2009年02月28日

『シルバーレインRPG リプレイ(3) 白き大地の目覚め』

  監修:友野 詳、上村 大
  著:篠谷志乃&グループSNE
  イラスト:合鴨ひろゆき

以上敬称略、による『シルバーレインRPG リプレイ』もいよいよ大詰め。
個人的には非常に名残惜しいところなのですが、最終巻を迎えることとなりました。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_08


まず結論から言わせていただくと「めっちゃ楽しませてもらいました」の一言。
これも自信を持ってオススメできるリプレイ・シリーズだったと断言できます。
「明王活殺」とファンガスを巡る物語。機会があれば是非ご一読を。

今巻の見せ場はなんといってもコンビネーション。特に “戒” と “ルチカ”。
上村大 さんが演じる “戒” の絶体絶命、大ピンチな状況で見せた 諸星崇 先生が
演じる “ルチカ” の機微がふんだんに盛り込まれたロールプレイが特に圧巻でした。

新しく導入された「感情ルール」「結社〔結社効果〕」そして「クロスアビリティ」。
中でも合体技、という何とも燃えるシチュエーションを生み出す「クロスアビリティ」が
強力で、その様子はGM 篠谷 先生が繰り出す激戦の命運を左右する点に現れています。


・・・何度も読み返したくなる作品に出会える、ということは幸運以外の何物でもなくて。
特に「リプレイ」という書き手すら先が読めないアドリブ満載な中でここまで楽しめる
作品に昇華したことは奇跡という他になくて。

改めてここにプレイヤー諸氏の熱の入ったロールプレイぶりと 篠谷志乃 先生の
マスタリングに敬意を表すると共に、世に送り出して下さったことへの御礼を
申し上げる次第です。ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。


番外編的なエピソードを綴った短編集とか、どうですかね?>ファミ通文庫編集部さん(w


#それにしても最近、入浴シーンとか描く機会多いですね、合鴨 先生。(^^;

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『颯爽! デザートナイツ Replay:エムブリオマシンRPG』

  監修:秋口ぎぐる
  著:清松みゆき/グループSNE
  ビジュアライズ:小玉有起

以上敬称略、で送る「エムブリオマシンRPG」リプレイの新シリーズ。
「今週のビックリドッキリメカ〜」とかおちゃらけ兵器を笑いながら気楽に遊ぶ
キャンペーンを目標にマスタリングするのがグループSNEの重鎮 清松みゆき 先生です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766268.html


・・・いや、これはガチで勝負にきてますよね? ワリとおちゃらけてませんよね。(w


そんな感じでプレイヤー諸氏をヒヤヒヤ、ドキドキさせるギミックがいっぱいの
清松みゆき 先生のマスタリングには今までの「エムブリオマシンRPG」リプレイ
シリーズに無い、新たな面白さを感じることしきりです。

EMでの戦闘が主体になりがちなところをアドベンチャー・パートでのキャラクタースキル
を使ったミニゲームを入れてみたり、情報収集の良し悪しが後々のバトル・パートで大きく
影響してみたりと油断も隙もあったもんじゃありません。(^^;

そんなGMのしたたかぶりに翻弄される “ミラーナ” 一行ですが、例えて言うなれば
「動く京都駅」こと超兵器「オリヴィエ」が目指す理想の地「アールダー」に向けて
時には激突(笑)するほどの一致団結ぶりを見せて困難を乗り越え、進んでおります。


今後も更なるガチなバトルを目論むGM 清松 先生の手腕に期待したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 03:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『Replay:エムブリオマシンRPG ちょっとした』シリーズ

 『聖都のちょっとした終末 Replay:エムブリオマシンRPG』
 『聖戦のちょっとした回避 Replay:エムブリオマシンRPG』
 『聖女のちょっとした受難 Replay:エムブリオマシンRPG』

  監修:秋口ぎぐる
  著:番棚葵/グループSNE
  ビジュアライズ:黒渕かしこ

以上敬称略、でお送りする「エムブリオマシンRPG」リプレイ集3冊。
無事にシリーズが完結しましたのでその内容を振り返ってみようかと思います。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861765544.html
http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766091.html
http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766374.html


  ・“アンジー”(横暴で野心家)
  ・“フィース”(妹フェチ)
  ・“キャシィ”(陽天騎士団長のおっかけ)
  ・“リッチ”(マザコン)

今回のPCの性格を改めて見なおしてみると「これだけアクの強い設定でよく
シナリオが回せたよなぁ〜」と、ただただ関心せずにはいられません。(w
マスタリングされたGM 番棚葵 先生の苦労は如何ばかりかと。

とはいえ、ラストでは “アンジー” が “ルーン” の姉としてしっかりと
「らしい」ところを見せてくれたのが何よりも一番の見せ場だったと言えるでしょう。
エンディングではちゃっかりと収まるところに収まっちゃった狡猾さも健在でしたが。


あと、特筆すべきは「ピンチな局面を何度迎えても、意図せずGMに助けられる」
というシーンが多かったバトルパートでしょうか。GMとしてもやりたくてやっている
ワケではないハズなのですが、そこはダイスの神様の思し召しということで。

そのあたりの雰囲気はサブGMとして 北沢慶 先生が登場したときの様子を読めば
お分かり頂けるのではないかと思います。・・・サブGMの機体、傷一つ受けてませんし。(w


まぁ、何はともあれ無事にキャンペーン終了ということでプレイヤー諸氏、そして
GMに「お疲れまでした」の一言を。

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『ささやきのモノクローム Replay:トリニティ×ヴィーナスSRS』

ということで「トリニティ×ヴィーナスSRS」リプレイにも “パワー・メイク” こと
力造 先生をゲストプレイヤーに迎えてしまった(笑)

  原作:是空とおる
  著:三輪清宗
  ビジュアライズ:合鴨ひろゆき

以上敬称略、による好評リプレイの第2巻が満を持しての登場です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766367.html



  「よし、今日は大惨事を見せるよ!(笑)」


という 華南恋 先生(as “レン・トリニティ”)の力強い宣言(笑)からスタートする、
シナリクラフトを適用した第三話「情熱の狂演」。これに登場するのが 力造 先生演じる
“カイン・ウィリアムス”。『剣神(ブレードデモンズ)』からのクロスオーバーです。

力造 先生と 加納正顕 先生(as “阿東貢”)との「コンビ打ち」や、是空とおる 先生
(as “クロスソード・オメガ”)の代わりに リコンストラクション・ルールによって
指揮系キャラとして再登場している “レンD” の熱演ぶりに注目です。

・・・それにしても「スーパースター“須田直樹”」は素晴らしいROC。まさに神懸かり。(w



  「基本投げっぱ」


という、もはやジャーマン・スープレックスですらないGM 三輪 先生の豪快な投げ技が
なんとも印象的な “レンA” のオープニングと合わせて始まったタイトルネームでもある
第四話「ささやきのモノクローム」。前話同様、鬼のようなGMのエネミー設定が絶妙です。(w

原作者ですら全く想定していない設定をポンポンと提示される 是空とおる 先生の華麗なる
フラグ回収(辻褄合わせ)ぶりや、GM 三輪 先生が数々のNPCを絶好調にロールプレイする
様子、そして何より十仮面第四位 “クアドラ” の想いの強さに注目です。

・・・“レン” はまだ他に人格があるのか〜・・・って、どんだけ脳内会議してますか。(w


合鴨ひろゆき 先生が演じる “築地みとな” に「家族」の繋がりをもたれている “レン”
に対する伏線が明確に張られましたし、4年後のそれぞれの姿に向けて少しずつ軸を
合わせていく展開がどうなっていくのか、引き続き楽しみにさせて頂こうと思う次第です。

・・・近年まれにみる勢いのあるリプレイ作品として少し強めにオススメしておきます。

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『トリニティ×ヴィーナス(2)』

是空とおる 先生の原作を 合鴨ひろゆき 先生が描く、超人類「VIP能力者」たちの
戦いを描いたアクション作品の第2巻です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766244.html


「デモンパラサイト」に「パワー・メイク」・・・・出張りましたねぇ 力造 先生。(w
『力造(パワー・メイク)はいつもあんな感じ』との言もありますが、とりあえず
是空 先生の著者近影を見る限り、容姿については折り紙つきみたいですね。

ここはまさに 合鴨 先生の画力の賜物と言うほかにありませんが。(w


「トリニティ」と「ヴィーナス」との抗争に現れた、どちらにも所属しない第三勢力とも
言うべき「はぐれVIP」。その中でも特異点のような位置付けにある “藤原素子” の登場で
「トリニティ」「ヴィーナス」両陣営の未来予知通りにはいかない要素がまた一つ増えました。

彼女が追い求めるVIP能力が今後どう絡んでくるのかも気になるところです。


“イレブン”提唱の「トリニティ壊滅作戦」がスタートする、ということで一気に
アクションシーンが増えそうな流れに期待が高まります。今巻では十仮面の一人、
“三輪法師右京” が姿を見せましたが、次巻は “レン” が出てくれそうですね。

・・・にしても、何がどうなったら “築地みとな” は「できる女」になれるのでしょう。(w


#『能力使ったら服が吹っ飛ぶ設定にしておけばよかった』って、
#まんま「デモンパ」じゃないですか。(w

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2009年02月21日

『ワールドエンブリオ(5)』

帯ゲストに みつみ美里 先生を迎えて波に乗る、森山大輔 先生のSF伝奇ジュブナイル
『ワールドエンブリオ』の第5巻がようやくの登場です。(w

http://www.shonengahosha.jp/comics/index.php?c=202081-05


・・・うおぉ、“アイオーン” のモデルってヤツなのかぁ〜! マイブラザー!(ぉ
ウチもやりこんだクチだからなぁ。めっちゃ思い入れありますよ。


まぁ、それはさておき。

“リク”、“レナ”、そして “ネーネ”。前巻から引きずっている気持ちに加えて
突然の父親帰宅で心揺さぶられる展開が続いたものの、何とか丸く収まって “タカオ” に
備えるべく力をつけていこうとした矢先でのラストのあの引き具合。

・・・こっちが教えて欲しいくらいですよ、“リク”。(^^ヾ

「キズナ」とか「ウミノムコウ」とか綺麗にまとまっていたのでショックがデカかった
としか言いようがないですね。次巻が出るのは・・・年内かどうか、ってトコでしょうか。
待ち遠しい、とはまさにこのことかと。


#“レナ”が着ていた水着は何歳の時のだったんでしょうね。(w

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『とらドラ!(2) 特装版』

竹宮ゆゆこ 先生原作(キャラクターデザイン:ヤス 先生)の『とらドラ!』を
絶叫 先生がコミカライズ。特装版には 「SPECIAL BOOK」 がついて 850 円(税抜)です。

http://dc.dengeki.com/


お話としては “竜司” が “みのりん” に “大河” のことをよろしくされちゃう
ところから “大河” が “北村” に告白、そして “川嶋亜美” 登場に至るまでが
収録されています。

原作のキャラクターを的確に押さえた 絶叫 先生の描きっぷりは相変わらず惚れ惚れ
するくらいの出来ですね。特に名前を呼ばれて、暴れて、告白して、傾きを見つけて
などといった “大河” の喜怒哀楽の表現が絶妙なのが素晴らしいところです。


特装版の付録 「SPECIAL BOOK」 ですが参加メンバーとその内訳は以下の通りです。
(敬称略)


 ====#========#========#========#========#========#====

  ≪イラスト(カラー)≫
   ・蒼樹うめ
   ・喜多村英梨
   ・小梅けいと
   ・鈴木次郎
   ・七尾奈留
   ・フミオ
   ・みつみ美里
   ・よう太

  ≪イラスト(モノクロ)≫
   ・オオツカマヒロ
   ・桜沢いづみ
   ・絶叫
   ・とりしも
   ・なかじまゆか
   ・ぷよ
   ・MATSUDA98

  ≪コミック≫
   ・あらきかなお
   ・小原トメ太
   ・カロリ
   ・黒井みめい
   ・さくら小春
   ・ヒナユキウサ
   ・御影石材
   ・ヤス

  ≪ノベル≫
   ・おかゆまさき
   ・田中ロミオ

 ====#========#========#========#========#========#====


イラストが良作揃いなのはお名前を見て頂ければ一目瞭然かと思いますが、
「QP:flapper」のお二人とか あらきかなお 先生とか、コミックが読みやすいの
ばかりでなお良し、って感じですね。

・・・まさかノベルまで噛ましてくるとは思いも寄らず。(w

小梅けいと 先生が参加されているのは『狼と香辛料(2)』に寄稿してもらった分の
返礼みたいな感じなんですかね。なかなか良い連携具合でございます。

posted by 秋野ソラ at 02:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『狼と香辛料(2)』

支倉凍砂 先生の原作(キャラクターデザイン:文倉十 先生)を 小梅けいと 先生が
コミカライズする今作も、2巻目の刊行を迎えるに至りました。

http://dc.dengeki.com/


あまりの出来の良さに 支倉凍砂 先生も 「けしからん!」 と大絶賛されておりますが(w
それは読み手の立場からしても同じこと。これを評価しなくてなんとする、ということで。

“ホロ” の可愛らしさとかキャラクターの描写という点だけでなく、原作の世界観を
意識した背景や服飾、小物──さまざまな要素が 小梅けいと 先生の手によって一つに
まとめられているところが作品としてのレベルの高さを窺わせてくれます。

#“マールハイト” を始めとしたオッサンの再現度も絶妙です。(w

もちろん、お話としても読みやすくなっていますし、まさしく言うことなしでしょう。
活字はどうも苦手で、という方にも『狼と香辛料』という作品をご理解いただくのに
申し分ない内容です。引き続きオススメ、ということで一つ。

posted by 秋野ソラ at 02:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『狼と香辛料ノ全テ』

『灼眼のシャナ』、『とある魔術の禁書目録』 と来て 「全テ」 シリーズ第3弾は
支倉凍砂 先生の 『狼と香辛料』 であります。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/etc.php#e0812_1


・・・なんでコレだけ判型が違うのか。
・・・アニメの素材とか、メディアミックスの素材が多いからだな。仕方ないな。


原作のダイジェストを読むと、そんなこともあった、あんな人もいた、と思い起こされる
ところがあって感慨深いです。商取引の手順とか、トリックの内容を図示してくれると
分かりやすいな、と思ったりしました。プレゼンの基本ですね。(w


文倉十 先生のインタビューを読んでいて思ったのは、ライトノベルの表紙・挿絵担当に
抜擢されて躍進するイラストレーターさんが増えたなぁ、ということ。それだけ注目の
集まっている媒体なんだ、ということの裏返しなのかも知れませんが。

設定イラスト集のコメントもいろいろと本音が見え隠れしていて面白いです。
・・・とりあえずオッサン分を貯め込むにはもってこいかと。(w


支倉凍砂 先生は理系出身の作家さんですが、編集さんを交えたインタビューの中でも
触れられているとおり「文系」の文章と「理系」の文章には少なからず違いがあると
思っています。柔らかさであるとか、話の繋げ方であるとか、いろいろと。

これまで刊行してきた各巻に対する想いとか、裏話的なものも述べられていたので
こちらも面白かったです。編集さんとのやりとりも実際の雰囲気が伝わってくるかのようで。


書き下ろし短編「狼と星色の遠吠え」は荷馬車で夜の道を行く “ホロ” と “ロレンス” の
1コマを、珍しく “ホロ” 視点で描いた作品。二人のこういった何気ない会話の様子を
楽しむのも醍醐味ですが、その中に潜む彼女の想いをも掴める内容になっています。


・・・まぁ、値は張りますがね。(^^;

posted by 秋野ソラ at 02:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『狼と香辛料(10)』

『このライトノベルがすごい!』の作品、女性キャラクター部門のランキング上位に
常連となっている、支倉凍砂 先生ならびに 文倉十 先生でお送りする『狼と香辛料』。
ついに2桁、10巻目に突入です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0902.php#new6


「狼の骨」を求めて北の町「ウィンフィール」に辿り着いた “ロレンス” が、今度は
そこにある「ブロンデル修道院」を巡る利権争いに身を投じることになるワケですが──。


今回のキーマンはなんと言っても神学者めいた羊飼い “ハスキンズ”。最初は胡散臭い
だけのご老体かと思いきや、「黄金の羊」「月を狩る熊」「故郷」さらには「ヨイツ」と
これまでに出てきたキーワードを一気に繋がっていく展開はなかなかのものでした。

そして利権争いの形勢が一気に逆転するかと思いきや「あれ? またひっくり返されるの?」
というピンチな局面の挟み方、また更にそれをひっくり返すために登場する “ハスキンズ”。
符号の付け方も久々に妙手だと感じさせてくれました。

その “ハスキンズ” から “ロレンス” へ、礼の代わりのようにもたらされた “ホロ” の
故郷「ヨイツ」に関する情報。それに突き動かされるように向かう彼らの先に何があるのか、
そして “ロレンス” のとるべき道は──。


クライマックスは近いのかも知れません。

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2009年02月14日

『イスカリオテ』

『レンタルマギカ』などで知られる 三田誠 先生の新シリーズ。岸和田ロビン 先生を
イラストに迎えた「人間をただの奇蹟に貶める回路」、断罪衣(イスカリオテ)に纏わる
アクションストーリーの始まりです。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0811.php#new12


・・・ようやく「積ん読」を崩して辿り着き、読破しましたがキャラクターにしろ、
背景にしろ、そして「断罪衣(イスカリオテ)」にしろ、設定がしっかりしていて
驚きました。「なんで読むの後回しにしてたんだ」と自責の念が絶えません。(^^ヾ

“久瀬諌也” を演じることになった “久瀬イザヤ” という名前への引っ掛け方も
その各々の存在に対する皮肉、それこそ ironic な意味合いが上手く絡まっていて
流石だなぁ、と思いました。

この読了感を上手く言葉で表現しきれないのが自分としてももどかしい限りですが
宗教の概念とか聖人の奇蹟といった要素に興味がない方にもオススメできる物語だと
思います。“久瀬イザヤ” が過ごす一年がどうなっていくのか、楽しみにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アカイロ/ロマンス(2) 少女の恋、少女の病』

藤原祐 先生、椋本夏夜 先生の二人三脚でお送りする新シリーズの第2巻です。
ようやく感想を書くタイミングをとることができました。(^^;

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new7


表紙、ならびに口絵コミックにも登場しております今巻の新キャラクター “型羽” が
持つ徹頭徹尾な「猜疑心」に縛られた生き方。一見、不思議にしか思えない彼女の言動も
その意味を知ると一気に深みが増します。とてつもない設定だと思います。

“吉乃” の想いに改めて気が付いた、というか気が付かされた “枯葉” との共闘。
その戦いにおいてついに日の目を見せた鈴鹿一族の宝刀、空を舞う剣「つうれん」。
・・・いろんな意味で驚愕の念を隠しきれない展開の連続でした。楽しませてもらいました。

彼女に戦う力を奮い起こした “景介” も 「婿候補」 であることの覚悟は決めた様子。
そんな彼にご執心な “秋津依紗子” という存在の稀有さ。それに気付いた彼はどう反応
するのか、まだまだ先が気になるシリーズです。引き続き注視したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2009年02月11日

『Kaguya(3) 〜月のウサギの銀の箱舟〜』

鴨志田一 先生、葵久美子 先生でお送りする「アルテミスコード」に縛られた
少年少女たちの物語、第3巻の登場です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0901.php#new11


・・・カラーイラストの一つ一つに今巻の内容とシンクロする想いが見え隠れします。

前半は旅行だの、お泊りだのと出来たてほやほやのカップル、“ひなた” と “宗太” を
より親密な仲にするには十二分なシチュエーション盛りだくさんなコメディぶりですが、
話が進むにつれて「アルテミスコード」が絡む重めな展開へとシフトしていきます。

「かぐや姫」を狙う国際指名手配犯 “福島礼司” の登場に気が気でない “宗太” と
そんな彼の思いに気がつくこともなくやきもきしてしまう “ひなた”。さらに彼女の命をも
脅かすほどの現象をもたらす「月の迎え」。

“宗太” は「ひなたが好き」であることから引き起こした幾つかの奇跡と幾つかの珍事。
「アルテミスコード」にはまだまだ謎が秘められているようで、それにまた一つ近付いた
二人の行く末に待つ結末が気になるところです。


#“千歳” がすごい健気で不憫すぎです。切ないですな。

posted by 秋野ソラ at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『オオカミさんと洗濯中の天女の羽衣』

沖田雅 先生、うなじ 先生でお送りする「オオカミさん」シリーズも7巻目。
イラストに含まれるえちぃ要素が少しずつ膨らんできていると感じる今日この頃です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0901.php#new3


・・・「ふくわらいセット」は正直使おうとする人がいるのかどうか。(^^;

今巻は “雪女” さんのコイバナがなかなかの見所です。豪胆不敵な “雪女” さんと
“地上最強の村人A” を巡る、御伽学園の今昔も交えたラブコメは勢いというか
読み手を惹き付けるパワーのようなものを感じました。

でもって “おおかみ” さんと “亮士” くんがラブホテルに二人きり、という
「オオカミさん」シリーズ始まって以来のラヴいシチュエーションがたまらない
「おおかみさん羽衣落として毛皮もちょっと剥げる」も忘れてはいけません。

二人きりで出かけるきっかけ、といったらアレしかありませんがそこから何を間違って
ラブホテルに二人きりで過ごさなければならなくなったのか。その経緯と二人の
おっかなびっくり、あたふたする様子をぜひご堪能あれ、ということで。


#“おおかみ” さんの笑顔の写真イラストがいい感じに仕上がってますね。ナイスです。

posted by 秋野ソラ at 11:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2009年02月08日

『SH@PPLE─しゃっぷる─(4)』

竹岡葉月 先生、よう太 先生でお送りする双子の姉弟入れ替わりラブコメ。
前巻に現れた、双子の存在を脅かす “X氏” が暗躍する第4巻が刊行となっております。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200805000485


・・・話に入る前の「あらすじ」とか「登場人物紹介」って結構助かると思う今日この頃。

それはさておき。今巻は “古葉” 会長が内面的にどれだけ女の子で可愛らしいかを
全力で感じ取ってもらうのがまず第一かな、と思います。いや、入れ替わりのためでなく
単純に女装されられた “雪国” の可愛らしさを堪能するのもアリですけど。(^^;

“X氏” が誰だか分かった時に心に影を落とした “舞姫”、そして “X氏” の
周到さに恐れおののく “雪国”。“X氏” の想いを知るからこそ導き出された二人の
リアクションの意味もぜひ感じ取っていただけたら、と思います。

さてさて、“雪国” の恋心にも一つの進展をみせる出来事がラストに起こって、それが
プラスに向かうのか、マイナスに向かうのか、はたまたあらぬベクトルを生み出すのか。
先が気になる第5巻の刊行も引き続き楽しみにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク(1) ファントムレイダーズ』

「有限会社ファー・イースト・アミューズメント・リサーチ」代表取締役社長にして
今回のGMを努める 鈴吹太郎 先生がお送りする『アリアンロッド・サガ・リプレイ』
シリーズ第3弾が堂々の登場です。(イラストは 四季童子 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200806000047


同専務取締役副社長である 菊池たけし 先生とは一線を画した「クールでハードでシビア」な
リプレイを目指す方針の下、

『ルーズ・ソードマスター』 に登場した弟思いの密偵 “ナーシア” を演じる 小暮英麻 さん。
『アクロス』 に登場した行方知れずとなったNPCの “カテナ” を演じる 久保田悠羅 さん。
愛のために生き、戦地に身を投じる小さなおじいさん、“ゼパ” を演じる 長田崇 さん。
密かにお目付け役を務める貴族のボンボン、“アンソン” を演じる 菊池たけし さん。

この4名がミッション・インポッシブルな任務をこなす精鋭部隊「ファントムレイダーズ」
として歴史に名を残さない、裏舞台の物語が展開されております。


アラームポイントを導入した緊張感ある第二話の「デイスター城」侵入も面白かったですが
今巻は何と言っても「ファリストル城」陥落に注目せねばなりますまい。『アリアンロッド』の
ルールを駆使してプレイヤーたちが導き出したGMも予想外の手法は一読の価値アリです。

気心知れた猛者たちが和気あいあいとロールプレイしている様子が伝わってくる文章で
楽しく読ませてもらいました。ここから他のキャンペーンとどうクロスオーバーしていくのか
今後の展開に大いに期待が持てるシリーズの予感がします。

管理職でありながら執筆業に携わる苦労を想像するのも困難なところではありますが
鈴吹太郎 先生には是非ともシリーズの一角を担うメンバーとして頑張って頂きたいと
願う次第です。応援しております。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ダブルクロス・リプレイ・ジパング(1) 戦国ラグナロク』

あの男が「ダブルクロス・リプレイ」に帰ってきた! ということでイラストに
獅子猿 先生を迎えた 田中天 先生/F.E.A.R. の新作リプレイを拝読しました。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200808000004


今作のプレイヤー諸氏、ならびにPCは以下の通り。

細野君郎 さんが演じるのは猛々しくも「PC@」には頭の上がらない大妖怪、“イクフサ”。
矢野俊策 さんが演じるのはそんな大妖怪に挑み、敗れ続ける病弱陰陽師、“山住浄ノ進”。
中村知博 さんが演じるのは有名人にしてうっかりさんな天才美少女忍者、“霧隠才蔵”。
そして「PC@力」に長けた 水野暁子 さんが演じるのは運命の女子高生、“天野真弓”。

・・・“イクフサ” と “イフクサ”、表記がごっちゃになっちゃってますよ。校正さん。(^^;


「第六天魔王」織田信長と海外の神々が夢のコラボレーション、ということで
“ヒュドラ道三” とか “ヴィーナス謙信” とか “ファラオ信玄”(おファラオ様) とか
出てきちゃったりしてます。

・・・いくら戦国武将への愛があるとはいえ、世界の皆さんにゴメンナサイって感じです。(^^;


「戦国BASARA」の世界観が理解できる柔軟な思考があれば、このノリと勢いにまかせた
ストーリーが十二分に楽しめると思います。“天野真弓” と “イクフサ” の腐れ縁的な
ロールプレイとかも絶妙ですし。キャラも生き生きしてます、“浄ノ進” 以外は。

・・・ここぞ、というときにダイス目が悪いGMも「らしさ」が出ていて良いと思います。(w


“天野真弓” と共に摩訶不思議な戦国時代へと飛ばされ、離れ離れになってしまった
弟 “勇太”。彼と同じ姿をした魔界十字軍の “蘭丸” との関係は如何に。そして二人は
元の世界に帰れるのか、数々の想いが渦巻く展開に続きが気になって仕方が無い所です。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アリアンロッド・サガ(1) ルーズ・ソードマスター』

イラストに 佐々木あかね 先生を迎え、矢野俊策 先生/F.E.A.R. の小説処女作。
「アリアンロッド・サガ」の一角を担うものとして楽しく読ませてもらいました。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200809000113


実際にデータを作ってシミュレーションしてからノベライズする、という手法は
他の作家さんにも見受けられるのですが、そこは数々の面白いリプレイ作品を
生み出してきた 矢野俊策 先生らしさが窺えるワケで。

特にラスト・バトルの緊迫感。紙幅もそれほど多くない中で “アル” が握る剣に
つたわる汗や、迫り来る敵が放つ咆哮の猛々しさと炎の熱さ、そして一刀必殺の
賭けに出るまでの心の機微までもが感じられるような感覚への誘いに感服しました。


もちろん “ナーシア” や “サイラス”、そして “セルマ” との関わりを通じて
彼が 「約束に縛られる」 行動をとること、その意味についても丁寧に描写されていて
流石だな、と思いました。

・・・リプレイとは設定において若干差異が出る、と感じるかも知れませんがそこは
リプレイではなく小説という体裁をとったことで見えることのできた新たな一面として
捉えるのが妥当でしょう。


今回登場した “ファラフナーズ” も含めて 「バルムンク」 という組織の謎が
まだほんの一面を見せただけでとても気になりますし、これは次巻以降の刊行が
楽しみで仕方がない、という状況です。楽しみにしてます、矢野 先生。

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『生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録(4)』

とどまることを知らない勢いでついに 「アニメ化決定!」 にまでこぎつけた、
葵せきな 先生と 狗神煌 先生とでお送りする非日常系学園雑談小説、第4巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200804000360


狗神煌 先生デザインのキャラがアニメ化される、ということで喜ばしい限り。
4巻でようやく表紙を飾った “真冬” ですが、今巻でも隠された彼女の潜在能力が
如何なく暴露されております。・・・ていうか、どんだけ「神」なのよ。(w

ナニゲに “杉崎” のハーレム計画において関係が1歩進んでいて、1歩身を引いている
みたいな特殊な立ち位置にいつの間にかいるのが読んでいる側としても不思議で仕方が
ありません。・・・清楚で物静かなだけでは足りませんか、そうですか。(w

本編の雑談シーンにまぎれて見え隠れする「企業編」の展開も次巻でいよいよ大詰め
ということですが、正直どう繋がるのか分からんので 葵せきな 先生がどう魅せてくれるのか
その手腕に期待したいと思います。


#“真儀瑠” 先生はワリと真摯に「先生」してるなぁ。(w

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2009年02月07日

『30歳の保健体育』

ゑむ 先生の表紙イラストがずっと気になっていて、でも中身については全然把握して
いなかった 三葉 先生の著作(ポストメディア編集部・編)が探しても見当たらなかった
のですけど、先日新宿の「ゲマ」にあったので購入してきました。

(コミックイラスト担当は ゑむ 先生、イラスト担当は みやはらみみかき 先生 です)

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75801123


・・・やっぱり、ゑむ 先生の漫画に対するセンス、好きだなぁと思います。(w

兎角、えちぃ漫画やビデオ、ゲームなどで「性行為」に対する間違った、というか
偏重した知識を持つ傾向が強い男性陣に対する啓蒙書としては評価に値する一冊かと
思います。

そういった男性陣が持ちがちな思想があることを踏まえながら、「実際はこうなんだ」
とか「そういうとき女性はこう思っている」といった描写を心掛けているところも
ポイントになるのではないでしょうか。

・・・まぁ、その知識を活かす機会は無いと思いますがね。ウチの信条的にも。(^^ヾ

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