『アリソン』『リリアとトレイズ』に続いての、言わば「第3シリーズ」とも呼べる
時雨沢恵一 先生 & 黒星紅白 先生による『メグとセロン』の上・下巻です。
【 http://www.dengekiya.com/ditails.asp?prdid=A0800670 】
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0805.php#new1 】
いつか「序章」へと辿り着く物語、ということで “メグ” と “セロン” の関係が
あそこまで進むのにどれだけの時間が必要なのか。2冊を読ませて頂いた限りでは
少し長い道のりになりそうな、そんな気もしなくはないです。
下巻の終盤にかけての流れはさながら少年少女探偵団とでも言わんばかりの名推理が
冴え渡ります。「なるほど、そういうことか」と分かるところでようやくスッキリできる
感じです。
逆に “メグ” と “セロン” の仲はいまいちスッキリしないので、続きがあるなら
ぜひ書いて欲しいと思う次第ですね。期待しております。