2009年02月28日

『シルバーレインRPG リプレイ(3) 白き大地の目覚め』

  監修:友野 詳、上村 大
  著:篠谷志乃&グループSNE
  イラスト:合鴨ひろゆき

以上敬称略、による『シルバーレインRPG リプレイ』もいよいよ大詰め。
個人的には非常に名残惜しいところなのですが、最終巻を迎えることとなりました。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_08


まず結論から言わせていただくと「めっちゃ楽しませてもらいました」の一言。
これも自信を持ってオススメできるリプレイ・シリーズだったと断言できます。
「明王活殺」とファンガスを巡る物語。機会があれば是非ご一読を。

今巻の見せ場はなんといってもコンビネーション。特に “戒” と “ルチカ”。
上村大 さんが演じる “戒” の絶体絶命、大ピンチな状況で見せた 諸星崇 先生が
演じる “ルチカ” の機微がふんだんに盛り込まれたロールプレイが特に圧巻でした。

新しく導入された「感情ルール」「結社〔結社効果〕」そして「クロスアビリティ」。
中でも合体技、という何とも燃えるシチュエーションを生み出す「クロスアビリティ」が
強力で、その様子はGM 篠谷 先生が繰り出す激戦の命運を左右する点に現れています。


・・・何度も読み返したくなる作品に出会える、ということは幸運以外の何物でもなくて。
特に「リプレイ」という書き手すら先が読めないアドリブ満載な中でここまで楽しめる
作品に昇華したことは奇跡という他になくて。

改めてここにプレイヤー諸氏の熱の入ったロールプレイぶりと 篠谷志乃 先生の
マスタリングに敬意を表すると共に、世に送り出して下さったことへの御礼を
申し上げる次第です。ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。


番外編的なエピソードを綴った短編集とか、どうですかね?>ファミ通文庫編集部さん(w


#それにしても最近、入浴シーンとか描く機会多いですね、合鴨 先生。(^^;

posted by 秋野ソラ at 03:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『颯爽! デザートナイツ Replay:エムブリオマシンRPG』

  監修:秋口ぎぐる
  著:清松みゆき/グループSNE
  ビジュアライズ:小玉有起

以上敬称略、で送る「エムブリオマシンRPG」リプレイの新シリーズ。
「今週のビックリドッキリメカ〜」とかおちゃらけ兵器を笑いながら気楽に遊ぶ
キャンペーンを目標にマスタリングするのがグループSNEの重鎮 清松みゆき 先生です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766268.html


・・・いや、これはガチで勝負にきてますよね? ワリとおちゃらけてませんよね。(w


そんな感じでプレイヤー諸氏をヒヤヒヤ、ドキドキさせるギミックがいっぱいの
清松みゆき 先生のマスタリングには今までの「エムブリオマシンRPG」リプレイ
シリーズに無い、新たな面白さを感じることしきりです。

EMでの戦闘が主体になりがちなところをアドベンチャー・パートでのキャラクタースキル
を使ったミニゲームを入れてみたり、情報収集の良し悪しが後々のバトル・パートで大きく
影響してみたりと油断も隙もあったもんじゃありません。(^^;

そんなGMのしたたかぶりに翻弄される “ミラーナ” 一行ですが、例えて言うなれば
「動く京都駅」こと超兵器「オリヴィエ」が目指す理想の地「アールダー」に向けて
時には激突(笑)するほどの一致団結ぶりを見せて困難を乗り越え、進んでおります。


今後も更なるガチなバトルを目論むGM 清松 先生の手腕に期待したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 03:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『Replay:エムブリオマシンRPG ちょっとした』シリーズ

 『聖都のちょっとした終末 Replay:エムブリオマシンRPG』
 『聖戦のちょっとした回避 Replay:エムブリオマシンRPG』
 『聖女のちょっとした受難 Replay:エムブリオマシンRPG』

  監修:秋口ぎぐる
  著:番棚葵/グループSNE
  ビジュアライズ:黒渕かしこ

以上敬称略、でお送りする「エムブリオマシンRPG」リプレイ集3冊。
無事にシリーズが完結しましたのでその内容を振り返ってみようかと思います。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861765544.html
http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766091.html
http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766374.html


  ・“アンジー”(横暴で野心家)
  ・“フィース”(妹フェチ)
  ・“キャシィ”(陽天騎士団長のおっかけ)
  ・“リッチ”(マザコン)

今回のPCの性格を改めて見なおしてみると「これだけアクの強い設定でよく
シナリオが回せたよなぁ〜」と、ただただ関心せずにはいられません。(w
マスタリングされたGM 番棚葵 先生の苦労は如何ばかりかと。

とはいえ、ラストでは “アンジー” が “ルーン” の姉としてしっかりと
「らしい」ところを見せてくれたのが何よりも一番の見せ場だったと言えるでしょう。
エンディングではちゃっかりと収まるところに収まっちゃった狡猾さも健在でしたが。


あと、特筆すべきは「ピンチな局面を何度迎えても、意図せずGMに助けられる」
というシーンが多かったバトルパートでしょうか。GMとしてもやりたくてやっている
ワケではないハズなのですが、そこはダイスの神様の思し召しということで。

そのあたりの雰囲気はサブGMとして 北沢慶 先生が登場したときの様子を読めば
お分かり頂けるのではないかと思います。・・・サブGMの機体、傷一つ受けてませんし。(w


まぁ、何はともあれ無事にキャンペーン終了ということでプレイヤー諸氏、そして
GMに「お疲れまでした」の一言を。

posted by 秋野ソラ at 03:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ささやきのモノクローム Replay:トリニティ×ヴィーナスSRS』

ということで「トリニティ×ヴィーナスSRS」リプレイにも “パワー・メイク” こと
力造 先生をゲストプレイヤーに迎えてしまった(笑)

  原作:是空とおる
  著:三輪清宗
  ビジュアライズ:合鴨ひろゆき

以上敬称略、による好評リプレイの第2巻が満を持しての登場です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766367.html



  「よし、今日は大惨事を見せるよ!(笑)」


という 華南恋 先生(as “レン・トリニティ”)の力強い宣言(笑)からスタートする、
シナリクラフトを適用した第三話「情熱の狂演」。これに登場するのが 力造 先生演じる
“カイン・ウィリアムス”。『剣神(ブレードデモンズ)』からのクロスオーバーです。

力造 先生と 加納正顕 先生(as “阿東貢”)との「コンビ打ち」や、是空とおる 先生
(as “クロスソード・オメガ”)の代わりに リコンストラクション・ルールによって
指揮系キャラとして再登場している “レンD” の熱演ぶりに注目です。

・・・それにしても「スーパースター“須田直樹”」は素晴らしいROC。まさに神懸かり。(w



  「基本投げっぱ」


という、もはやジャーマン・スープレックスですらないGM 三輪 先生の豪快な投げ技が
なんとも印象的な “レンA” のオープニングと合わせて始まったタイトルネームでもある
第四話「ささやきのモノクローム」。前話同様、鬼のようなGMのエネミー設定が絶妙です。(w

原作者ですら全く想定していない設定をポンポンと提示される 是空とおる 先生の華麗なる
フラグ回収(辻褄合わせ)ぶりや、GM 三輪 先生が数々のNPCを絶好調にロールプレイする
様子、そして何より十仮面第四位 “クアドラ” の想いの強さに注目です。

・・・“レン” はまだ他に人格があるのか〜・・・って、どんだけ脳内会議してますか。(w


合鴨ひろゆき 先生が演じる “築地みとな” に「家族」の繋がりをもたれている “レン”
に対する伏線が明確に張られましたし、4年後のそれぞれの姿に向けて少しずつ軸を
合わせていく展開がどうなっていくのか、引き続き楽しみにさせて頂こうと思う次第です。

・・・近年まれにみる勢いのあるリプレイ作品として少し強めにオススメしておきます。

posted by 秋野ソラ at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『トリニティ×ヴィーナス(2)』

是空とおる 先生の原作を 合鴨ひろゆき 先生が描く、超人類「VIP能力者」たちの
戦いを描いたアクション作品の第2巻です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861766244.html


「デモンパラサイト」に「パワー・メイク」・・・・出張りましたねぇ 力造 先生。(w
『力造(パワー・メイク)はいつもあんな感じ』との言もありますが、とりあえず
是空 先生の著者近影を見る限り、容姿については折り紙つきみたいですね。

ここはまさに 合鴨 先生の画力の賜物と言うほかにありませんが。(w


「トリニティ」と「ヴィーナス」との抗争に現れた、どちらにも所属しない第三勢力とも
言うべき「はぐれVIP」。その中でも特異点のような位置付けにある “藤原素子” の登場で
「トリニティ」「ヴィーナス」両陣営の未来予知通りにはいかない要素がまた一つ増えました。

彼女が追い求めるVIP能力が今後どう絡んでくるのかも気になるところです。


“イレブン”提唱の「トリニティ壊滅作戦」がスタートする、ということで一気に
アクションシーンが増えそうな流れに期待が高まります。今巻では十仮面の一人、
“三輪法師右京” が姿を見せましたが、次巻は “レン” が出てくれそうですね。

・・・にしても、何がどうなったら “築地みとな” は「できる女」になれるのでしょう。(w


#『能力使ったら服が吹っ飛ぶ設定にしておけばよかった』って、
#まんま「デモンパ」じゃないですか。(w

posted by 秋野ソラ at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス