2008年11月28日

『ぷちはうんど(4)』

「ブレイドコミックス」刊の ねこねこ 先生が描くケモノ系ファンタジーの真骨頂。

その第4巻が刊行されております。

http://www.mag-garden.co.jp/view.php?mode=detail&isbn=4861275512


「とらのあな」の描き下ろしメッセージペーパーに ねこねこ 先生自身が書かれて

おりますとおり、“テイル” にようやく「ヤキモチ」フラグが立ちました。(w

それだけ彼女が “カズマ” に心を許し始めてきた、という証に他ならないのですが。

そのキッカケとなった “テイル” の昔話を吐露するシーンですけど、重めの話を

のほほんと交わそうとすることでほんの少し救われているような気がしました。

・・・話の落としどころは予定通り、ということで。(w

新キャラの魔法使い “フォルテ” は “カズマ” の体にある秘密を知る、唯一の

「身体(からだ)とお金の関係」 をもっているということでまたまた一波乱、二波乱

ありそうです。まだまだ楽しませてもらえそうな予感がします。

posted by 秋野ソラ at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2008年11月27日

『ギロチンマシン中村奈々子 大人社会編』

日日日 先生と 大出長介 先生とでお送りする 『ギロチンマシン中村奈々子』 も4巻目。

外界に出た “中村奈々子” たちの存在意義に迫ります。

http://www.tokuma.jp/bunko/dual-bunko/30ed30c130f330de30b730f34e2d6751594830055b50-1


今回、話を読み進めていくにつれて、「ギロチンマシン」 と呼ばれた “中村奈々子” と

それを生み出した(?)“中村奈々子” の置かれた時間軸の捉え方が違うことに気がつき、

「なるほど〜」 と思わず感心してしまいました。

こう、何と言うんですかね、望遠鏡の倍率を少しずつ戻されたような感じがしました。

そのへんの顛末は読んで頂ければ分かると思うのですが、それはそれとして前巻で随分と

心を痛めた “赤ずきん” の弱音、というか自責の念を吐露する場面が印象的で、

  〈みんな愛しかたがわからないのだよ〉

そのセリフは彼女らが生まれた背景、その意味を知ってこそ響く深いものでした。

人間とロボットとの戦争の物語、もう少し付き合わせてもらうことに致しましょう。

posted by 秋野ソラ at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年11月26日

『みずたまぱにっく。- This is MIZUTAMASHIRO!! -(3)』

ハセガワケイスケ 先生 & 七草 先生の 『しにがみのバラッド。』 コンビが贈る

庶民派学生 “マシロ” の「みずたま」な日々を描く物語り。その第3巻が登場です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0811.php#new5


今巻は “マシロ” と “陽向” との絡み、ということで以前様子がおかしかった

そぶりを見せた “陽向” の謎に迫ることとその対応についてが主軸です。その特殊性を

描写する上で犠牲となった “忍” “千尋” “萌流” の出番はほとんどありません。

何にせよ “マシロ” がキッカケで彼ら 「薔薇の団」 の4人が少しずつ良い方向に

変わっていくところを一緒になって見届けられるのが良いですね。辛いことも、悲しいことも

全て撥ね退けてプラスのベクトルに変えていく力は若さ故か、それとも──。

それにしても “アサミ子” の存在がますます謎を帯び、ちょっぴりSFじみてきました。

次巻は “萌流” について語る流れになるものと思いますが、彼の言動は少し軸をずらして

ファンタジーそのもの。一体全体どんなお話を見せてくれるのか、引き続き楽しみです。


#「前巻までのあらすじ」があると読み返す手間が無くていいなぁ、ってつくづく

#そう思います、最近。・・・もう歳ね。(w

posted by 秋野ソラ at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年11月25日

『名探偵失格な彼女』

「キネティックノベル」 を作り続けてきた 「VisualArt's」 が突然、ライトノベル業界に

殴りこみを掛けた、ということでその記念すべき第1作目にあたる 伏見つかさ 先生、

蓮見江蘭 先生による 『名探偵失格な彼女』 を早速読ませていただきました。

http://vabunko.prpage.jp/001/


まず、挿絵がかなり多いです。昨今、数あるレーベルの中でも群を抜いてます。そして

ページ数はそれなりにありますが、実は文字が大きくて1ページあたりの文字数はそれほど

多くなく、かなりサクッと読めるハズです。

話の流れですが、私としては珍しく 「この娘が犯人かな・・・?」 とかなり早い段階で

目星をつけながら読んでいました。それは実際に当たっていたのですが、それを証明する

くだりは 「なぜ『名探偵失格』なのか」 という理由を上手く示してくれていたと思います。

#なるほどね、って感じで。


・・・まぁ、名探偵失格な彼女よりもその助手のほうが謎多き女性になってますが。(w

こちらも 「もしかして・・・?」 という気がしておりますので、issue/VisualArt's 様には

作品を完成して頂いて、その辺をぜひ確認させてもらいたいと願って止みません。

posted by 秋野ソラ at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年11月24日

『Find the blue』&『F.D.D.』

先日、いとうかなこ さんが出演されるイベントを立て続けに見に行ったワケですが、

CDをこうして改めて聴いてみると「ZIZZ」の音楽は良いなぁ、などと思ったりするのですよ。

http://www.kanataro.com/discography.html


・・・とは言え、『CHAOS;HEAD』はゲームもプレイしてないしアニメも見てない、という

限られた時間の流れに追われるしがないサラリーマンぶりを言い訳に不精の限りを

尽くしていたりするんですけど。(^^;

村上正芳 さんの力強いギター、神保伸太郎 さんの存在感溢れるベース、

佐々木しげそ さんの正確無比なドラム、そして 礒江俊道 さんの音楽性を活かした

キーボード&マニピュレート。そして いとうかなこ さんの高い歌唱力──。

志倉千代丸 さんのテイストが含まれるとはいえ「ZIZZ」らしさが両曲には顕在しています。

・・・特に 『F.D.D.』 はPV付いてますからね。なおのこと印象深いというもので。

#間奏部とか終曲に向かってのフレーズとか、たまりませんな、もぅ。(w


あと、B面・・・・って言い方は今の人はしないか(^^;。『Find the blue』の2曲目に収録

されている 『Desire Blue sky』 は 泉邦宏 さんのサックスが何と言ってもオススメ。

パフォーマンスと技巧を兼ね備えた演奏ぶりは過去のライヴで拝見しておりますが、

こうして改めて聴いてみると「ZIZZ」の音楽層を広げるに足る存在感をひしひしと感じます。

posted by 秋野ソラ at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD