もう少し見てみたいと思っていた 杉井光 先生、そして 植田亮 先生の
「音楽に彩られたおかしくてせつない物語」も惜しまれながら最終巻、ということで
1ページ、1ページを心の中で噛み締めながら読ませて頂きました。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new8 】
・・・読了後、胸に溢れた想いを言語化しようとするのは何とも拙くて、もどかしくて。
とにかく読んだことがない方には是非ご一読頂きたいと強く、強く推奨したい作品です。
私、電車の中で読んでいたのですが思わず「ヤバい、泣いちゃうかも・・・」と感じた
感覚を抑えるのに必死になりながら読了を目指してました。それだけ感情移入できていた
という証でもありますし、共感できる要素が多かったのだと思います。
“響子”、“千晶”、“真冬”、そして “直巳”。彼ら「フェケテリコ」の4人が
織り成す物語、というだけでなく何気ない言葉のやりとりであったりとか、感情の機微を
追いかけることはもうできないのだな、と思うと少し寂しいところではありますが・・・。
何度も言いますがとても良くまとまった、綺麗なお話に感銘を受けました。
この作品を世に送り出した 杉井光 先生、ならびに「電撃文庫編集部」関係者の皆様方に
厚く御礼を申し上げたい次第です。ライトノベルを読み続けていて良かったと思います。
次に刊行されるのはどうやら『ばけらの!(2)』ということになりそうですが、
新作であれ、既刊シリーズであれ、杉井光 先生の活動に引き続き強い期待を
寄せていきたいと思います。
#とりあえず『メモ帳』も進めて欲しいかな。(^^;