『レンタルマギカ』などで知られる 三田誠 先生の新シリーズ。岸和田ロビン 先生を
イラストに迎えた「人間をただの奇蹟に貶める回路」、断罪衣(イスカリオテ)に纏わる
アクションストーリーの始まりです。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0811.php#new12 】
・・・ようやく「積ん読」を崩して辿り着き、読破しましたがキャラクターにしろ、
背景にしろ、そして「断罪衣(イスカリオテ)」にしろ、設定がしっかりしていて
驚きました。「なんで読むの後回しにしてたんだ」と自責の念が絶えません。(^^ヾ
“久瀬諌也” を演じることになった “久瀬イザヤ” という名前への引っ掛け方も
その各々の存在に対する皮肉、それこそ ironic な意味合いが上手く絡まっていて
流石だなぁ、と思いました。
この読了感を上手く言葉で表現しきれないのが自分としてももどかしい限りですが
宗教の概念とか聖人の奇蹟といった要素に興味がない方にもオススメできる物語だと
思います。“久瀬イザヤ” が過ごす一年がどうなっていくのか、楽しみにしておきます。
2009年02月14日
『アカイロ/ロマンス(2) 少女の恋、少女の病』
藤原祐 先生、椋本夏夜 先生の二人三脚でお送りする新シリーズの第2巻です。
ようやく感想を書くタイミングをとることができました。(^^;
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new7 】
表紙、ならびに口絵コミックにも登場しております今巻の新キャラクター “型羽” が
持つ徹頭徹尾な「猜疑心」に縛られた生き方。一見、不思議にしか思えない彼女の言動も
その意味を知ると一気に深みが増します。とてつもない設定だと思います。
“吉乃” の想いに改めて気が付いた、というか気が付かされた “枯葉” との共闘。
その戦いにおいてついに日の目を見せた鈴鹿一族の宝刀、空を舞う剣「つうれん」。
・・・いろんな意味で驚愕の念を隠しきれない展開の連続でした。楽しませてもらいました。
彼女に戦う力を奮い起こした “景介” も 「婿候補」 であることの覚悟は決めた様子。
そんな彼にご執心な “秋津依紗子” という存在の稀有さ。それに気付いた彼はどう反応
するのか、まだまだ先が気になるシリーズです。引き続き注視したいと思います。
ようやく感想を書くタイミングをとることができました。(^^;
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new7 】
表紙、ならびに口絵コミックにも登場しております今巻の新キャラクター “型羽” が
持つ徹頭徹尾な「猜疑心」に縛られた生き方。一見、不思議にしか思えない彼女の言動も
その意味を知ると一気に深みが増します。とてつもない設定だと思います。
“吉乃” の想いに改めて気が付いた、というか気が付かされた “枯葉” との共闘。
その戦いにおいてついに日の目を見せた鈴鹿一族の宝刀、空を舞う剣「つうれん」。
・・・いろんな意味で驚愕の念を隠しきれない展開の連続でした。楽しませてもらいました。
彼女に戦う力を奮い起こした “景介” も 「婿候補」 であることの覚悟は決めた様子。
そんな彼にご執心な “秋津依紗子” という存在の稀有さ。それに気付いた彼はどう反応
するのか、まだまだ先が気になるシリーズです。引き続き注視したいと思います。
2009年02月11日
『Kaguya(3) 〜月のウサギの銀の箱舟〜』
鴨志田一 先生、葵久美子 先生でお送りする「アルテミスコード」に縛られた
少年少女たちの物語、第3巻の登場です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0901.php#new11 】
・・・カラーイラストの一つ一つに今巻の内容とシンクロする想いが見え隠れします。
前半は旅行だの、お泊りだのと出来たてほやほやのカップル、“ひなた” と “宗太” を
より親密な仲にするには十二分なシチュエーション盛りだくさんなコメディぶりですが、
話が進むにつれて「アルテミスコード」が絡む重めな展開へとシフトしていきます。
「かぐや姫」を狙う国際指名手配犯 “福島礼司” の登場に気が気でない “宗太” と
そんな彼の思いに気がつくこともなくやきもきしてしまう “ひなた”。さらに彼女の命をも
脅かすほどの現象をもたらす「月の迎え」。
“宗太” は「ひなたが好き」であることから引き起こした幾つかの奇跡と幾つかの珍事。
「アルテミスコード」にはまだまだ謎が秘められているようで、それにまた一つ近付いた
二人の行く末に待つ結末が気になるところです。
#“千歳” がすごい健気で不憫すぎです。切ないですな。
少年少女たちの物語、第3巻の登場です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0901.php#new11 】
・・・カラーイラストの一つ一つに今巻の内容とシンクロする想いが見え隠れします。
前半は旅行だの、お泊りだのと出来たてほやほやのカップル、“ひなた” と “宗太” を
より親密な仲にするには十二分なシチュエーション盛りだくさんなコメディぶりですが、
話が進むにつれて「アルテミスコード」が絡む重めな展開へとシフトしていきます。
「かぐや姫」を狙う国際指名手配犯 “福島礼司” の登場に気が気でない “宗太” と
そんな彼の思いに気がつくこともなくやきもきしてしまう “ひなた”。さらに彼女の命をも
脅かすほどの現象をもたらす「月の迎え」。
“宗太” は「ひなたが好き」であることから引き起こした幾つかの奇跡と幾つかの珍事。
「アルテミスコード」にはまだまだ謎が秘められているようで、それにまた一つ近付いた
二人の行く末に待つ結末が気になるところです。
#“千歳” がすごい健気で不憫すぎです。切ないですな。
『オオカミさんと洗濯中の天女の羽衣』
沖田雅 先生、うなじ 先生でお送りする「オオカミさん」シリーズも7巻目。
イラストに含まれるえちぃ要素が少しずつ膨らんできていると感じる今日この頃です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0901.php#new3 】
・・・「ふくわらいセット」は正直使おうとする人がいるのかどうか。(^^;
今巻は “雪女” さんのコイバナがなかなかの見所です。豪胆不敵な “雪女” さんと
“地上最強の村人A” を巡る、御伽学園の今昔も交えたラブコメは勢いというか
読み手を惹き付けるパワーのようなものを感じました。
でもって “おおかみ” さんと “亮士” くんがラブホテルに二人きり、という
「オオカミさん」シリーズ始まって以来のラヴいシチュエーションがたまらない
「おおかみさん羽衣落として毛皮もちょっと剥げる」も忘れてはいけません。
二人きりで出かけるきっかけ、といったらアレしかありませんがそこから何を間違って
ラブホテルに二人きりで過ごさなければならなくなったのか。その経緯と二人の
おっかなびっくり、あたふたする様子をぜひご堪能あれ、ということで。
#“おおかみ” さんの笑顔の写真イラストがいい感じに仕上がってますね。ナイスです。
イラストに含まれるえちぃ要素が少しずつ膨らんできていると感じる今日この頃です。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0901.php#new3 】
・・・「ふくわらいセット」は正直使おうとする人がいるのかどうか。(^^;
今巻は “雪女” さんのコイバナがなかなかの見所です。豪胆不敵な “雪女” さんと
“地上最強の村人A” を巡る、御伽学園の今昔も交えたラブコメは勢いというか
読み手を惹き付けるパワーのようなものを感じました。
でもって “おおかみ” さんと “亮士” くんがラブホテルに二人きり、という
「オオカミさん」シリーズ始まって以来のラヴいシチュエーションがたまらない
「おおかみさん羽衣落として毛皮もちょっと剥げる」も忘れてはいけません。
二人きりで出かけるきっかけ、といったらアレしかありませんがそこから何を間違って
ラブホテルに二人きりで過ごさなければならなくなったのか。その経緯と二人の
おっかなびっくり、あたふたする様子をぜひご堪能あれ、ということで。
#“おおかみ” さんの笑顔の写真イラストがいい感じに仕上がってますね。ナイスです。
2009年02月08日
『SH@PPLE─しゃっぷる─(4)』
竹岡葉月 先生、よう太 先生でお送りする双子の姉弟入れ替わりラブコメ。
前巻に現れた、双子の存在を脅かす “X氏” が暗躍する第4巻が刊行となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200805000485 】
・・・話に入る前の「あらすじ」とか「登場人物紹介」って結構助かると思う今日この頃。
それはさておき。今巻は “古葉” 会長が内面的にどれだけ女の子で可愛らしいかを
全力で感じ取ってもらうのがまず第一かな、と思います。いや、入れ替わりのためでなく
単純に女装されられた “雪国” の可愛らしさを堪能するのもアリですけど。(^^;
“X氏” が誰だか分かった時に心に影を落とした “舞姫”、そして “X氏” の
周到さに恐れおののく “雪国”。“X氏” の想いを知るからこそ導き出された二人の
リアクションの意味もぜひ感じ取っていただけたら、と思います。
さてさて、“雪国” の恋心にも一つの進展をみせる出来事がラストに起こって、それが
プラスに向かうのか、マイナスに向かうのか、はたまたあらぬベクトルを生み出すのか。
先が気になる第5巻の刊行も引き続き楽しみにしておきます。
前巻に現れた、双子の存在を脅かす “X氏” が暗躍する第4巻が刊行となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200805000485 】
・・・話に入る前の「あらすじ」とか「登場人物紹介」って結構助かると思う今日この頃。
それはさておき。今巻は “古葉” 会長が内面的にどれだけ女の子で可愛らしいかを
全力で感じ取ってもらうのがまず第一かな、と思います。いや、入れ替わりのためでなく
単純に女装されられた “雪国” の可愛らしさを堪能するのもアリですけど。(^^;
“X氏” が誰だか分かった時に心に影を落とした “舞姫”、そして “X氏” の
周到さに恐れおののく “雪国”。“X氏” の想いを知るからこそ導き出された二人の
リアクションの意味もぜひ感じ取っていただけたら、と思います。
さてさて、“雪国” の恋心にも一つの進展をみせる出来事がラストに起こって、それが
プラスに向かうのか、マイナスに向かうのか、はたまたあらぬベクトルを生み出すのか。
先が気になる第5巻の刊行も引き続き楽しみにしておきます。