原作:是空とおる
著:三輪清宗
ビジュアライズ:合鴨ひろゆき
以上敬称略、ということで「F.E.A.R.」社のSRS(Standard RPG System)を導入して
TRPGへと昇華した「トリニティ×ヴィーナスSRS」。そのルールブック発売に先駆けての
リプレイ集が刊行となっております。
【 http://integral.jive-ltd.co.jp/replay/trinity_r_data.html 】
「SRS」というのは、例えて言うなら「Seasar2」とか、そんな感じ。ゲームとして最低限
必要な仕掛けは用意しておくから、あとは独自の色を出すために色々と肉付けしてね、
という代物だと思って下さいな。
多分、「F.E.A.R.」社のゲームシステム・・・・例えば「ナイトウィザード」などを知っている方
であればそう違和感なく触れるのではないかと思います。汎用TRPGとして見るならば
「GURPS(ガープス)」を思い浮かべる人もいらっしゃるかも知れません。
まぁ、そんな前置きはさて置いて。三輪清宗 GMと旧知の仲である
・加納正顕 先生 (“阿東貢” 役)
・合鴨ひろゆき 先生 (“築地みとな” 役)
・是空とおる 先生 (“クロスソード・オメガ” 役)
・華南恋 先生 (“レン” 役)
をプレイヤーに迎えてのセッションですが、華南恋 先生のプレイぶりは初めて字面で
お目にかかります。「話に引っかき回し役が必要なら、華南を呼べ」という紹介文は
どんなものか、と思っておりましたが、のっけから
「というか、ヤンデレをやればいいんだよね?」(一同爆笑)
の一言には参りました(w。実際に読ませてもらいましたけど、是空 先生があとがきでも
述べられていた通り、華南 先生のロールプレイがなければあそこまで面白い展開は
無かったかも知れません。“レンD” と “レンA” の使い分けも最高でした。(w
ストーリーとしては先述の “レン” と “クロスソード・オメガ” との絡みの他、
“阿東貢” と幼なじみのコネクションを持つ “磯部千秋” との切ない物語など
単純にバトルだけではなく、人間関係も重視した流れになっております。
シナリオは 三輪 GMが「トリニティ×ヴィーナスSRS」の良さを余すことなく伝えようと
趣向を凝らし、時間制限のある「フェイズワーク」とバトルシーンを同時進行させて
みたりと、プレイヤー陣を楽しませるだけでなく、思わずヒヤリとさせるギミック満載。
・・・そして最後の難関とも言えるそれを一発で乗り越えた 是空 先生がステキすぎ。
“レン” 風に言えばまさに 「オメガ超かっこいい!」 ワケで。(w
あぁ〜、これは是非とも続刊希望だなぁ。お願いしますよ〜、「ジャイブ」さん。(w