榊一郎 先生の大人気タイトルと 「STANDARD R.P.G. SYSTEM」 が融合した
『神曲奏界ポリフォニカRPG』。そのリプレイが再び 加納正顕 先生/F.E.A.R. により
執筆され、日の目を見る形となりました。(イラストは みかきみかこ 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/p-rpg_r/index.html 】
・・・確かに悩んでますよね、三田誠 先生。・・・技の名前とか、装備とか。(違
榊一郎 先生、三田誠 先生、鈴吹太郎 先生、矢野俊策 先生とこれだけでも豪華な面子
なのにも関わらず、更に 合鴨ひろゆき 先生がプレイヤーとして加わった今巻ですが
前巻から更に輪を掛けて面白くなっています。これはまずお伝えしなくてはならんことで。
前巻で “ティアン” の契約精霊となった “レイファス” ですが、前の契約楽士
“オルステッド” に対してそれぞれ(わだかまりにも似て)何かと思うところがあり、それを
発端にして人間と精霊との関係に悩み、どう結論付けるのかがポイントとなっています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
GM : お、重い。悲惨な設定だなぁ。
ティアン : そういう設定にしたのはお前だ!(一同笑)
ローゼ : ハンドアウトに書いたのもお前だ!(一同笑)
______________________________
・・・思わず吹きました(w。折角の 合鴨 先生のロールプレイが台無しです、加納 先生。(w
と、重い役どころを見事に演じきった 合鴨 先生もそうですが、温和な“バーセル” らしい
エピソードと言動が溢れるシーンの数々、あと “ローゼ” の母親をイキイキと演じ続けた
GM 加納 先生のロールプレイには特に注目しておいて頂きたいところかと。
#“ローゼ” & “ネル” はあまりに自然すぎて、それはもう性別を疑いたくなるほどで。(w
合鴨 先生演じる “レイファス” の名シーンの数々は みかきみかこ 先生がピンポイントに
効果的な挿絵を挟むことで、より印象的に感じ取ることが出来ました。流石だと思います。
・・・他にも “アララギ・ウォーカン” 再登場とか諸々含めて。(w
アドベンチャー・パートだけでなく戦闘シーンにおいても “レイファス” の活躍は
目を見張るものがありました。
「ダメージは(ころころ)〈斬〉の48点ですね」
ちょっ、ダメージでかっ! その後もダメージ上昇のサポートを受けて「〈神〉98点」とか
叩き出してますし、「流派最強の武器」の二つ名は伊達じゃないということで。あと、
場の空気を読みまくる 加納 先生のダイスの出目にも注目です。ある意味、奇跡です。(w
それと、戦闘のラウンド進行に絡めて同時処理するFS判定の内容が一層気の許せない
緊張感を与えてくれる仕掛け満載で、読み手も手に汗握るような展開の連続でした。
・・・この辺のマスタリングは素晴らしい限りですが、やっぱりダイス目が(以下略。(^^;
「ヤワラベ=シンカゲ流フラグ砕き」(笑)を打ち破って想いを遂げるのは “ミリエーヌ” か
それとも・・・・ということで ENDING PHASE のフリも気になるのでここは一つ「続刊希望!」
と申し上げるべきでしょう。何卒、よろしくお願い致します。>GA文庫編集部 様
2009年06月06日
『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(5)』
秋田みやび 先生/グループSNE、中島鯛 先生が綴る「ぞんざい勇者団」たちの
冒険活劇リプレイが順調に巻を重ねて第5巻目の刊行となります。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200809000470 】
・・・最初、表紙イラストは誰なのかと思ったけど、まぁ、そういうことね。
“ソラ” が購入した 〈ラミアの首飾り〉 がそこに繋がるとは思いませんでした。
というか “ジーク” と “メッシュ” の盛り上がり具合が素敵。ブラボーって。(w
プレイヤーとGMとがどれだけ気心知れているか、というのがキャラクター同士のやりとり
から感じられて、それがいつも楽しくて仕方が無いのですけど、今回は “エア” と母親との
やりとりが強烈でした。“ソラ” が宥めに入るほどキャラが変わるくらいでしたし。(w
GM 秋田 先生の執拗なまでに容赦の無いマスタリングの数々に、飲み込みのよさと
機転の利き具合、先生の言動を裏読みすることでかいくぐってきた「ぞんざい勇者団」が
まさかの危急存亡の秋を迎えることになろうとは・・・。
これに際する 秋田 先生の思惑は如何に? 目が離せない展開に期待が高まります。
#・・て言うか「ソーサラー」もレベル上げようよ、“ソラ”。(w
冒険活劇リプレイが順調に巻を重ねて第5巻目の刊行となります。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200809000470 】
・・・最初、表紙イラストは誰なのかと思ったけど、まぁ、そういうことね。
“ソラ” が購入した 〈ラミアの首飾り〉 がそこに繋がるとは思いませんでした。
というか “ジーク” と “メッシュ” の盛り上がり具合が素敵。ブラボーって。(w
プレイヤーとGMとがどれだけ気心知れているか、というのがキャラクター同士のやりとり
から感じられて、それがいつも楽しくて仕方が無いのですけど、今回は “エア” と母親との
やりとりが強烈でした。“ソラ” が宥めに入るほどキャラが変わるくらいでしたし。(w
GM 秋田 先生の執拗なまでに容赦の無いマスタリングの数々に、飲み込みのよさと
機転の利き具合、先生の言動を裏読みすることでかいくぐってきた「ぞんざい勇者団」が
まさかの危急存亡の秋を迎えることになろうとは・・・。
これに際する 秋田 先生の思惑は如何に? 目が離せない展開に期待が高まります。
#・・て言うか「ソーサラー」もレベル上げようよ、“ソラ”。(w
『女帝・龍凰院麟音の初恋(3)』
「一迅社文庫」の大人気タイトルに上り詰めた 風見周 先生、水月悠 先生による
記憶喪失ラブコメ、お待たせの第3巻です。
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804069 】
フォントの大きさを変えてくる、というのは しう 先生が運営している Blog のテイストが
出ている感じですね。本文中にも自の文章が現れているような気もしなくはないです。
・・・ある意味、デザイナーさん泣かせなのかも。(^^;
恋のライバル何するものぞ、ということで “悠太”、“麟音”、そして自分の気持ちに
素直になってきた “美麗” を加えてのトライアングラーな関係が固まった感じです。
・・・と思ったらこれはまた・・・・・・どんだけ「おっぱい」って言わせるつもりですか、先生。(w
他レーベルの作品も含めてラブコメ、そしてエロコメに手を出すようになってから一気に
勢いづいてきた感のある しう 先生の動向が、本作を含めて非常に気になるところです。
・・・上月司 先生と肩を並べるのか、はたまた遥か彼方に抜き去ってしまうのか。(^^ヾ
記憶喪失ラブコメ、お待たせの第3巻です。
【 http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804069 】
フォントの大きさを変えてくる、というのは しう 先生が運営している Blog のテイストが
出ている感じですね。本文中にも自の文章が現れているような気もしなくはないです。
・・・ある意味、デザイナーさん泣かせなのかも。(^^;
恋のライバル何するものぞ、ということで “悠太”、“麟音”、そして自分の気持ちに
素直になってきた “美麗” を加えてのトライアングラーな関係が固まった感じです。
・・・と思ったらこれはまた・・・・・・どんだけ「おっぱい」って言わせるつもりですか、先生。(w
他レーベルの作品も含めてラブコメ、そしてエロコメに手を出すようになってから一気に
勢いづいてきた感のある しう 先生の動向が、本作を含めて非常に気になるところです。
・・・上月司 先生と肩を並べるのか、はたまた遥か彼方に抜き去ってしまうのか。(^^ヾ
『ミニスカ宇宙海賊[パイレーツ](2) 黄金の幽霊船』
「朝日ソノラマ」無き今、「朝日ノベルズ」よりお送りする 笹本祐一 先生、松本規之 先生
によるスペース・オペラの真骨頂。アニメ化の報せを引っ提げつつ第2巻のお目見えです。
【 http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10352 】
今は昔、大航海時代に「私掠船免状」に纏わるシステムが存在していたことは
初耳でしたが、それを 笹本 先生が料理するとこんなに味のあるスペオペに仕上がるのか
と感心しきりでございます。
巻き込まれ型でなし崩し的に船長に収まるのかと思いきや、乗り気で就任した “茉莉香”、
何かと損な役回りが多い “チアキ”、練習帆船で偽装船にケンカを売りにいくヨット部の面々
蛇の道は蛇、の如く真っ当じゃないエキスパート揃いの「宇宙海賊船 弁天丸」の面々──。
個性豊かなキャラクターが数多く出てくるので把握するのが大変かな、と思いきや
それぞれの言動や立場といった設定がしっかり区分けされているのでその点、
さほど苦にはなりませんでした。『ARIEL』 の読後と似た感覚なのかな、と。
艦隊戦で派手にドンパチするよりも電子戦などのからめ手に描写の比重があるのも
いかにも 笹本 先生の作品らしいなぁ、と再認識。対偽装船の決着のつけ方は特に。
「弁天丸」の船長が世襲制、ということはこの先 “茉莉香” も後継者を作る必要が出てくる、
つまりはロマンスのお相手が不可欠になるワケで。その辺、次巻あたりで何か匂わせて
くれるのではないかと予想してみたり。何はともあれ、新刊を楽しみにしておきます。
#何度も買い直した文庫版とは別の新書版『ARIEL』も読み直したいところで。(^^ヾ
によるスペース・オペラの真骨頂。アニメ化の報せを引っ提げつつ第2巻のお目見えです。
【 http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10352 】
今は昔、大航海時代に「私掠船免状」に纏わるシステムが存在していたことは
初耳でしたが、それを 笹本 先生が料理するとこんなに味のあるスペオペに仕上がるのか
と感心しきりでございます。
巻き込まれ型でなし崩し的に船長に収まるのかと思いきや、乗り気で就任した “茉莉香”、
何かと損な役回りが多い “チアキ”、練習帆船で偽装船にケンカを売りにいくヨット部の面々
蛇の道は蛇、の如く真っ当じゃないエキスパート揃いの「宇宙海賊船 弁天丸」の面々──。
個性豊かなキャラクターが数多く出てくるので把握するのが大変かな、と思いきや
それぞれの言動や立場といった設定がしっかり区分けされているのでその点、
さほど苦にはなりませんでした。『ARIEL』 の読後と似た感覚なのかな、と。
艦隊戦で派手にドンパチするよりも電子戦などのからめ手に描写の比重があるのも
いかにも 笹本 先生の作品らしいなぁ、と再認識。対偽装船の決着のつけ方は特に。
「弁天丸」の船長が世襲制、ということはこの先 “茉莉香” も後継者を作る必要が出てくる、
つまりはロマンスのお相手が不可欠になるワケで。その辺、次巻あたりで何か匂わせて
くれるのではないかと予想してみたり。何はともあれ、新刊を楽しみにしておきます。
#何度も買い直した文庫版とは別の新書版『ARIEL』も読み直したいところで。(^^ヾ
『Kaguya(4)〜月のウサギの銀の箱舟〜』
鴨志田一 先生、葵久美子 先生が描く “アルテミスコード” に翻弄される少年少女たちの
物語も新種の “アルテミスコード” が生まれたことで新たな局面を迎えることになる、
そんな第4巻の登場です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0905.php#new13 】
“宗太” と “ひなた”、いよいよ恋人同士となったとはいえまだまだ健全、かつベタベタで
甘々な関係が続いております。不測の事態にも動じず対処していく “宗太” と、
思わぬ好敵手の出現にあたふた、ヤキモキする “ひなた” の対比が何とも面白いところ。
などと楽しんでいるだけではいられなくて、状況は転じて内憂外患の様相を呈してきます。
新しい時代の流れに対して想いが「右」と「左」に分かれるのは古来、歴史が指し示している
とおりで、今回の敵もまさにそこが原動力となる存在です。
現状で出来る総力戦の結果、“宗太” の死をも覚悟しなくてはならない終章への繋ぎ、
さらに手放しでハッピーエンドと喜ぶことの出来ない引き具合に思わず続きが気になって
しょうがない読了感に襲われます。これは参った、ということで5巻、お待ちしております。
物語も新種の “アルテミスコード” が生まれたことで新たな局面を迎えることになる、
そんな第4巻の登場です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0905.php#new13 】
“宗太” と “ひなた”、いよいよ恋人同士となったとはいえまだまだ健全、かつベタベタで
甘々な関係が続いております。不測の事態にも動じず対処していく “宗太” と、
思わぬ好敵手の出現にあたふた、ヤキモキする “ひなた” の対比が何とも面白いところ。
などと楽しんでいるだけではいられなくて、状況は転じて内憂外患の様相を呈してきます。
新しい時代の流れに対して想いが「右」と「左」に分かれるのは古来、歴史が指し示している
とおりで、今回の敵もまさにそこが原動力となる存在です。
現状で出来る総力戦の結果、“宗太” の死をも覚悟しなくてはならない終章への繋ぎ、
さらに手放しでハッピーエンドと喜ぶことの出来ない引き具合に思わず続きが気になって
しょうがない読了感に襲われます。これは参った、ということで5巻、お待ちしております。