2008年10月31日

『めしあのいちにち(2)』

『護くんに女神の祝福を!』 コンビ、岩田洋季 先生 & 佐藤利幸 先生のお二人で

お送りする新シリーズ 『めしあのいちにち』 の第2巻がすでに発売となっています。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0810.php#new12


“めしあ” を中心にして構成される家族とも言えるし、“保” を巡って構成される

家族とも言える、そんな殺ヶ原家の一員 “めしあ” にラブレターが贈られて、しかも

それを受けてデートに行く、という事態に他の3人は内心、気が気ではなく──。

と、そこで三者三様・・・・いや、“めしあ” の出した結論も踏まえると四者四様の

身の振り方に各々の「らしさ」が窺えます。しかもその結論を踏まえて “錬子” が

「全然クールビューティーじゃねぇ!」という言動を見せて暴走します。

その暴走に振り回される、史上最強のウィザードと称された “左京” のヘタレっぷり

にも注目です。「あんた、何しに来てるんだ」 と。(w


それはさておき、ラストの 「ザ・ミラーズ・トゥルース」 で見せた “めしあ” の

力の片鱗とその使い方。改めて彼女の存在とはそもそもどんな意味を持つのか、それを

確かめるべく、次巻以降も読み進めていくことになるのだと思います。

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2008年10月30日

『ラッキーチャンス!(4)』

毎度毎度 QP:flapper 両氏のイラストが目を惹く 有沢まみず 先生の学園ラブコメ、

順調に巻を重ねて第4巻の刊行です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0810.php#new5


およそ「ヘンタイ」と言われそうな要素をここぞとばかりに注ぎ込みまくる

有沢まみず 先生の作風には相変わらず頭が下がります。・・・色んな意味で。(w

そして単にカワイイ女の子を描くだけではなくて “戸川” や “津向”、果ては

すでに人ですらないクリーチャーと化した(笑)、“良子” の兄である “速彦”

であったりと様々な要望に対して的確に応え続ける QP:flapper のお二方も素晴らしい。

各ヒロインに焦点を当てた短編集約型の構成でスラップスティックな展開を楽しむのが

今巻の醍醐味ですが、そんな楽しそうな様子の裏で “キチ” に隠された「何か」が

少しずつ進んでいるのは気になるところです。・・・恋の行方と同等に。


#それにしても “ニノミー” の胸は反則級だな。(w

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2008年10月29日

『とらドラ9!』

コミックスも出てます。

アニメも放送されてます。

ゲームも出ます。

ということで益々絶好調な 竹宮ゆゆこ先生 & ヤス 先生でお送りする『とらドラ!』。

本編の第9巻も怒涛の勢いで登場です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0810.php#new2


・・・読んでいる側からすれば「それは分かったから話を先に進めて欲しい〜」という

もどかしい思いをしばらくさせられておりましたが、ようやく話が動き始めた、そんな

気がします。

知らぬは当人ばかりなり、と。“実乃梨” はその想いに気付いていたし、“祐作” は

自分の気持ちを曲げたりはしないし、“亜美” はそんな彼ら、彼女らを全て見通してたし。

青春は甘酸っぱいだけじゃない、と結構シビアな展開が続きます。

それでも皆が大人に近付いていく時の流れは止められないワケで。ここにきて “大河” の

家族はやっぱり問題アリみたいということが判明し、さらに “竜児” は “泰子” への

反抗期を迎えてのトラブル続き。

このまま退廃的な幕引きとなってしまうのか。その行方を注視したいと思います。

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2008年10月28日

『はにかみトライアングル(7)』

『乃木坂春香の秘密』 が大ブレイク中の 五十嵐雄策 先生ですが、その裏で粛々と

続いていた 『はにトラ』 がシリーズ最終巻を迎えることとなりました。

(イラストは みずき 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0810.php#new10


“シャルロット”=“妃” が引き起こそうとする 「大崩壊」 を防ぐため奮闘する

“弘司” や “美亜”、“さくら”、“千鶴” たち。油断して意識を取り込まれる

“さくら” と “千鶴” の顛末が個人的にお気に入りな展開でした。

“妃” と “弘司” との繋がりが明らかになったので「なるほどね」とようやく

繋がるところが繋がって、収まるところは丸く収まって、めでたしめでたしです。

・・・と思っていたら “美亜” の姉、“美夜” が戻ってきて改めて “弘司” の嫁を

宣言してきたからさぁ大変。・・・もしかしてこれは 『はにかみカルテット』 を企画

として通そうとする布石でしょうか。(w

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2008年10月27日

『私立! 三十三間堂学院(8)』

佐藤ケイ 先生、かみやまねき 先生による学園ラブコメ 『私立! 三十三間堂学院』 も

シリーズ8巻目を迎え、いよいよ 「ヒロイン勢揃い」 というところまで辿り着きました。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0810.php#new7


読み終わった上で改めて表紙を眺めると 「なるほど〜」 と思える構図なのが素晴らしい。

最後のヒロイン格である “鳳かるら” もまたお嬢様と呼ぶには一癖も二癖もある

設定・背景をもっているので他には引けをとりませんでしたね。


今回の展開としては “鳳かるら” がひょんなことから起こした「瑣末な出来事」が

自分の望まぬ展開を招いてしまうのをどこまでシラを切り通せるか、が肝です。

ちょうど子供がちょっとしたイタズラをひた隠しにするかのように。

やがてのっぴきならない状況にまで追い込まれた時、どうやってそれを収めるのか。

思わず自分の子供の頃をフラッシュバックさせながら読ませて頂きましたが、上手く

まとまっていたと思います。

ページ数が結構ありましたけど1営業日で読み切れましたし。それだけ読みやすく、

感情移入できるお話だったということになるかと。さてさて、ヒロイン揃い踏みで

これからどう展開していくのか。引き続き楽しみなところであります。

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