2008年06月12日

『死神のキョウ』

折戸伸治 さんに 「ムダにデカい!」 と言わしめた Key のシナリオライター・ 魁 先生、

そしてイラストレーターの 桐野霞 先生がお送りする、一途に恋する死神少女のお話です。

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804002


日々の訪れと会話のやり取りが楽しい出だしと対称的に、読み進めていくうちに見えてくる

シビアな背景と現実。それはちょうど Key 作品のシナリオを読んでいるかのような錯覚さえ

感じてしまいます。

そんなシビアな現実も相まって、トータルで見るとマイナスな結果になっているのかも

しれませんが、結論として収まるところには収まってくれたので良い読了感を味わうことが

できました。こちらもツンデレですし。(ぇ


・・・それにしても、「一迅社文庫」における作家さんのラインナップに限らずゲーム業界、

特にエロゲ業界からのシナリオライター流入が潮流となって見え始めたライトノベル業界。

見方によっては「それは人材の流出」という言い方もできるハズですが、この流れが

業界にとって、あるいはユーザーにとって吉と出るか凶と出るか。まぁ、それは

後世の人にしか分からない話ですので深くは語らず、ということで。


#こんな記事を書かれたりもしているようですが。

◆美少女ゲーム業界の辛苦「規制以前に風前の灯火……」

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=501871&media_id=53

posted by 秋野ソラ at 19:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル