2009年07月26日
『飴色紅茶館歓談(1) 初回限定版』
「コミック百合姫」掲載分に加え、「コミックZERO-SUM増刊WARD」に掲載されていた
藤枝雅 先生の商業デビュー作、そして描き下ろしも合わせて収録されております。
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75807046 】
表紙が特殊装幀で綺麗ですよね。・・・お値段がちょっと高く付きそうですけど。(^^;
忘れもしない、「〜first flash」が掲載された時の表紙絵もこの本に収められている
のですが、「藤枝雅 先生もついに商業デビュー! これはめでたい!」と思ったあの日から
ここまで辿り着くまでどれだけの時間が経ったのかと思うと感慨深いものがあります。
藤枝雅 先生が描く百合話って好きなんですよね〜。『ことのは〜』 を読んだ時もひしひしと
感じたものです。読了後のふわっと気持ちが優しくなれる感覚というのか、その辺りが。
“さらさ” と “芹穂” さん、五十年後も変わらず一緒にいてくれるといいな、と願う次第。
「〜first flash」と「第7話」くらいの絵を比べてみると、髪の線が物理法則を加味した
より自然な流線型になっているのが素人目にも見て取れます。余白にもそこはかとなく
意味が感じられるコマの割り方、パースの取り方は相変わらず流石の一言。
巻末の描き下ろし「Special Blend」では『アリカル』とのコラボが実現。元々 藤枝雅 先生
の作品は世界観をシェアしているところがあるのでこういった企画もお手の物というところ。
“芹穂” さんは「清(saya)」でバッチリ、という感じですが「La Croix de Lune」を
“さらさ” に着せるとなると確かに「飴色紅茶館」のイメージからズレるかも、ですね。
「AQUA DROP」のほうがまだ今の制服と近いからアリかも。
・・・と、坂本真綾 さんの 『紅茶』 などを聴きながら読んだ感想をまとめてみました。
読んだ後、もう一度読み返してみることをオススメしておきます。
初回限定版に付属のドラマCD「White engage」も拝聴しておりますよ。
写真だと文字が潰れて読めないと思うのでキャストくらいは転記しておこうかと。
(敬称略)
“琴織さらさ” : 水樹奈々
“犬飼芹穂” : ゆかな
“獅子尾ハル” : 浅川悠
“白鳥日乃夏” : こやまきみこ
“早乙女愛華” : 田村ゆかり
“南城詩子” : 堀江由衣
・・・確かにドキドキポイントがいっぱいあるよなぁ(w。こそばゆいセリフが満載です。
ダメ絶対音感がある方なら上記のお名前を見ただけでも脳内補完できるのでは、
と思います。ちなみに、収録内容(内訳)は以下の通りです。
[ドラマ・パート]
・Track 1 : 10:33
・Track 2 : 7:25
・Track 3 : 9:48
・Track 4 : 13:39
・Track 5 : 6:53
(Total : 48:18)
[キャスト・トーク]
・Track 6 : 7:32
・・・随分とボリュームありますよね、今更思いましたけど。ドラマCDが付いて 1,980 円なら
それなりにお買い得価格なんじゃないかと思ったりしますが、どうでしょうかね?
“さらさ” と “芹穂” さんとはまた趣の違った “愛華” と “詩子” さん、二人の心の繋がり、
想いの深さを確かめてみてはいかがでしょうか。・・・って、何このセールス・トーク。(^^ヾ
#キャスト・トークがまた面白い。とりあえず ゆかな さんがめっさ可愛いかったです。(w
『咲-Saki-(6)』
小林立 先生の異色作 『咲-Saki-』 第6巻です。
【 http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/introduction/saki/ 】
・・・自分も足が伸ばせないのでフットレストは使わない派ですが。(ぇ
加槓してから嶺上牌で連続暗槓、さらに嶺上開花で和了して倍満まで押し上げるなんて
ありえねぇー!(笑) でもそれが熱い! 流石ですね、小林立 先生。
“和” の胸は相変わらずけしからんワケですが、“優希” にも足袋ソックスで
何させてんですか、って感じですね(笑)。何気なくエロ描写を混ぜてくるところも流石です。
背景、効果線の描き込みなども高いレベルを維持したままですし。
とか言いながら、各人のエピソードを挟んだりしているので話が全然進んでいないのも
変わらず、というところ。オーラスに突入してどんな波乱な展開が待ち受けているのか、
楽しみなところです。
2009年07月25日
『紫色のクオリア』
うえお久光 先生の書き下ろし、綱島志朗 先生の描き下ろし4コマとキャラ設定イラストを
付与した1冊として上梓されました。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0907.php#new14 】
・・・読んでいる間に「YU-NO」を思い出してしまったのは私だけですかね?(ぇ
人間がロボットに見える、という以外にも目を見張る能力を有する “ゆかり”。
そんな奇異な能力を目に、身に受けても忌避することなく友人として接する “マナブ”。
彼女の能力に目をつけた組織「ジョウント」からの使者とも言うべき立場の “アリス”。
たった一言、本心を、心から願う想いを伝えるために掛かった時間と労力、そして能力。
そしてその結論に辿り着くまで気づけなかった一人の少女の過ちとそれに至るまでの過程。
その描写の数々こそが、先ほど申し上げた「YU-NO」を我が身に彷彿とさせるに足る由縁。
これは中々の良作と言うべき内容かと。もし手を伸ばす余裕があるなら是非手にとって
読んでみることをオススメしておきたいと思います。
『神様のメモ帳(4)』
『神様のメモ帳』 が、続刊となる第4巻を刊行するに至っております。
(イラストは 岸田メル 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0907.php#new8 】
まさかキャラクター以外の設定も「スター・システム」に準拠するとは思いも寄らず。
杉井光 先生の他作品を読んだことがある方なら、このシェアード・ワールドとは
ちょっと違った要素の数々に思わず「ニヤリ」とすること必定でしょう。(w
・・・それにしても “アリス” は “ナルミ” に対して無防備すぎ。(w
自分も “ナルミ” と一緒に(心の中で)ツッコミを入れてたくらいです。
他にもいろいろと可愛らしい面が垣間見える二人のやりとりはやはり面白いの一言。
岸田メル 先生のイラストもまたキャラクターの機微を的確に表しております。ステキです。
そんな “ナルミ” の、不器用ながらも熱い思いを胸に挑み続けたもう一組の義兄弟、
平坂組のもう一人の創設者である “平坂” と “四代目” の確執、そして過去。
ひた隠しにされてきた真実が “アリス” によって明らかになった瞬間、そしてその後
を見届けた上で思ったのはただ一つ。「やはり 杉井 先生は出来る人だ」と。
「ぼくは今、探偵の禁を犯す。」、そう冷たく言い放った彼女の想い、またそこに至る
過程や背景に触れる機会がくればいいな、と一読者として心密かに願うのでありました。
『イスカリオテ(3)』
購入して早速読ませて頂きました。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0907.php#new11 】
・・・ここにきて “九瀬諌也” という聖戦の英雄が何だったのか。いや、現在進行形で
何なのか、と言ったほうが正しいのかも知れませんが、それが新たな謎、というか疑問点
として浮かび上がってきました。
#まさか、高次の精神生命体として昇華してる?
それも、“九瀬イザヤ” が「断罪衣(イスカリオテ)」の使い手として一段、とは言わず
二段、三段と大きく成長を遂げるための何かを掴みかけた時の出来事、ということで
〈獣(ベスティア)〉との関係も含めてまたまた先が気になるところです。
・・・それにしても “ノウェム” の言動が端々にいじらしさを感じさせてくれて
何とも愛らしい限り。彼女の想いがどこに繋がるかも注視したいところです。
『アカイロ/ロマンス(4) 白日ひそかに、忘却の』
『アカイロ/ロマンス』の第4巻。来月に第5巻を続けて刊行予定という中、
物語はあわただしい展開を見せております。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0907.php#new12 】
“木陰野” 夫妻との出会い、そしてその戦いぶりに触発されて「かみらの枝」を
より上手く、狡猾に使えるようになった “景介” が名実共に「性悪メガネ」の
立場を確立していく一方──。
“棗” は 「あぎょうの琴」 を使いこなす姿を目の当たりにして、“通夜子” の言葉
も畳みかかり、自分の行く先を見失う。しかし、そんな心の迷いを吹っ切ってこその
「いい女」が彼女自身の本来の姿であるワケで──。
そんな “枯葉” 側の人たちを達観するかのように扱う “依紗子” の妖しさ。更に
別の立ち位置で暗躍する “供子”。突然明らかになった記憶の齟齬に戸惑いを隠せない
“枯葉”。自分の行いから「蔵物」の存在について認識を改めさせられた “景介” ──。
それぞれの思惑がひしめき合い、“景介” と “枯葉” が一歩、また一歩と心寄せ合う合間に
一気に動き出していく話の流れは驚きの連続でした。まだまだ隠し玉がありそうで、これは
来月の第5巻刊行が待ち遠しいと言うものです。今作もまた良作の気配がします。
『C3 -シーキューブ-(7)』
「電撃文庫MAGAZINE」掲載分+書き下ろしを加えた短編集が登場しております。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0907.php#new4 】
今巻の目玉は何と言っても「ネコミミ錐霞」。この一言に尽きるでしょう。
普段の毅然とした態度とはまるで違う、まさに猫そのもので “春亮” に甘えまくるその姿は
さそりがため 先生のイラストも相まって何度読み返したか知れないくらいの愛らしさ。
・・・シリーズを通して読んでこられた方にはまさに必読と言っても良い内容かと。
“黒絵” が “春亮” たちの通う学校に忍び込むお話、あれは話の切り返しが上手いな
と感じました。途中までは明らかに 「コイバナ」 な様相でしたし。
あとは “このは” が短編集の端々で、二十面相じゃないですけどいろんな顔を見せる
ところも注目でしょうね。「デカパイ仮面」は色んな意味で面食らいました。(w
編集部からのムチャ振りである「わたしと一億」のエッセイと共に楽しませてもらいました。
次巻は再び本編に戻る形になりますので引き続き期待させて頂こうかと思っております。
2009年07月18日
『ドラグーン・デリバリー 〜竜の背はまごころを運ぶ〜』
『ドラグーン・デリバリー 〜竜の背はまごころを運ぶ〜』 を読了しました。
(イラストは 水月悠 先生)
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0907.php#novel090702 】
「ライトノベルの雑誌」というのはコミックの雑誌と比べて商売として成り立たせにくい
のだろうな、と「あとがき」を読んでつくづく感じました。どうしても読むのに時間が
かかる代物ですからね。文字を追うのが余程好きでないと手が伸びないでしょうし・・・。
まぁ、そんな話はさておき。
短編の集まりではあるのですが、その短いエピソードの中に収められた世界観である
とか、竜騎手の “リズ” や “アイリーン”、そして コマンダンテ(=司令官)の
“コゼット” たちの心通うやりとりの数々は奥行きを感じさせるものがありました。
#先生の嗜好が注ぎ込まれたことにより筆がノッていて面白かったのではないかと。(w
水月悠 先生が描く挿絵が、既存の「HJ文庫」他作品とは一線を画すカタチでふんだんに
盛り込まれていましたので、上記のような感覚が視覚的にも捉えやすかったのも特徴として
挙げられるのではないかと思います。
・・・この作品を雑誌の休刊が原因で手放す、というのはもったいないような気がします。
売上げにもよるとは思いますが、可能であれば続刊の刊行をご検討いただけたら、と
「HJ文庫」編集部様へ願わずにはいられません。
『六畳間の侵略者!?(2)』
を読ませて頂いております。
(イラスト担当は ポコ 先生)
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0907.php#novel090704 】
第1巻では 「ころな荘一〇六号室」 に移り住むことになった “孝太郎” と、その
明け渡しを狙う “早苗”、“ゆりか”、“キリハ”、“ティア” & “ルース”、
更には大家である “静香” の人となりが掴めた段階で一旦、幕を引きました。
第2巻ではいよいよそれぞれのキャラクターを活かして、彼らが通う「吉祥春風高校」
へと場を移しての本格的な「一〇六号室」争奪戦がスタートします。
シナリオライターとしての経験からでしょうか、話の回し方やキャラの使い方が
とても自然で、スラスラと楽しく読めたというのが第一印象としてあります。
“孝太郎” が所属する「編み物研究会」の会長 “晴海” とのフラグも着々と
立てつつある彼の未来にあるものは、その身の隣にいるのは誰か。
先が気になる展開に期待したいと思います。
『しちゃった? しないの。その2』
エロコメではないかと思う 鯨晴久 先生の 『しないの。』 続刊が登場です。
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0907.php#novel090706 】
「やさいたっぷり肉まん鍋」ってスゴい気になるなぁ〜。
「いけぬこ研究会」の面々で作ったことのあるメニューなのかなぁ〜。
“祐介” のフェロモンにあてられて “綾” 以外の女性は今巻でも欲情させられ
続けているワケですが、もちろん耐性がつくような現象でもないので羨ましくも
エッチなトラブルに巻き込まれ続ける “祐介” 少年。
嫉妬深い “綾” から与えられるケガが絶えないのは致し方ない、ということで。(w
このままいくとホントにジュブナイル・ポルノとして鞍替えしなくてはならなく
なりそうなエロコメぶりは 鯨晴久 先生ならでは、といったところでしょうか。
『ギブあっぷ!』
会田孝信 先生によるラブコメディ 『ギブあっぷ!』 を読ませて頂きました。
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0906.php#novel090601 】
時代は「ツンデレ」全盛と見る方が少なくない昨今の世の中。「ツンデレ」の魅力
といえば、ふとした瞬間に見せる普段とは違った一面、すなわち「ギャップ」に
よるものかと思います。
会田孝信 先生のイラストからも読み取れる “璃亞” が見せるギャップはある程度
想像がつくかと思いますが、ここにもう一人、違ったギャップを見せる人物が現れる
ことで物語にもスパイスが効いて、二重の意味で綺麗に「落ちた」のが良かったです。
・・・“螢” がとった「あの行動」だけは流れ的にもちょっと理解できませんでしたが
続きがあるのならば是非読ませて頂きたい、という感触の得られた作品だと思います。
『で・こ・つ・ん★(1)(2)』
野島けんじ 先生 & しゅがーピコラ 先生の 『で・こ・つ・ん★』 を拝読しました。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/dekotsun/index.html 】
すごい読みやすかったです。1営業日でサクサクと2巻まで読み終わりました。
キャラクターの個性もそうですが、相関関係も掴みやすいのがプラスに働いていた
のかも知れません。その効果で心情描写も追いやすかったです。
1巻では兄の “真心” にべったりで何かとコンプレックスの多かった “心愛” が
何度も迷いながら、ついには女神を召喚できる「神触人(イノセント)」として
自立していくことを目指すまでを、やきもきしながら見届けさせてもらいました。
2巻では弟の “真心” にぞっこんで、「神触人」としてその高みを目指す “紅愛” が
その決意の源となる過去の事件を未だ吹っ切っていないことが示す、外面的な強さと
内面的な弱さのギャップにより人間性溢れる描写を堪能することができました。
あとは女神を憑依させる依代、「神衣人(ドレス)」として男である “真心” が
女子高「泉命女学院」でどこまで正体をバレずにやっていけるのか。注目しておきたい
と思います。
『がんばれ! 消えるな!! 色素薄子さん(1)』
書店店頭で表紙を見たときにビビッとくるものがありましたので衝動買いしてきました。
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75806156 】
突飛な事件に出くわすワケでもないし、特別な能力をもつ人が出てくるワケでもない。
・・・いや、あの「薄さ」はある意味「もって生まれた才能」だと思いますが。(^^ヾ
「自分にできること」を見つけようと、「誰かに誇れる何かをもちたい」と想い、願う
“薄子” さんがすごす日々を、当て所ない日常をただ淡々と描き続ける本作。
・・・ちょっと人を選ぶかも知れないけど、この雰囲気は好感触だなぁ〜。
イラストの色使いとか、線から感じられる丸さ・柔らかさが特に。感覚的な印象ですけど。
私、わかつきめぐみ 先生の作品とか好きなんですが、そのへんの系統がOKな方なら
読んでみるのも一興かと思います。
『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!(1)』
手にとってみましたよ。
【 http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-83611-0.html?c=20397&o=date& 】
・・・すごいよなぁ、「コミックハイ!」編集部は。相変わらずブッ飛んだ設定の作品を
世に送り出し続けているんだなぁ、と認識を新たに、ある意味感心しておる次第です。
兄妹とはいえ、異性の性的嗜好にまで理解がある女の子というのは羨ましいような
恥ずかしいような・・・・というかエロ本の隠し場所まで全て把握されてるのは男として
どうかと思うぞ、“修輔” 少年よ。(w
そんな邪な想いが交錯する “奈緒” と “修輔” の関係も、彼の幼なじみ “彩葉” の
登場で一気に瓦解、というか世間から見れば真っ当な位置に戻ろうとしている状況を
どう纏めてくるのか。興味がもてる展開です。
2009年07月11日
『こえでおしごと!(2) 初回限定版』
エロゲ声優をテーマにしたコミックとして衝撃的な登場を果たした 紺野あずれ 先生の
『こえでおしごと!』第2巻。初回限定版には 「MOSAIC.WAV」 作成のイメージソングが
付くということで迷わずそちらを購入させてもらいました。
【 https://shop.wani.co.jp/index.php?goods=978-4-8470-3690-3 】
まさか 「MOSAIC.WAV」 へ取材に行っていたとは。それでより現実的な描写が
出来ていたワケですな。事前調査は何事でも大切、ということを認識しました。
・・・でも、個室で座って長時間収録、という印象を持ってましたけどね、普通に。
#ゲームの収録風景とかは何かの映像特典やらでよく見かけてましたし。
今巻もちょっとどころではないナナメ上な方向に青春している “柑奈” に
思いがけない同業者が登場してステップアップした羞恥プレイが待っています。
エロゲに少しでも理解のある方なら楽しめること間違いなしの内容。オススメです。
そして 「music by MOSAIC.WAV」と銘打ったイメージソング 『魔法のおしごと』 を
合わせて聴かせて頂きました。
「エロめの歌詞で明るくお願いします」
とオーダーした 紺野あずれ 先生の願望に見事応えたカタチとなる曲は「MOSAIC.WAV」
ならではの仕上がりになっていると思います。「超AKIBA系☆伏せ字POP」の二つ名は
伊達じゃない、と感心しました・・・・歌詞カードを見て(w。UPテンポなのがまたイイ!
#BPM 184 くらいあるの!?
だってそういう伏せ方するとは思ってなかったんですもの。PPPHする様子は脳内で
想像つきましたが、まさかサビでも・・・・ってね。発想も良いですし、とても新鮮でした。
これは聴いておいて損は無いと思います。1曲リピートさせるのも全然OKな感じです。
・・・例えば「LINEAR」みたいな感じの踊れるイベントで生で唄うか曲を掛けてもらうと
スゲェ盛り上がりそうなので是非やってほしいと心密かに願う次第です。
#第3巻ではムービーを付けてもらいましょう。(ぇ
『ぱにぽに(12) 初回限定特装版』
第12巻も初回限定特装版を押さえてきました。
【 http://www.square-enix.com/jp/magazine/top/introduction/detail/9784757525757.html 】
・・・「ハ●ソン!」って平成生まれの人とか分かるのかな?(^^;
例えば、第150話「鬼が出るか蛇が出るか」みたいにテーマを揃えてネタ出ししてくるのも
好きですし、第156話「千石万石も米五合」みたいにネタがごった煮な感じなのも好きです。
まぁ、ここまで来ると何でも好きです。・・・って“ジェシカ”って誰!?(w
第158話「歓楽極まりて哀情多し」では あらゐけいいち 先生や 勇人 先生にゲスト参加
してもらったりと遊び心満載な内容の数々に今巻も満足させてもらいました。
同梱の「帰ってきた 新・ぱにらじの逆襲リターンズ!」も聞かせてもらいました。
50分02秒と付録にしては相当なボリュームで、こちらも楽しませてもらいました。
・・・主に 斎藤千和 さんの悟りっぷりというか開き直りっぷりに。(w
ようやく「ぱにらじだっしゅ!」のゲストとして呼ばれた 新谷良子 さんとの掛け合いも
面白かったです。この面白さを3年も温めていたのは流石に長かったと言うべきでしょう。
#何で左上にメソウサが? と思ったらなるほど納得のクオリティー。(w
『這いよれ! ニャル子さん』
頂いております、逢空万太 先生の「第1回GA文庫大賞 優秀賞」受賞作品です。
(イラスト担当は 狐印 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/nyaruko/ 】
「クトゥルー神話」 自体に触れたことは無いのですが、TRPGに触れてはいるので
間接的にその存在を知る身ではあります。・・・無論、仔細知るところではなく。
「クトゥルー神話」 ネタだけではない様々に散りばめられた要素、そして何よりも
一方的にテンション高めな “ニャル子” さんと一向になびかない “真尋” との
噛み合ってるんだか、いないんだかのやり取りの数々が面白かったです。
「クトゥルー神話」 を題材としたTRPG 『クトゥルフの呼び声』 から 「SAN値」 まで
引っ張り出してくるとは思ってもいませんでしたけれども(w。次巻がもうそろそろ
というか 7/15 に刊行されるハズなので、買って続きを読ませてもらうことにします。
『レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い』
ついに第二部の結び目となる最新刊が刊行されております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200710000529 】
〈協会〉、〈螺旋なる蛇(オピオン)〉、そして〈アストラル〉。それぞれの思惑が
ぶつかる魔術の、あるいはそれを伴わない総力戦の果てに辿り着いた結末──。
それ故に奇しくも「貸し出し魔法使い(レンタルマギカ)」としての姿勢を貫かなくては
ならなくなった魔法使いたちの想いの強さ──。
その想いの強さに触れて決意を新たにする少年と、図らずも培ってきた彼への深い想いと
共に迎える果てに愁然とする少女──。
・・・これはまた素晴らしい物語を読ませていただいたものだと痛感致しました。
この想いを文字に載せて的確に表現することのできない技量の無さを悔やむ他ありません。
ぜひ、ご一読の上で第二部のラストを見届けてほしいと願う次第です。
#pako 先生の口絵が特に絶妙でした。
これまでの要、というか要所要所を押さえてきたのはやはり “猫屋敷蓮” ではないかと
思っています。第三部以降、彼を含めて〈アストラル〉はどうなっていくのか。
冬刊行予定の新刊が楽しみなところです。
『SH@PPLE―しゃっぷる―(6)』
竹岡葉月 先生、よう太 先生の入れ替わりラブコメディも6巻目に突入です。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200812000045 】
・・・『新異装戦士SH@PPLE』、1冊くらいスピンオフできるんじゃないですか?(w
今回はふって沸いた “胡蝶の宮” の婚約者登場で彼女自身の恋心にも、“雪国” の
片想いにも明確な輪郭が帯びていくまでの過程が絶妙な按配で描かれていたと思います。
良いお話を読ませて頂きました。
対称的に、これまでの流れも踏まえて一気に自分の想いがブレはじめた “蜜”。
自分にとっての「Like」と「Love」は “舞姫” と “雪国” のどちらに向ければ
良いのか悩む彼女の行く末が次巻以降のテーマになるのでしょう。楽しみです。
そんな彼女たちに焦点が集まる中、忘れてはいけないのが “芝目” 会長の地道な
努力と信念の賜物、そして一つの結末。更に言うと「LNF」で触れられていた “舞姫”
との関係にも少し脈が見えたような気がして、こちらも楽しみなところであります。
【 http://srnd.skr.jp/pc/D/2009_05.html#2009-05-03 】
8月に発売予定の 井上麻里奈 さんらが演じるドラマCD、そして 7/25 売りの
「コンプエース9月号」から連載開始となる ういらあくる 先生のコミカライズにも
期待しておきたいところです。
#ラフを見た感じだと問題は無さそう。あとはオリジナル展開でどう魅せてくれるか。
『白夢(スノーミスト) 放課後の霧使い』
『白夢(スノーミスト) 放課後の霧使い』を拝読しております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200812000039 】
見た目にもページ数は多いのですが、反して文字数はさほど多くないので
意外にサクッと読了できたような気がします。アクション・シーンがふんだんに
盛り込まれていたからかも知れません。
「わかりやすい」か「複雑」か。それはお話自体に問いかけるのではなくて
読者が作品の世界観を捉えやすいか、否か、という点に向けられた質問かと
思いました。読了後の感想として。無論、それも読み手次第ですが。
“榮一” が持つ「霧」への親和性、そして「霧」自身の謎。展開としては
なかなか楽しませてもらいましたので、次巻の刊行が楽しみなシリーズである
と言って良いかと思います。