2008年08月07日

『花園のエミリー 鉄球姫エミリー第三幕』&『戦場のエミリー 鉄球姫エミリー第四幕』

3巻の感想を書いておこうと思っていたら、いつの間にか2ヶ月連続刊行されて

しまっていた 八薙玉造 先生と 瀬之本久史 先生の『鉄球姫エミリー』シリーズ。

第4巻とまとめてご紹介することに致します。

http://dash.shueisha.co.jp/-emily/#b03


“グレン” と “アン” の「姫教育」といったコミカルなシーンであったり

“エミリー” と “ガスパール” の思いもしなかった寄りを戻すハートフルな

シーンであったりとようやく明るい話題のオンパレードとなるかと思いきや・・・・。

後半からは死者続出で、またしても絶望の淵に落とされる “エミリー”。

そんな “エミリー” を支えることが出来ないと力の無さを痛感する “グレン” が

とった行動に対して “エミリー” はさらに精神的な痛みを被ることに。

土壇場で得られた “グレン” の強さも、振り返ってみれば多くの犠牲を伴う

茨の道の道すがらによるもの。“エミリー” の悲運な生き様はいつまで続くのか。

舞台背景、構成のしっかりした本作のこれからの展開に注目したいと思っております。

posted by 秋野ソラ at 19:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル