2008年06月13日

『紅 kure-nai(1)』

  著者:山本ヤマト

  原作:片山憲太郎

  脚本:子安秀明

  コンテ構成:降矢大輔

以上、敬称略でお送りする 「スーパーダッシュ文庫」 のコミカライズが

「ジャンプSQ」 にて連載中。これはそのコミックス第1巻にあたります。

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-874509-1&mode=1


やっぱりノベルのコミカライズは挿絵を担当されている方にそのままお願いするのが

理に適ってますなぁ、まったくもって。本編がちょっと、というよりもかなりえげつない

売上主義に走らされたので、こうしてマトモに話が読めることも相乗効果で好評価です。

“真九郎” “紫” “銀子” “夕乃” “紅香” “弥生”、そして五月雨荘の面々──。

コマ割りの中で活き活きと動くキャラクターの様子が楽しめるのも、ノベルとは違う

マンガであるが故ということで。

それにしても “銀子” は相当ひねくれてますね。幼少の頃とは似ても似つきませんが

“真九郎” を想う気持ちは “夕乃” や “紫” にも引けを取らないところがこの

コミックス第1巻でも上手く示されていたと思います。

#そして “夕乃” のぶっ飛び具合も、ね。(w

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2008年06月12日

『死神のキョウ』

折戸伸治 さんに 「ムダにデカい!」 と言わしめた Key のシナリオライター・ 魁 先生、

そしてイラストレーターの 桐野霞 先生がお送りする、一途に恋する死神少女のお話です。

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804002


日々の訪れと会話のやり取りが楽しい出だしと対称的に、読み進めていくうちに見えてくる

シビアな背景と現実。それはちょうど Key 作品のシナリオを読んでいるかのような錯覚さえ

感じてしまいます。

そんなシビアな現実も相まって、トータルで見るとマイナスな結果になっているのかも

しれませんが、結論として収まるところには収まってくれたので良い読了感を味わうことが

できました。こちらもツンデレですし。(ぇ


・・・それにしても、「一迅社文庫」における作家さんのラインナップに限らずゲーム業界、

特にエロゲ業界からのシナリオライター流入が潮流となって見え始めたライトノベル業界。

見方によっては「それは人材の流出」という言い方もできるハズですが、この流れが

業界にとって、あるいはユーザーにとって吉と出るか凶と出るか。まぁ、それは

後世の人にしか分からない話ですので深くは語らず、ということで。


#こんな記事を書かれたりもしているようですが。

◆美少女ゲーム業界の辛苦「規制以前に風前の灯火……」

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=501871&media_id=53

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2008年06月11日

『死図眼のイタカ』

『神様のメモ帳(3)』をちょうど読み終わったところなんですが、その著者でもある

杉井光 先生が新たなステージに立つということで手に取ってみた一作です。

(イラスト担当は 椎野唯 先生)

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804000


数千年の昔から人の身を依代として在り続ける「GOOs(グース)」と、一地方都市を治める

代々の女系一族「朽葉嶺家」。二十年に一度執り行われる儀式と、その当事者 “マヒル” の

周囲で起こる連続猟奇殺人事件。

事件の陰に見え隠れする少女 “イタカ” と向き合うことで、それまで点在していた要素が

一つの線で結ばれていくという展開はなかなかにミステリ然としていて良かったかな、と。

・・・それにしても、昨今の作品に見られる女性キャラの強さ、そして男性キャラのひ弱さは

傾向として顕著になって久しいところで。そして「ツンデレ」。続編があるとして、

“イタカ” は “藤咲” と共になびく日がくるのか、楽しみなところではあります。


#一瞬だけ 七瀬葵 先生のイラストかと思った挿絵があったのはナイショだ。(何

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2008年06月10日

『ふたかた』

ライトノベルというジャンルにまた一つ新しいレーベル「一迅社文庫」が誕生。

その創刊ラインナップの一つである わかつきひかる 先生(絵:巻田佳春 先生)の

作品です。

http://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804007


美少女文庫 『My妹』 等のシリーズ、そしてHJ文庫のライトノベル作品 『AKUMAで少女』

シリーズが余程ウケが良かったと見て良い・・・・んだと思うんですけど。(w

こうして活動の場を広げられている様子を見て取れるのは素直に嬉しいところです。

姉 “瑞希” にとり憑かれた “高志” が巻き起こしてしまうトラブルを楽しむ

のも一興ですが、“高志” のことをいじらしいほどに好きな “優亜” の機微にも

注目しておきたいところです。・・・恋の行方は前途多難なようですが。

・・・でも実際、1つの体に2つの人格がある状態というのは考えてみるとあまり

良いものではないと感じます、自分の場合。なんせ極度の秘密主義者なもんで。

その点、“高志” は凄いと思いますよ。流されてるだけかも知れませんがね。(w

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2008年06月09日

『電人K』

「beatnation Records」から発売となりました L.E.D. 氏のソロアルバム。

『INTRO』で NO+CHIN 氏が仰っておられる「L.E.D. マニア」に該当する方であれば

押さえておきたい2枚組のアルバムです。

http://bmf.i-revo.jp/beatnation/music/albums/denjink.html


「DISC 1」はアルバム・バージョンを収録、ということで「アルバムサイズになると

こうなるんだ〜」と首肯したくなる楽曲の数々でした。選ぶのが難しいのですが、あえて

3曲ほどお気に入りを挙げるとするならば以下みたいな感じですかね。

  『PHOTONGENIC』

  『JEWELLERY STORM』

  『STEEL NEEDLE』

『PHOTONGENIC』はもうベースの重厚感がたまらないです。『JEWELLERY STORM』は

歌声に絡む伴奏が無い、典型的なクラブ系の歌モノとしてよく仕上がっていると思います。

『STEEL NEEDLE』は展開が二転三転する、これまたクラブ系らしい作風が好ましいです。

#これ流されたら踊るなぁ(w。『IXION』『NEBULA GRASPER』もイイですね。


「DISC 2」はクリエイター諸氏によるリミックスを収録したアルバム、ということで

こちらも3曲ほど好きな曲を挙げるとするならば下記のとかですかね。

  『THE SHINING POLARIS -kors k mix-』(kors k)

  『INFINITE PRAYER -Ryu☆Remix-』(Ryu☆)

  『LOVELY STORM -MAKINA Remix-』(GUHROOVY fw.M-Project)

あっ、『HELL SCAPER -Last Escape Remix-』(DJ TECHNORCH fw. GUHROOVY)

だけは聴いた瞬間「DJ TECHNORCH 氏では?」と思い至りました。何でかは不明ですが。

他の方々と原曲の崩し方が違う、とかそんな感じに見えたんですかね?<聞くな

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