動が
可愛いからとりあえずどうでもいいか、という気にはなります。
そこに至るまでの、“ソアラ” に振り回される “元譲” の様子であったりとか
結局のところ “元譲” に振り回されてしまっている “ソアラ” の機微の変化を
楽しむのがよろしいかと。
「メガミ文庫」編集部の思惑次第ですが、いろいろハッキリさせるためにも続刊を
書いてみるのもそれほど悪くない話だと思います。・・・どうでしょうかね?
ダブル受賞した SOW 先生の作品を読ませて頂いております。
(イラストは 駒都えーじ 先生)
【 http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.asp?code=1390353700 】
まぁ、話としては半ば超展開のような形でまとまりますが、疑惑の “ソアラ” は
結局のところ性別不明なまま。・・・ 駒都えーじ 先生のイラストも相まって言動が
可愛いからとりあえずどうでもいいか、という気にはなります。
そこに至るまでの、“ソアラ” に振り回される “元譲” の様子であったりとか
結局のところ “元譲” に振り回されてしまっている “ソアラ” の機微の変化を
楽しむのがよろしいかと。
「メガミ文庫」編集部の思惑次第ですが、いろいろハッキリさせるためにも続刊を
書いてみるのもそれほど悪くない話だと思います。・・・どうでしょうかね?