2008年05月16日

『ミスマルカ興国物語(2)』

林トモアキ 先生史上、最大の売れ行きを見せた第1巻から間を空けずの刊行となる

『ミスマルカ興国物語』(イラスト:ともぞ 先生)の第2巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000053


あとがきから察するに、スニーカー文庫編集部としても予想を遥かに超えた販売数

であったのだろう、ということは伝わってきます。こうして2巻が先に刊行された

ことからしてそれだけ期待されていたことの証であろう、と言うこともできるかと。

「うつけ」と言われる “マヒロ” 王子の奇天烈、破天荒な言動も相変わらずなれば

その裏に潜む信条、信念も変わらず。今回も一人で突っ走るも、流石にムリが祟って

ピンチに陥りますが、そこを智謀と運で乗り切る過程はテンポ良く書けているかと。

・・・まぁ、「自由の騎士」はスニーカー文庫的にOKらしいので(笑)、これからも

ノリの良いストーリーを、大風呂敷を広げつつ書き続けていって欲しいと願ってます。

それこそ 「GO! フリィ〜〜〜〜〜ダァ〜〜〜〜〜〜〜ムッ!!」 の勢いで。(w


#今回は “パリエル” の出番、ほとんど無かったですねぇ、キー・パーソンなのに。

#マウントポジションを取る姿はいつもどおりなんですがね。(w

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2008年05月15日

『ドラモンド家の花嫁(1) 王宮は陰謀だらけ』

スニーカー文庫で言うと 『風の歌 星の道』 からずっと読ませていただいている

冴木忍 先生の新シリーズ 『ドラモンド家の花嫁』(イラスト:若月さな 先生)

第1巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200802000063


“アルトゥース” と “ジャスミン” の関係が、歴代作品の主人公たちと相似の

関係にあるので非常に読みやすいですね。冴木忍 先生の作品を読んだことがある方なら

この気持ち、ご理解いただけるものと思いますが。

“ジャスミン” のセリフを見ていると、「主観」というものは周囲の環境によって

形成されているんだよなぁ、ということを感じます。「客観的」に物事を捉える

ということの難しさも、合わせて。

“アルトゥース” の心情の変化、というか「今後どう心変わりしていくのか」

というところが気になりますので期待しながら第2巻の刊行を楽しみにしたいと

思っております。

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2008年05月14日

『レンタルマギカ from SOLOMON(2)』

三田誠 先生(イラスト:pako 先生)の大人気ノベルから、ソロモンの娘

“アディリシア” にスポットを当てたスピンオフ作品。惜しまれつつの最終巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200712000304


読み終わった後の充足感。これは相当なものがありました。MAKOTO2号 先生が

とても良い仕事をされています。原作、まぁ、アニメも含めまして『レンタルマギカ』

という作品に触れたことがある人には是非オススメしたい一作と言えるでしょう。

その身に背負う重責とは裏腹に、一人の少女としての想いも胸に秘める彼女の葛藤を

見事に描ききった MAKOTO2号 先生に拍手、そして御礼を申し上げたいところです。

よくぞここまでのモノを世に送り出して下さったと。・・・何度でもベタ褒めしますよ。(w

コミカライズ作品としてはここで幕を引くことになりますが、原作はまだまだ続きます

ということで、この勢いを良い刺激と捉え、三田誠 先生には執筆へ向けていま一層の尽力を

と願って止みません。

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2008年05月13日

『魂☆姫(2)』

「TYPE-MOON」の 武内崇 先生からもお墨付きを頂いた、剣康之 先生が描く

魅力的な女の子が満載のラブコメディ、第2巻です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861765124.html


「とらのあな」愛用者であることが功を奏して掛け替えカバーを頂いてきてます。

“アリス” のナイスショットをご覧あれ、ということで。(w

人は成人してから長い年月をかけて幼児退行していく、というお話があったような

気もしますが、その「えもいわれぬ可愛らしさはどぉなのよ」という “小鞠” ちゃんの

登場で “トモノリ” も人生の転機を決意しています。

そんな “トモノリ” を五者五様のアプローチで狙う「九曜家」縁の少女たち。

彼女たちの努力は報われるのか、“小鞠” ちゃんの胸に潜む「計画」とは何か。

まだまだ楽しめそうな続巻の刊行が待ち遠しいところです。


#“タカミ” のあまりの不遇さに思わず同情の涙が。(w

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2008年05月09日

『黄昏色の詠使い(6) そしてシャオの福音来たり』

細音啓 先生 と 竹岡美穂 先生でお送りする『黄昏色の詠使い』シリーズの

第6巻にあたります。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000281


5色の名詠式になぞらえた学園内のエピソード、他3編を収録した短編集です。

細音啓 先生も刊行スピードが結構尋常じゃないレベルに達しているような気も

しなくはないですが。

“ネイト” と “クルーエル” の微笑ましくも初々しい、青い春なストーリー

を綴った「赤奏」「白奏」「黄奏」あたりが特にお気に入りです、個人的に。

まぁ、ある意味「“ネイト”少年、恐るべし!」ってな感じでしょうか。(w

次巻からは第2部、「エピソードII」へとシフトするということで、タイトルにも

なっている「禁律・空奏」で描かれた出会いが今後のお話にどう影響してくるのか。

心ひそかに刊行を待ちわびたいと思います。

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