2008年06月30日

『咲 -Saki-(4)』

スクウェア・エニックス刊「ヤングガンガン」にて好評連載中の本格派麻雀物語。

小林立 先生が描く美少女高校生たちがその手に牌を掴みながらここまでやってきました。

http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/comics/


・・・“東横桃子” は確かに目立たないように一貫して描かれてましたね。やられました。

“龍門渕透華” と 「のどっち」 こと “原村和” とのガチな勝負だけかと思ってたので。

#ていうか「ステルスモード」って。(w


麻雀で勝つために必要なのは、確かに和了するための戦略だとかツキもそうでしょうが

まずは「振り込まない」ための分析・予測能力のほうが大事だと私は思っています。

今巻を読んでいて改めて認識しましたけど。

「対子が5つあったら」。私の場合は鳴いて逃げる傾向が強いです。ドラが乗りそう、とか

そのへんの高値が狙える条件があれば話は別なんですが。ということで「七対子」で

和了することはあまりありません。ゲームとかの戦歴を見ても大体そういう結果が出ます。

“和” がオーラス前に変則的な和了の仕方を見せましたが、私もああいったトリッキーな

やり口は好きです。字牌単騎とかそういうのも良いですね。

  「ツモです・・・」

と言って “和” が和了した瞬間。実際に決まった時には内心、ほくそ笑んでしまいます。


・・・それにしても、合宿中の “和” が明らかに高校生に見えず大人びている件。

はっきり言って艶やか過ぎです、反則的に。(w

posted by 秋野ソラ at 19:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2008年06月27日

『ゾアハンター(4)』

「ポリ黒」コンビ、大迫純一 先生 & BUNBUN 先生でお送りするシリーズ。

「ハルキ・ノベルス」刊行時には到達できなかった真の第4巻へ突入です。

http://ga.sbcr.jp/novel/zoahunter/index.html

http://www.zoahunter.com/


ゾアハンター “黒川丈” の、孤独なようでいて孤独ではなくなったゾーンとの、

そして “ゴースト” との闘いの日々は続き、その中で彼に救いを求める兵士

“宇崎裕隆” と出会う。

「ゾーンと闘う」ということを本当の意味で理解していなかった “宇崎” を

歯牙にもかけない “丈” ではあったが、やがて彼が引き金を引くその重さに

気付いたとき、“丈” も何のために闘ってきたのかを思い出す──。

男性キャラが哀愁を漂わせてヒューマンドラマを魅せつけてくれる、これほど

骨のあるライトノベルは最近のモノで探してもなかなか見つけられないのではないか

と思います。「カッコイイとは、こういうことさ。」ってな具合に。


ここにきて方針転換を見せた “ゴースト” の動向も気になりますが、ついに

後進を得たことでまた新たな闘い方を切り開くのではないかと思うと、ゾアハンターの

因縁の対決がどういう決着を着けるのか、更なる期待を感じずにはいられません。

posted by 秋野ソラ at 19:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年06月26日

『神様もゲーム カガミ/ガラス/ヒカリ/アソベ』

宮崎柊羽 先生と 七草 先生とでお送りする、本編 『神様ゲーム』 とは

また一味違ったストーリーが楽しめる短編集の3巻目にあたります。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200804000104


・・・のっけにオビから駄洒落というのはちょっと脱力するなぁ。(w

月刊「Asuka」でコミック連載してるんですね。中々にお客さんは付いている

ようで。まぁ、コミックは手ぇ出さないと思いますけど、ウチは。

今巻収録の中では「コイイロメガネ」が印象的だったような気がします。

視えているからこそ願うこと、そして視えていないからこそ感じるもの。

そのあたりの心情が良く表されていたと思います。それはまさしく青い春。

あとは 「叶野学園生徒会 本日妄想中!」 における “美名人” の妄想全開な

心情描写ですかね。完璧超人もうら若き一人の乙女である、ということが色濃く

出ているこっ恥ずかしいところがまた。

・・・ていうか、“尾田” の妄想は大丈夫なのか。(w

posted by 秋野ソラ at 19:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年06月25日

『灼眼のシャナS(2)』

高橋弥七郎 先生にイラストの いとうのいぢ 先生、そしてコミックに 笹倉綾人 先生と

三者三様が織り成す大人気シリーズのサイドストーリー、第2巻です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0806.php#new1


・・・正直言うと、最近の 『シャナ』 は読んでいて頭の中に内容が入ってきにくい

イコール、読むのに時間が掛かるという印象が強いのですが、これはお話として

そんなに肩肘張ってないので読みやすかったかな、と思います。

完全無欠の「フレイムヘイズ」たらんとしていた “シャナ” の意外な一面を、

文章・イラストだけでなく、笹倉綾人 先生のコミックでも垣間見ることができる

作品ですので、ちょっと一息入れるにはちょうどいい構成かと。

・・・本編自体はどうしようもないくらいにシリアスな展開になっちゃってますから。

“坂井悠二”、そして “シャナ”。二人は対峙したままの時を刻み続けるのか、

それとも・・・。答えを知るには17巻以降の本編を読み解くしかない、ということで。

posted by 秋野ソラ at 19:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年06月24日

『アルシャードガイア リプレイ 希望【ゆめ】へのコンタクト』

ぽぽるちゃ 先生のイラストが世界観に華を添える、「ファミ通文庫 FB Online」にて

連載されていた 矢野俊策 先生/F.E.A.R. 著作のリプレイです。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/08shinkan/08shinkan.html#_07


実際に「FB Online」で途中まで読んでましたが、菊池たけし 先生演じる “虎吾郎” は

ホントに突っ込みどころ満載で、キャラ自体でまず楽しませてもらいました。そして

井上純弌 先生演じる “竜一郎” との絡みがまた絶妙でとても面白かったです。

そんな “竜一郎” は 小暮英麻 さんに・・・・じゃなくて、小暮英麻 さん演じる

“神戸屋るん” に迫られていたかと思いきや、今度はひょんなことから助けてしまった(笑)

“桧森かなた” から迫られることになるとは。ナイス・コネクションです、矢野 先生。(w

しのとうこ 先生が演じる “茉莉” は相変わらず「シャードが錆びている」ことと

「父親が必要以上に構ってくる」 あたりをイジられまくってます。

遠藤卓司 先生の演じる “雷火” は ぽぽるちゃ 先生のイラストがあまりにも可愛くて、

セリフに合わせて情景を脳内補完してました。(w


今巻収録の第1話は 「宮沢三兄弟、登場!」 という話の契機から、とある一人の少年の

距離として、そして時間として長い、長い旅路の欠片を見る、というお話。毎度毎度、綺麗に

まとまるところがスゴいと思います。

そして第2話は「アルシャードガイア」で「ダンジョン」なシナリオ、ということで

かなり綿密に練られた仕掛けの数々に、読んでいてただただ圧倒されていました。

「なんでここまでデザイン出来るんだ!?」と心に思いながら。

この話の中にある “雷火”(大) の挿絵がまたビシッと決まってるんですよねぇ、

またこれが。ぽぽるちゃ 先生、イイ仕事されてます。


また機会があれば宮沢家の人たちが出てくるリプレイを読んでみたいところです。

・・・ひょっこりと兄弟が増えていたりするかも知れませんが。(w

posted by 秋野ソラ at 19:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル