2009年04月25日

『ソードアート・オンライン(1) アインクラッド』

第15回電撃小説大賞・大賞作品『アクセル・ワールド』での鮮烈デビューも記憶に新しい
川原礫 先生の新作『SAO』を読ませて頂きました。(イラストは abec 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0904.php#new8


・・・最初、BUNBUN 先生かと思いました。(ぉ


川原 先生自身が影響を受けた、という「ネットゲーム」が題材で、近未来仮想ゲーム
として位置づけられた『SAO』。そのシステムに係る描写は現代のMMORPGのそれを
色濃く踏襲しています。プレイ経験のある方には馴染み深いのではないかと。

ただ、現代のそれと違うのは「現実の世界から意識を切り離して限りなくゲームの世界に
『フルダイブ』できる」ことと「クリアするまでゲームからログアウト出来ない」こと。
実際に降りかかったら、と思うとある種の「恐怖」が生まれるシチュエーションです。

もちろん作中でもパニックが生じますし、そこからどんな人が、どんなグループが
派生していくだろうか、というシミュレーションは十分になされています。もちろん
そこから発生する対立や融和なども含めて。流石なものです。


正直、読み終わって「ラストをそこに持っていくのか」と思いました。ですが、確かに
そのまま引っ張っていくとただのファンタジーものになってしまうので、サイバーな
雰囲気を生かすのなら、と納得の一手として思い返しました。

『SAO』という近未来仮想ゲームの中で「結婚」するほどの信頼を寄せる仲となった
“キリト” と “アスナ”。ゲームから浮上した先にある現実世界でもその身を寄せ合う
ことができるのか。その結果を知るためにも次巻以降の刊行を待ち望んでおこうと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | ライトノベル

『魔王城二限目』

田口仙年堂 先生の新シリーズも読ませて頂いておりまして、先日その第2巻が
刊行されております。(イラスト担当は 朝未 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02


日本人、というのは昔から自分(たち)と違うモノへの排斥思想、いわゆる「村八分」の
精神が根強く残っている民族だと認識しているのですが、今巻を読了したことでそんな
おぼろげに抱いていた想いを再び呼び起こされたような気がします。


ということで軍内部において魔神排斥の思想を色濃く内包する “ハイナート” 大佐が
鮮烈デビューしてきたワケですが、あれはヒドいものですな。魔神排斥のためなら手段を
選ばないほどの急進派なのに、普段はおくびにも出さないほどの聖人君子ぶり──。

・・・そりゃあ、“エイゴ” たちもやられっぱなしでいられない気になるのも当然で。

一泡吹かせてから「シーフラウ」へと帰っていた一行ですが、“キサラ” の絵は切り刻まれ
“マルス” は笛の音を披露することも叶わず、苦い思いをした「社会見学」であったことは
否定できません。しかし獣人の子と友達になったり、と大切な何かを培えたこともまた事実。

そうやって少しずつ成長していく彼ら、彼女らを逆恨みの思想を植えつけられた “霊剣楽団”
から護ることが出来るのか。“エイゴ” の奮闘ぶりを予想しつつ、次巻以降の楽しみと
させていただくことに致しましょう。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『学校の階段の踊り場』

櫂末高彰 先生とイラストの 甘福あまね 先生でお送りするファミ通文庫の人気シリーズ
『学校の階段』、その初の短編集が刊行されております。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


これとは別に「FB Online」上で 櫂末 先生と担当編集さんによる本作の誕生秘話と
書き下ろしの特別短編「恋愛とチョコレート」が公開されています。バレンタインの
騒動の裏側、ということで “三島真琴” 好きな方なら必読です。(w

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/02sp/02a_0903kaidan/02a_0903kaidan_sw1.html
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/02sp/02a_0903kaidan/02a_0903kaidan_text1-01.html


「夜明けの階段」や「サンタ同盟」、「盂蘭盆会」については挿絵も含めて “美冬” の
魅力全開という感じで何とも嬉しい限り。“いずみ” と髪の洗いっこをして照れている
様子も、“幸宏” に朝の挨拶をして照れる様子も 甘福 先生がバッチリ再現されています。

さて、短編集で物語の隙間を垣間見て楽しませてもらった後は、ついに本編が次巻で
最終巻となるそうで。“幸宏” はどこに辿り着いたのか、結末をしかと見届けさせて
いただく所存です。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ モノクロームの境界』

久保田悠羅 先生/F.E.A.R.、石田ヒロユキ 先生でお送りする「FB Online」にて
連載されていたリプレイに加筆・修正と書き下ろしを加えての登場です。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_08


・・・名前を「よしお」にしたら許してくれる、って何やらかしたんですか。(w


そんな 小島めぐみ さんの他に 長田崇 先生、菊池たけし 先生、鈴吹太郎 先生を
迎えての「NW2」リプレイですが・・・・ファンブル値「5」でファンブル出しすぎです
小島 さん & きくたけ 先生。「ファンブル侍」とはよく言ったもので。(w

しかも畳み掛けるようにGM ゆーら 先生がクリティカル出しまくるし。すごい
両極端な出目の偏ったセッションでした。見ている分にはオイシイ展開ですが、
実際にアタッカーとヒーラーがこんなん(笑)だと最悪死ぬるので困りモノです。(^^;


ミドルフェイズの情報収集で全員が “ナイトメア” のコネクションを使用する
という彼の人気者ぶり(笑)を垣間見るシーンもありましたが・・・・見てみたかった
ですね、「ドリームマン」と「ドリームキッド」の即興一人芝居。(w

そんな社長のスキルの高さに感心するのは当然のこととして、小島 さんが
キャラの背景設定まで考えてこれるほど成長していたことにも注目すべきところ
ではないかと思います。


・・・ところで、輝明学園の制服ってスカートあんなに短いんでしたっけ?(w

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『けいおん!(1)(2)』

「とらのあな」で平積みにされているのが気になったので1巻、2巻と続けて
購入してきました。TVアニメも放映中の、かきふらい 先生が描く 『けいおん!』 です。

http://www.dokidokivisual.com/comics/book/past.php?cid=200
http://www.dokidokivisual.com/comics/book/past.php?cid=278


“山中さわ子” 先生が軽音楽部の顧問になって、“澪” が学祭で「やらかした」
あたりから面白さが加速度的に増した気がしますね、この作品は。余ったページの
ラフなイラストがどことなく 大沖 先生のテイストっぽいのも印象的です。

“憂” がいじらしいのにナニゲに何やっても上手く出来る天才肌なのが目を惹きます。
“唯” も意外に絶対音感もってるみたいですし。血筋なの?(w

目を惹くと言えば “ムギ” も「お嬢様らしい」ということは分かっているのに
底が知れない、というか知れば知るほど奥深いというか、面白い娘ですね。
・・・ああいった「ぽわ〜ん」としたキャラはキライじゃないですよ。むしろ好き。(ぉ


芳文社の4コマまんがはホントに当たりが多くて助かります。(w
三人寄れば姦しい、といいますが先生も入れて6人でゆる〜く青春を謳歌する
軽音楽部の面々を引き続き眺めていくのも悪くないと思いました。


#「たくあん」なのかッ・・・。(w

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2009年04月18日

『マクロスフロンティア』シリーズ

  原作:ビッグウエスト/マクロスF製作委員会・MBS
  イラスト:江端里沙、青木ハヤト
  著:小太刀右京

以上敬称略、でお送りする映画化も決まった大人気アニメ『マクロスフロンティア』。
そのノベライズ作品を拝読させてもらいました。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200803000062
http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200803000063
http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200807000085
http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200901000266


・・・ホント言うと、アニメも観た上で読むべきなんだと思うんですよねぇ。
「あとがき」にもあるとおり、裏設定だとかアニメでは表現しきれないニュアンスを
含ませているとありましたし。

そんな感じではありますが、新たなる「マクロス」サーガという一大スペースオペラを
テキストで存分に堪能させて頂いたと思っています。


河森正治 総監督自ら添削されている、という折紙付きの内容でもありますが、
当方としては別の作品で 小太刀右京 先生の小説家としての力量に何ら問題ない
ということは承知済みでしたし。

更に言えば 三田誠 先生や 三輪清宗 先生、芝村裕吏 先生、加納正顕 先生
などなど、見知った名を持つ皆様方による考証や尽力もあって作品としての
完成度も増しているハズですし。

・・・これはもう「劇場版」のノベライズも担当するしか! って感じですかね。
どうですか、ビッグウエスト&スニーカー文庫編集部の皆様! とか言ってみたり。
そんな感じで 小太刀右京 先生の今後のご活躍を祈念する次第です。


#そして機会があればまたリプレイ作品の執筆も是非。(w

posted by 秋野ソラ at 03:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『私立彩陵高校超能力部(7)』

途中、掲載誌の変更を挟んで連載してきた 石田あきら 先生の『私立彩陵高校超能力部』。
ダブルカバーが目印の本作もいよいよ幕引きと相成りました。

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75806116


・・・まぁ、裸で殴りこまれるよりは穏便に済んで良いのではないかと、(w


第46話から第50話にかけて、一つの世界観を少しずつ時間軸と視点をずらしていくことで
リレーのように繋げていく構成はいかにも連載モノ、という感じがして良かったです。
個々のキャラクターが改めて深堀できていたと思いますし。

思いがけない友情関係や、ようやくといった愛情関係も芽生える中、“カシムラ” は
結局「どっちつかず」でしたねぇ。追い続けるほうの一途さも賞賛に値しますけれども。
恐るべしはそんな「偶然」ですが、「健気な妹の発言」で救われるお話も印象的でした。

これでお別れ、というのも寂しいところではありますが、ひとまずは連載を無事に完遂
された 石田あきら 先生にお疲れ様な気持ちとありがとうの気持ちを合わせて表明して
おきたいと思います。そして他作品の連載、ならびに新作に引き続き期待しております。

posted by 秋野ソラ at 03:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(3)』

  原作:鎌池和馬
  キャラクターデザイン:灰村キヨタカ
  作画:冬川基

以上敬称略、でお送りする「インデックス」シリーズのスピンオフ作品。
常盤台中学が誇る「超電磁砲(レールガン)」“御坂美琴” に焦点を当てた
本作も第3巻の刊行を迎えております。

http://daioh.dengeki.com/comics/


木山春生 の過去を知ることで分かった『幻想御手(レベルアッパー)』事件の
核となる実験、「虚数学区」の存在、そして『幻想猛獣(AIMバースト)』の誕生と激戦。

その場を収めたのはもちろん “御坂美琴” その人ですが、“初春飾利” も影で色々と
頑張りました。“佐天涙子” を始めとした人たちを救えたのも彼女の功労あってこそ。
敢闘賞モノ、と言っても良いでしょう。

  「こんなとこで苦しんでないでとっとと帰んなさい」

・・・そうつぶやく心に去来するのは哀れみに似た感情だったのか。何にせよ今回も
超能力者(レベル5)にふさわしい強さを見せつけてくれました。カッコ良かったです。


後日談となるエピソードの挿入や若き「風紀委員(ジャッジメント)」二人の活躍を描く
番外編も盛り込まれていて今巻も楽しく読ませて頂きました。次巻も楽しみにしている
次第です。冬川基 先生には今後とも期待しておきたいところです。

posted by 秋野ソラ at 03:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『てるてる天神通り(3)』

「コンプティーク」 にて連載中である 『FORTUNE ARTERIAL』 のコミカライズも絶好調な
児玉樹 先生が描くハートフル商店街コメディ。その第3巻が刊行となっております。

http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200809000341


今巻で一番好きなのはやはり 「メリー・ハッピー・バースデイ(前・後編)」 かな
と思います。“天志” とクリスマスの意外な接点が明るみになってからの町内会メンバー
が一致団結する様子は心温まる話だったなぁ、と。ちゃんと愛されてるなぁ、と。

もちろんそれは 「先人来たりて杖を鳴らす」 や 「お客様は神さまです(前・後編)」
のように、天神通りにおわす八百万の神々にも好かれているエピソードを踏まえての
所感、ということになるワケで。“草十朗” のようになるのはまだまだかと思いますが。

それらとは別に 「頼子さんの長い一日」 ではコメディ&シリアスな場面を合わせて
“頼子” の秘めた心情を垣間見せることでキャラクターに一層の深みが増し、より魅力的に
表現されている点も良かったかと。外見だけでなく内面も、ということで。


重版が掛かっておめでとうございます、な 『FORTUNE ARTERIAL』 共々引き続き
応援していきたい作品だと改めて思う今日この頃です。

posted by 秋野ソラ at 03:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『enigmatic LIA3 -worldwide collection-』

LIA 名義でお送りする 『enigmatic LIA』 もシリーズ3枚目。「Upsurge」 と
「HARDCORE TANO*C」 が LIA さんをフィーチャーしたHARDCORE仕上げの2枚組に
なっております。

http://blog.lias-cafe.com/?eid=799640


2枚組ですので、「これはッ!」と思ったナンバーをそれぞれ絞って3曲ずつ挙げてみる
ことにしようかと思います。・・・そうしないとキリがないですし。(^^;


ではまず「DISC1 Upsurge presents -worldwide collection side-」から。

  ・時を刻む唄 [JAKAZiD Remix]
  ・Believe 〜from Vivaldi's 'Winter'〜 [JAKAZiD Remix]
  ・TORCH [Spy47 Remix]

個人的に踊りやすそう&パフォーマンスしやすそう、という観点も入れて評価しました。
ということで JAKAZiD 氏に軍配を上げておこうかと思います。『TORCH』も良い感じです。


次に「DISC2 REDALiCE presents -HARDCORE TANO*C side-」からですが、
何と言ってもこの3曲のコンボを推しておきたいところです。

  ・Light In the Air [Thanatos Remix]
  ・SAYONARA [REDALiCE Remix]
  ・Saya's Song [REDALiCE Remix]

特に『Saya's Song [REDALiCE Remix]』が個人的にツボ。・・・そうですね、例えば
「OTSU3」が開催されるなら是が非でも招聘の上、「箱」でかけて欲しいところです。
思わず体がリズムを刻んでしまうテンションの高さが心地良くてたまりません。

ということで REDALiCE 氏に軍配を上げておこうかと思います、こちらでは。
ノンストップで組んでもらっても良かった気がしますね。


源屋 氏や DJ-Technetium 氏のRemixもオススメなので「DISC2」のほうが頭一つ
抜きん出て好ましい内容かな、と思っています。総じて言うならば。

posted by 秋野ソラ at 03:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2009年04月11日

『よくわかる現代魔法(6) Firefox!』

宮下未紀 先生ご自身による 「ジャンプSQ.」 でのコミカライズも好調な、桜坂洋 先生の
『よくわかる現代魔法』 シリーズ。長らく間を空けておりましたが、アニメ化決定の報
と共に再始動となる第6巻が刊行されております。

http://dash.shueisha.co.jp/-mahou/#b07


まずはアニメ化について改めてお喜びを申し上げる次第です。おめでとうございます。
・・・ “こより” の髪の色彩設計がビミョ〜に気になりますが、アニメーション放映が
成功に繋がることを切に願う次第です。

さて本編ですが、正直第5巻を読み終えたのが数年前、かつ既刊をすでに処分してしまった
という状況でしたので、いろいろと思い出しながら読んでおりましたよ。キャラの設定は
覚えてましたけど、前巻の内容とかおぼろげでしたし。

でも、読み進めていくうちに章立ての仕方だとか、キャラ同士の会話が馴染んでくると
読了までは早かったですね。次巻以降、どういった展開を見せてくれるのか、
桜坂洋 先生のお手並み拝見、というところかと思います。期待しております。

posted by 秋野ソラ at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『カンピオーネ!(3) はじまりの物語』

丈月城 先生、シコルスキー 先生でお送りする「神殺し(カンピオーネ)」の物語。
主人公 “草薙護堂” が「神殺し」に至るエピソードを回想する第3巻が満を持しての
登場と相成りました。

http://dash.shueisha.co.jp/-campione/#b03


「スーパーダッシュ文庫」3月の特集がちょうど本作で、そちらで掲載されている
書き下ろし小説も拝読したのですが・・・・まぁ、尻に敷かれまくってますね、
“護堂” 少年は。(w

http://dash.shueisha.co.jp/feature/0903/index.html


彼が「神殺し(カンピオーネ)」になる前に “エリカ” と出会い、そして今も昔も
振り回されている様子が今巻において克明に描かれているワケで、いろんな意味で
気苦労の絶えない少年だな、と思います。

とは言え、“エリカ” に詰め寄られつつも “祐理” とは以心伝心の仲、妹からは
ヤキモチを焼かれ、あまつさえ「現地妻」と称する “ルクレチア” も居たりして
これは “高木” らが羨むのもムリは無いな、とも思ったり。

英雄としての神ではなく、『まつろわぬ神』 に人の世が蹂躙されることを頑なに拒み、
抗い、ついにはその存在をも殺めるに至る「強情ぶり」が彼の家庭環境にあったことも
興味深い。・・・というか「女殺し」は血統でしたか。(w


とにかく、リゾート地で束の間の休息を楽しんだ “護堂” 少年たちに新たな戦いの
火蓋が切って落とされるのもそう遠くない、ということで引き続き刊行を楽しみに
しておこうと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『恋する乙女と守護の楯 -The shield of AIGIS-(上)(下)』

  原作:AXL
  イラスト:瀬之本久史
  著:和泉フセヤ

以上敬称略によるコンシューマにも移植されたPCゲーム原作のノベライズ。
上・下巻構成となる本作を楽しく読ませて頂きました。

http://dash.shueisha.co.jp/-tate/#b01
http://dash.shueisha.co.jp/-tate/#b02


・・・本当はねぇ、ゲームをプレイしておくのが筋なんですけどねぇ。
しがないヤクザな会社員としてはこうしてノベライズで概略を読ませていただいて
作品の世界観を垣間見させてもらうに留めなくてはならないこともあるワケで。

あとがきにある通り 「オリジナル展開にしつつも」 という構成だったそうですけど、まずは
瀬之本久史 先生のイラストと共に喚起される「男の娘」の世界観を存分に楽しませて
もらったと思っています。・・・下巻のあとがきイラストなんてもう、サイコーですね。(w

実際にゲームをプレイされた方が読んだ場合の感想が気になったりするところですが、
ノベライズのほかに「月刊コンプエース」でコミカライズが連載されているようで。
初夏にはコミックスが出るそうなのでそちらもチェックさせてもらいましょうか。

posted by 秋野ソラ at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ドラゴンクライシス!(8) 最強メンバー集結!!』

亜方逸樹 先生の描く可愛いキャラクターたちが見る者の目を惹く、城崎火也 先生の
『ドラゴンクライシス!』 シリーズ。前巻で倒れた “ローズ” を救うべく手を取る
ドラゴンたちの挙動が気になる第8巻がお目見えです。

http://dash.shueisha.co.jp/-dc/#b08


・・・もう引っ張りだこですなぁ、釘宮理恵 さん。(w


ブルー・ドラゴンの “サフィ” にそそのかされて “竜司” と 「成竜の儀」 を交わした
“ローズ” が直後に “オニキス” にも同じ儀式をされ突然倒れるという騒ぎに──。

というのが前巻までの引きだったワケですが、今回はその “ローズ” を救うため
“マルガ” も含めた共闘作戦が始まってみると “マルガ” と “オニキス” の関係が
見えてくるという副産物も生まれて難儀なところを印象付けられます。


今回の功労者は間違いなく “マルガ” ということになると思いますが、彼女もついに
決心して「ライバル」に挑戦状を叩きつけるまでに至ります。・・・これは確かに「強敵」
でしょうけれども、“竜司” に尽くす健気な “ローズ” の想いが敗れるとも思えず。

ひとまずはトラブルの種が増えた、という感じですが次巻ではどうなることやら。
「ドラマCD化」というメディアミックスを果たした本作の更なる盛り上がりに期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『とある魔術の禁書目録(4)』

  原作:鎌池和馬
  キャラクター原案:灰村キヨタカ
  作画:近木野中哉

以上敬称略、でお送りする 『とある魔術の禁書目録』 本編ベースのコミカライズ。
御坂妹達(シスターズ)にまつわる物語、欠陥電気(レディオノイズ)編の終局に向かう
第4巻の登場です。

http://gangan.square-enix.co.jp/comics/


  「歯を食いしばれよ最強(さいじゃく)───」
  「俺の最弱(さいきょう)はちっとばっか響くぞ」

・・・うぉぅ、めっちゃカッコイィ〜。再現度バッチリじゃないですか、近木野 先生。
“一方通行(アクセラレータ)” とのバトルはモノがびゅんびゅん飛び交って
スピード感もありますし、血が流れまくって臨場感も出てますし。

もちろんその前段となる、“上条当麻” が “御坂美琴” を止めるシーンも
彼女自身の想いの葛藤と彼自身の想いの強さがひしひしと伝わってくるようでした。
・・・これで “超電子砲(レールガン)” のツンデレぶりにも拍車が掛かるワケで。(w

まぁ、今巻の “インデックス” さんの出番はアレだけですが、ああいった病室の一幕
のようなコミカルな部分も合わせての 『とある魔術の禁書目録』 をしっかりと描けている
本作は間違いなくコミカライズとしての成功例と高く評価するに足る物と思います。


次巻は夏予定ですか。楽しみにしておくことに致しましょう。

posted by 秋野ソラ at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2009年04月04日

『SHI-NO ─シノ─ 君の笑顔』

『飾れ、「富士ミス」最後の花!』 ということで 上月雨音 先生と 東条さかな 先生の
イラストとでお送りしてきた “僕” と “志乃” ちゃんの物語もいよいよ今巻で
ラストを迎えることとなりました。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200808000008


前巻のどん底に突き落とされる衝撃的なラストを受け、発生した犠牲を気遣う暇も無く
今巻ではいよいよ様々な点が線に、そしてさらに狂気の終焉へと繋がっていきます。

代議士 “扶桑莞璽” とその関係者、殺人犯 “綾瀬シン”、そして “支倉志乃”。
“扶桑莞璽” の罪が明るみになり解決したかのように見えた事件も “僕” が認識した
違和感、警察関係者の説明、そして一発の《弾丸》 を元に深部へと堀下がり──。


という “綾瀬シン” を巡る事件の終焉については一読の上ご確認頂ければと思いますが
“志乃” 自身が 『あちら側』 と 『こちら側』 を本当の意味で認識し、それを陳腐な
言葉で置換できることを許容し、「記憶力の良い少女」に落とし込むまでの過程も見所です。

その本質の変化が「終幕」で描写されていた制服の色の違いに現れているかのようでした。
・・・ちゃんとカラーで見たかったですねぇ、“志乃” のブレザー服姿を、正面から。

そんなこんなで都合10冊。上月雨音 先生、執筆お疲れさまでございました。
新作がどういった形で出てくるか、楽しみにしておきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん(2)』

笛吹りな 先生のイラストと共にお送りする 藤澤さなえ 先生/グループSNEのリプレイ。
前巻の蛮族戦で敗れた “チロル” たちのその後が気になる第2巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200811000016


  シャーリィ: 「はーい、シャーリィはキャミソールでーす」
  チロル: 「はーい、チロルはかぼちゃぱんつでーす」
  GM: 「はいはい、好きにしたまえ(笑)」

・・・ミッション失敗で経験点も半減され、囚われの身となって気落ちするかと思いきや
負けた後のシチュエーションをノリノリで描写してますし。しかも口絵のカラーイラストに
指定されていたりしますし。今巻も 藤澤 先生の妄想大爆発でお送りしております。

・・・すぐに「裸族」を思い浮かべるあたりも「らしい」というか、流石というか。(w


安心力を売りとする “レクサス” を演じる うー先輩。プレイヤー本人はセッション中でも
否定されていますが、巻末の 秋田みやび 先生にも「ドS」認定されておりました。
まぁ、“レクサス” の言動に戸惑う “シャーリィ” を見るのも楽しみの一つですし。(w

そんな うー先輩 よりもSだと評判(?)のGM 田中 先生が用意したセッションは
洞窟の脱出劇から「はぐれルーンフォーク」の持ち主を探すミッション。合間に犯罪組織の
影がちらついたり、“チロル” の過去が垣間見えたりします。

・・・“ポポ” がルーンフォークを仲間として勧誘したいのも分かります。グラップラー4レベル
であれだけ「投げ」が決まれば戦力として申し分ないですし、後衛陣も助かるでしょうし。
戦力と言えば “チロル” のダイス目も炸裂して大ダメージ量産でしたね。凄かったです。


次巻もGM 田中 先生がメンバーを「あっ」と言わせるシナリオを用意しているそうなので
楽しみです。今巻では ヒヨコ君 のインタビューがありましたけど、次は うー先輩 にも
ご登場頂いて、散々言われていることへの思いの丈を語って欲しいところです。(^^;


#キネティックノベル版も発売を楽しみにしておりますですよ♪

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『SH@PPLE ─しゃっぷる─(5)』

竹岡葉月 先生と よう太 先生のコンビでお送りする♂♀入れ替わりラブコメ。
第5巻は短編集でございます。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200812000044


・・・頑張れ、“芝目” 会長。(w

まぁ、実際に画像分析と認識に係るソフトの導入となればそれこそ結構な額が必要に
なったりもしますが、そんなことは気にするだけ野暮ということで。


だんだん女心、というか女の子の気持ちが分かる「男の娘」として成長しつつある
自称非モテな “雪国” と性別問わずモテモテなのにそういった機微に疎い “舞姫” に
まつわる面白おかしいエピソード&後日談付きが満載で、今巻も楽しませてもらいました。

次巻からは2学期編、ということでどちらかと言うと “雪国” を巡る攻防(笑)が
激化するのかな、と睨んでおるところですが、はてさて。

#オチは無くても世界は回る、ということで。(ぇ

posted by 秋野ソラ at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アリアンロッド・サガ・リプレイ(2) 最強のフィアンセ』

佐々木あかね 先生のイラストと共にお送りする 菊池たけし 先生/F.E.A.R.の
一大叙事詩『アリアンロッド・サガ』。巡り巡って「無印」リプレイ第2巻が
刊行されております。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200812000052


いつもの如く移動中に読み進めていたワケですが、あまりに皆さんのロールプレイと
プレイヤー発言のやりとりが面白くて何度吹き出しそうになったことか。ついつい顔も
ニヤついてしまって傍から見れば怪しい人ですよ。どうしてくれますか、きくたけ 先生。(w

私も生来のツッコミ体質ですので、例えシリアスな場面であっても何かにしろオチを
つけずにはいられない きくたけ 先生のマスタリングに、思わず心の中で 矢野俊策 先生と
同じく突っ込まざるを得ない場面の連続。この楽しさは是非読んで確かめて頂きたい所。

アーツビジョン所属の声優にして「TRPG部 ルティナス」部長である 大竹みゆ さんの
ゲーマーぶりが、演じる「フェリタニア」の姫 “ピアニィ” の可愛らしさに殺意の高さ(笑)
を植えつける様子を今巻でそこかしこに垣間見ることができます。

http://www.artsvision.co.jp/data.php?id=1020
http://lutinus.jugem.jp/


今巻のセッションでは「ケセドの杖」が勝負の鍵を握っていたと言っても過言ではないかと。
パーティの総資産をほぼ注ぎ込むことになることに躊躇することもなく “ナヴァール” に
持たせることを英断した 大竹みゆ さんの采配が功を奏した形です。

あと、「リプレイ」という読み物としての評価ですが、各種技能の補足説明をGMの独白と
並べて書くようにしたことでルールをあまり熟知していない方にも単純に話の展開が
掴みやすくなって「リプレイを読む楽しさ」が一層感じられるようになったと思います。


お話としては “レイウォール” が “バルムンク” と繋がっているらしい、ということが
判明し、アルディオン大陸の各地で立て続けに起こり始めた戦乱と合わせて
「フェリタニア」も否応無しにその渦中へと巻き込まれていく──。

そんな一大戦記キャンペーンとしての下地が整い益々先が楽しみな内容となっています。
まさに「ブレイク」必至なリプレイ作品として推薦することに何ら異議はありません。

posted by 秋野ソラ at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ROOM NO.1301(11) 彼女はファンタスティック!』

『飾れ、「富士ミス」最後の花!』 ということで 新井輝 先生と さっち 先生の
イラストとでお送りしてきた 『ROOM NO.1301』 シリーズもいよいよ最終巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200805000132


  「 僕 に は 恋 愛 は 向 い て な い ── 」

そうつぶやく “健一” は最後の最後まで彼らしい言動を見せてくれました。
恋愛のカタチは一つじゃない、とは言いますが・・・・まぁ、こういうのもアリでしょう。
“千夜子” ともお幸せに、ということで。(^^;

最後まで、と言えば今巻のあとがきも「Tell a Lie」ぶりが冴え渡っていました。
ウチも “鈴璃” と同じツッコミを入れましたもの。(w


「13階」が存在していた謎については言及されませんでしたが、「13階」住人との
関係の終焉と “冴子” という少女の存在が少なからず関係しているのでは、と
今思い返してみるとそんな気がしたりしています。

何はともあれシリーズ完結、ということでお疲れ様でした。>新井 先生、さっち 先生。
新井 先生の作品はゲームのお仕事もあってここしばらくご無沙汰でしたので、
新作が発表されることを楽しみにしたいと思っている次第であります。

posted by 秋野ソラ at 01:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル