2008年12月27日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2)』

第1巻で鮮烈デビューを果たした 伏見つかさ 先生の新シリーズ。
かんざきひろ 先生が描く “桐乃” を前面に押し出した表紙を引き続き目印として
第2巻の刊行です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new3


相変わらず “桐乃” に虐げられる “京介” の姿を描くコミカルな展開に注目が
行きがちですが、今回も扱っているテーマが重いです。

ひた隠しにしていた「オタク」な趣味を持っていることがバレたとき──。
しかもその相手が「オタク」な趣味に対して嫌悪感を抱くほど理解が無かったとき──。
更にその感情の根底に「マスコミ」からの情報操作が関係していると知ったとき──。

“京介” がとった行動、言質の一つ一つが我が身に、我が心に強く響きました。


よく言われる「嘘を嘘と見抜けないと難しい」のは何も「掲示板」だけではないのです。
テレビや新聞といった媒体などから得られる情報についても同じことなのです。
どうして世間一般の人にそれが理解できないのか、それこそ理解に苦しみます。

とりあえず某毎○新聞を始めとするマスコミ関係者はこの作品をぜひご一読して頂き
猛省を促したいと強く嘆願する次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『乃木坂春香の秘密(9)』

メディアミックスも好調な、五十嵐雄策 先生 & しゃあ 先生でお送りする
シークレット・ラブコメの第9巻が刊行されております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new1


高い声を出すのが歌の上達に繋がる、ってぇのはどっかで聞いたことあるなぁ。


まぁ、それはそれとして。7巻くらいからずっと引っ張ってきた芸能界ネタに
ようやく終止符を打ったカタチですね。結論は順当として、その過程において
ついに “裕人” が自分の想いを認識するに至ったのが最大の進展ですね。

読んでいる途中、能登麻美子 さんを始めとする「N's」メンバーのお名前が
出てきたのにはビックリしました。何でもアリなコラボレーションですな。

声優業を絡めたお話が関係して “姫宮みらん” との接近を果たしたりしつつも
“春香” との仲がいよいよ親密に・・・・かと思いきや今度は “椎菜” が押しかけて
「そうは問屋が卸さない」的な引きを見せられて続きが気になる今日この頃です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『C3 -シーキューブ- (5)』

相変わらずパンツを描くことに余念が無い さそりがため 先生のイラストが
アクセントとして光る 水瀬葉月 先生のエログロな今作も順調に巻を重ねて
第5巻の刊行を迎えております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new5


今巻は「研究室長国」が出張ってくることから自然と “錐霞” に焦点が
集まるワケですけど・・・・いやぁ、しおらしい “いんちょーさん” もカワイイ。

そのへんを絡めた文化祭のスラップスティックな展開を楽しむのも一興なのですが、
「ビブオーリオ家族会」、そして「研究室長国」との決着にまたしても “フィア” が
関係してくるという事実。

「免罪符機構(インダルジェンス・ディスク)」が諸所点在していることについても
まだ明確な理由は提示されていませんし、謎は謎のままということで。

“春亮” を巡る恋のレースに “いんちょーさん” も参戦してきましたし
それぞれの想い、事象の行方が気になりますので、春が来る前までの次巻刊行を
待ち遠しくしておこうと思います。


#巻末のラフイラスト集もイイ。流石は さそりがため 先生。良い仕事されてます。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年12月23日

『さよならピアノソナタ(4)』

もう少し見てみたいと思っていた 杉井光 先生、そして 植田亮 先生の
「音楽に彩られたおかしくてせつない物語」も惜しまれながら最終巻、ということで
1ページ、1ページを心の中で噛み締めながら読ませて頂きました。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0812.php#new8


・・・読了後、胸に溢れた想いを言語化しようとするのは何とも拙くて、もどかしくて。
とにかく読んだことがない方には是非ご一読頂きたいと強く、強く推奨したい作品です。


私、電車の中で読んでいたのですが思わず「ヤバい、泣いちゃうかも・・・」と感じた
感覚を抑えるのに必死になりながら読了を目指してました。それだけ感情移入できていた
という証でもありますし、共感できる要素が多かったのだと思います。

“響子”、“千晶”、“真冬”、そして “直巳”。彼ら「フェケテリコ」の4人が
織り成す物語、というだけでなく何気ない言葉のやりとりであったりとか、感情の機微を
追いかけることはもうできないのだな、と思うと少し寂しいところではありますが・・・。

何度も言いますがとても良くまとまった、綺麗なお話に感銘を受けました。
この作品を世に送り出した 杉井光 先生、ならびに「電撃文庫編集部」関係者の皆様方に
厚く御礼を申し上げたい次第です。ライトノベルを読み続けていて良かったと思います。


次に刊行されるのはどうやら『ばけらの!(2)』ということになりそうですが、
新作であれ、既刊シリーズであれ、杉井光 先生の活動に引き続き強い期待を
寄せていきたいと思います。

#とりあえず『メモ帳』も進めて欲しいかな。(^^;

posted by 秋野ソラ at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年12月20日

『ロッテのおもちゃ!(2)』

ということで『バカテス』とほぼ同時発売の、「電撃コミックス」刊の 葉賀ユイ 先生
最新刊『ロッテのおもちゃ!(2)』、読ませて頂いております。

http://dc.dengeki.com/


・・・いやぁ、“イニ” カワイイよ、“イニ”。(ぉ

#個人的にツボにはまる設定が目白押しなものでしてな、つい。(w

それにしても “ナオヤ” は若いのに良く出来た御仁ですな。自分のことよりも
「押し付けた “メル”」「押し付けられた “アスハ”」に対する想いのほうが
強くて、なおかつ改めて再開した “メル” に対してあのセリフ。並みのことでは。

“ナオヤ”、そして “アスハ” を巡る今の状況が生み出されたのには深いワケが
ありそうですので、それを確かめさせてもらう意味でも次巻以降の刊行に期待が
高まるのは必定、ということで。


# 113 cm・・・・、どんなだ。(w

posted by 秋野ソラ at 00:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス