2008年08月29日

『戦闘城塞マスラヲ(4) 戦場にかかる橋』

林トモアキ 先生 & 上田夢人 先生による無差別級バトルロイヤルな物語の第4巻。

お話も佳境に入ってまいりました。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200707000060


ここまで奇跡的に勝利を収め続けてきた “ヒデオ” と “ウィル子” ですが、やはり

前作『お・り・が・み』の人外、“鈴蘭” 以下「魔殺商会」の面々と対峙しなければ

ならないという局面を迎え──。

その結果がどうなったかについては読んで頂ければ分かるところではありますが、

そう易々と勝たせちゃくれないあたり、林トモアキ 先生の大風呂敷は最後の第5巻まで

広がり続けるみたいです。

後に「魔眼王」「電神」と呼ばれるに至った過程はどうなっているのか、今巻のラストを

見る限りでは「聖魔杯」そのものにも何か大きなウラがありそう、ということで

『ミスマルカ興国物語』共々、次巻の刊行が待ち遠しくて仕方が無い今日この頃であります。

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2008年08月28日

『AKUMAで少女 〜悪魔の国のお姫様〜』

わかつきひかる 先生の一般向けライトノベル1作目となるこのシリーズも

最終巻を迎えるに至りました。(イラストは 高階@聖人 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0808.php#novel080802


“ゆり絵” が “デビルベア” に対していろいろと手出し出来ていた理由が

今巻で明らかになり、それによって符丁の合うところも出ましたのでお話としては

よろしかったかと。何よりハッピーエンドですからね、“僚” と “ゆり絵” にとって。

そんな “僚” はここに至っても羨ましいくらいの百合体験をしているワケですが、

というかどんだけ迫られてるのかと。・・・まぁ、それがまたイイんですけど(w。

シリーズは完結しましたが、「キャラの!」での番外短編『AKUMAでメイド』や、

舞台が同じな別シリーズ『AKUMAで少年(仮)』も控えているということで

HJ文庫の作品群における人気の高さがうかがえる、そんな流れに乗っているかと。

そんな感じで引き続き期待、ということで一つ。

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2008年08月27日

『School Heart’s 月と花火と約束と』

  著:伏見つかさ・みかづき紅月・内田竜宮丞・魁

  絵:みけおう・樋上いたる・有子瑶一・的良みらん

以上敬称略、どこかで見たことのあるお歴々が名を連ねる mana 原作のドラマCD

『School Heart's』 から半年前の情景を描いたアンソロジーノベルです。

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804023&TITLE=School+Heart%27s&WRITER=&ISBN=&CATEGORY=&SALEY=&SALEM=&WORD=&TYPE=like

http://mana.product.co.jp/


それぞれの作家さんが書く作品の中で登場人物がスライドして登場してきますので

リレー小説、と言っても差し支えない構成です。

読んでいて思ったのですが、ライトノベルとして幾つか本を刊行されている

伏見つかさ 先生と みかづき紅月 先生、そしてシナリオライターとしての仕事が

メインの 内田竜宮丞 先生と 魁 先生とで文章から受ける印象が違うんですよね。

直感で感じているのでそのへんを上手く説明できないのがもどかしいところですが、

何百冊とライトノベルを読んできた身としては前者の方が感覚的には合ってる

気がします。・・・ “千紗” カワイイよ “千紗”。“鈴音” もね。(w


mana では別のドラマCD企画があるとかないとか、という話なので出てくれば

また一迅社から今回と同じようなアンソロジーノベルが刊行されるかも知れませんね。

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2008年08月26日

『H+P―ひめぱら―(1)』

風見周 先生が挑むエロコメに ひなた睦月 先生のイラストが華を添える、

そんな一冊が富士見ファンタジア文庫から登場です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200804000362


異世界に召喚されて「王仕さま」となった “恭太郎” に5人の王女が迫ったり

迫らなかったりとエロゲ的展開が目白押しです。それを ひなた睦月 先生が描く

イラストで具現化するものですからカワイイったらないワケで。

・・・R指定とかくらわない? 大丈夫? 富士見ファンタジア文庫編集部。(w

ラストの八方塞な展開をどう崩すか、読み手の予測としてちょっと悩ましいところ

ではありましたが順当なところに落ち着いていると思いましたし、“ユフィナ” との

関係への楔としても自然と繋がったように思います。

あとは “ガイルーン” という男の人物像と敵国の女帝 “カリギュラ” の出方、

カタブツな “恭太郎” は恋をして結ばれるに至るのか。そのあたりに焦点を集めつつ

今後の展開に期待、というところでしょうか。・・・主にエロいほうで。(w

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2008年08月25日

『レンタルマギカ 魔法使いの妹』

三田誠 先生と pako 先生による、スニーカー文庫屈指の人気シリーズ。

過去編からまた現代へと話題を移しての短編集となります。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000527


ついに “伊庭いつき” の義妹 “伊庭勇花” の登場ということで、これでまた一つ

さざ波が立った感じですが、やっぱり心を惹き付けて止まないキャラでもありました。

pako 先生のイラストもイメージにピッタリ。ついつい何度も読み返してしまいました。

#オビで見えてませんが、中央で髪を結われているのは “オルト” ?(w

“伊庭いつき”、そして 〈アストラル〉 が前に進んでいく様子を見て、さらに

“猫屋敷” の話を受けて自分の未来を見つめなおす “穂波” のエピソードも

良かったですね。“アディリシア” もすっかり「ツンデレ」が板に付いてきました。(w

“伊庭いつき” が持つ 「妖精眼(グラムサイト)」 にも予測不可能な変化が

見え始めたところで次巻はいよいよ第2部のクライマックスになるとのことですので

早くも刊行予定となる年始が待ち遠しいところです。

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