2008年06月11日

『死図眼のイタカ』

『神様のメモ帳(3)』をちょうど読み終わったところなんですが、その著者でもある

杉井光 先生が新たなステージに立つということで手に取ってみた一作です。

(イラスト担当は 椎野唯 先生)

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804000


数千年の昔から人の身を依代として在り続ける「GOOs(グース)」と、一地方都市を治める

代々の女系一族「朽葉嶺家」。二十年に一度執り行われる儀式と、その当事者 “マヒル” の

周囲で起こる連続猟奇殺人事件。

事件の陰に見え隠れする少女 “イタカ” と向き合うことで、それまで点在していた要素が

一つの線で結ばれていくという展開はなかなかにミステリ然としていて良かったかな、と。

・・・それにしても、昨今の作品に見られる女性キャラの強さ、そして男性キャラのひ弱さは

傾向として顕著になって久しいところで。そして「ツンデレ」。続編があるとして、

“イタカ” は “藤咲” と共になびく日がくるのか、楽しみなところではあります。


#一瞬だけ 七瀬葵 先生のイラストかと思った挿絵があったのはナイショだ。(何

posted by 秋野ソラ at 19:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル