2008年09月30日

『ゾアハンター(5)』

ついに辿り着けなかった未踏の領域へ──。

大迫純一 先生 & BUNBUN 先生の絶妙なコンビネーションでお送りする

『ゾアハンター』最新の第5巻が登場しております。

http://ga.sbcr.jp/novel/zoahunter/


ここにきて “ダリア” の「人間的な側面」が大きくクローズ・アップされてきて、

なおかつ「得体の知れない何か」が見え隠れしてきているのがとても気になります。

ひとまずは「・・・あの場で何があったんだ!」と言わずにはいられない、ということで。

「敵はゾーンなのか、それとも・・・」という描写は過去にもありましたが、今巻の場合は

少し前に前例がありましたのであまりにもリアルで居たたまれない思いに

囚われるところでした。


展開としては “音緒” にとって驚きの色を隠せない話ではあったかと思いますが

実際に “ゴースト” なんかが出てきたときにはやっぱり “丈” の存在は抜きにできない

ことが証明されたと思います。

そんな彼女の想いもそうですが、「ヒロくん」「カノちゃん」コンビも一般人代表として

興味深いヒューマンドラマを繰り広げそうですので、引き続き次巻も楽しみなところです。

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2008年09月29日

『ブラッド・ミュージック Replay:エムブリオマシンRPG』

  著:秋口ぎぐる・片山泰宏/グループSNE

  ビジュアライズ:綱島志朗

・・・以上敬称略、でお送りする『エムブリオマシンRPG リプレイ』シリーズも

ひとまず区切りをつける形になりました。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861765131.html


・・・総じて言うと「ここぞ! というときにGMのダイス目が悪い」キャンペーンだったな

としみじみ思います。戦略的にはワリと間違ってなかった気がするんですけどね。(^^;

それにしてもここに来て「ドリル」と来ましたか。メカものだからアリですけど

やっぱりインパクトは強いですね、キャラにも付随してくると。>ドリル

#そんなトコに所属してた “キネマ” って一体・・・。(w


“アージュ” がなんだかんだ言いながらもチームのムードメーカーになっていたかな

とも思います。父 “バルアミー” とのやりとりや、囚われの身から助けてもらった

“プラス” への一言など、イイ味が出ていたのではないかと。

あと、“スタッグ” はまごうことなき「変態」ということで。ありがとうございました。(w

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2008年09月26日

『Replay:ゲヘナ 〜アナスタシス〜〈運命〉篇』

シリーズ内の、友野詳 先生/グループSNE が執筆した分を一気に読み倒しました。

あとがきで恒例の、 友野詳 先生の高笑いを久々に見たような気がします。(^^;

(イラストは 平尾リョウ 先生)

  ・『血の妖石は宿命の道標』

  ・『時の渦動は運命の扉』

  ・『銀糸の迷宮は運命の賭け』

  ・『逆撃の獄は宿命の終局』

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861764387.html

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861764646.html

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861764929.html

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861765193.html


リプレイ、って普段ラノベを読むよりも時間が掛かるんですよ。今回も5営業日は

確実に要していると思います。長かったですけど、それぞれのキャラの動きだとか

心情だとかが掴めた途端、一気に読むのが楽しくなりました。


中でも「黒沙術」を使う“シシ”の傍若無人ぶりと時折見せる本音とのギャップが良い意味で

作用したことでこのキャンペーンは面白みが増した感じがします。「カリュオン」で嬉々とした

表情を見せたほどの「黒さ」が今でも忘れられません(w。戦術面での数々のアシストも。

そんな彼女に少なからず縁があることが分かってしまった “ガラーム” 兄貴ですが、

カッコイイはずの設定がいつの間にか博打や女に弱いといったダメ人間ぶりを見せるなど

当初からすれば乖離のあるキャラになっていたかと思います。まぁ、強いからいいか。(w

恋する能天気少女 “フィールー” が、“アルガ” との失恋を振り切って “シシ” に恋し

最後まで追いかけ回すようになったという結末も、彼女らしいと言えばらしいところです。

“アルガ” ともう一度会いに行くシーンはとても好演だったと思います。

“イルク” はいろんな所にフラグ立てまくり&ダイス目でもオイシイ所を数多く

もっていった愛すべきイジられキャラということで。オフレコで店屋物を頼む時に決めた

「あえて『うどん』」の件も含め、楽しませてもらいました。


最終巻において「運命に屈服しない選択肢を探す」ためのキー・パーソンとなった

“ターヴ” ですが、パーティの試行錯誤の末、GMである 友野詳 先生の思惑からも外れた

結末を導き出すという綺麗な落とし所を見出してくれていたと思います。

途中、時間軸としては「グループSNE20周年記念コンベンション」を挟むなど、ホントに

長かったですけど読了できて良かったです。執筆、お疲れさまでした。>友野詳 先生

新シリーズの企画もあるそうなので、その時にはまた手が出せたら、と思っています。


#ダイス30個以上は数えるの手間だろうなぁ〜、確かに。(w

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2008年09月25日

『狼と香辛料(9) 対立の町<下>』

支倉凍砂 先生と 文倉十 先生とでお送りする『狼と香辛料』最新刊、上下巻構成の

下巻が刊行となっております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0809.php#new1


“クラフト・ロレンス” と “ルド・キーマン”、そして “エーブ・ボラン” を巡る

「対立の町」編にもようやく一区切りついた、ということですが・・・・ラストのあのシーン、

明言して無いですけどそういうことで良いんですよね? “ホロ” も焼いたみたいですし?(w

#フラグが立ったワケではないと思いますが。(^^;


上巻のときから引きずったままであった「銅貨の箱」の話も全ての伏線と共に回収

されましたので一安心、一安心。結果として表舞台には立たなかったかもしれませんが

“ロレンス” の功績が大きかったのは事実でありましょう。

#それを踏まえての “エーブ・ボラン” の行動であったワケですし。(^^;


次巻ではその “エーブ・ボラン” の故郷へ旅することになりそうで。彼女との縁を

ビミョ〜に残したまま進んでいく彼らの旅路の行方を、今後とも見守りたいと思います。

#それにしても “ホロ” の仕草なり、言葉なりがいちいちカワイイなぁ、もぅ。(w

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2008年09月24日

『れでぃ×ばと!(7)』

「乃木坂春香の秘密」Webラジオ『乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!』に電話で

ゲスト出演された(させられた?w) 上月司 先生のちょっとえっちなラブコメディ

『れでぃ×ばと!』(イラスト:むにゅう 先生)もシリーズ第7巻の刊行を迎えております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0809.php#new2


“ピナ”&“みみな” のコンビ結成で、ワリと軽く流されてますけどコレ、“みみな” に

とってみれば随分と大きい進路変更になっているのではないでしょうか。・・・それにしても

“みみな” は本当に3年生でいいのでしょうか。あんなにちっちゃなおんにゃのこなのに。(w

“ヘディエ” の謀略にハメられた “秋晴” を襲うある意味羨ましいハプニングの数々。

ただ、それがあっても奥ゆかしい “アイシェ” との仲は劇的に変わることもなく。

そんな彼女らとのやりとりは “秋晴” の純真さを感じさせてくれる一幕でありました。

“朋美” に突然のお見合い話、ということでしたが表面的な影響は特に無く、むしろ

彼女の内面に少なからぬ変化をもたらしたお話でした。“朋美” も負けじと攻めてます。

・・・というか、“四季鏡” の挿絵は大丈夫なのか、一般向けのレーベルとして。(w


巻末の「みみなといっしょ」も反則的な可愛らしさ全開のラフイラストでしたね。

表紙、口絵、そして挿絵と挑戦し続ける むにゅう 先生の心意気に盛大なる拍手を

お送りしたいところです。猫屋敷ねこ丸 先生のコミックもリアルタイムで拝見してますよ。

「エロコメ」作家の名を(主に編集さん視点で)欲しいままにする 上月司 先生の

お体がご健勝であられますことを祈念しつつ、続刊を待ちたいと思います。

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