2008年04月21日

『がんばれ!鉄道むすめ 奮闘編』

原案に「トミーテック」と 明科実祐 先生、執筆に 村木皓一 先生、

表紙・口絵イラストに みぶなつき 先生、本文挿絵に 宙花こより 先生 という

布陣でお送りする、メガミ文庫から刊行の『鉄道むすめ』ノベライズです。

http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.asp?code=1390351700


馴染みのある駅名がたくさん出てくるので、とても親近感のある内容でした。

・・・いや、別に「鉄」の心を持ち合わせているということではなくて単に繋がりがある

というだけなんですが。


まずは「小田急電鉄」の話。・・・実はロマンスカーに載ったことが無いのです。

箱根で湯治、とか思い至らなければ多分一生ないのでは、とも思います。

先日、MSE(60000系)の試乗イベントに申し込みましたけど落ちましたし。

今でこそ慣れましたが、新宿駅構内は迷路と言われても仕方ないくらい煩雑と

していますからねぇ。子どもが迷子になるのも実際に致し方ないケースだと思います。

それをどうフォローしていくか、という心温まるお話で大変よろしかったです。


次は「上田鉄道」。これは馴染みないですね、さすがに。東急池上線の車両を

払い下げて使用している、ということですのでそこに親近感は感じるんですけど。

実際に和装制服を着用しているのだとすれば、何とも趣のある駅なのだろうなぁ

と思いますが、やはり湯治に行くようなことを思い至らなければ(以下略


最後は「東武鉄道」。幼少のみぎり、「きぬ」や「けごん」に乗って鬼怒川温泉まで

行ってみたいという淡い想いがありましたが、叶う機会も無く都度別の車両に乗って

違う目的地まで足を伸ばしていたものです。

今は新宿駅にまで「スペーシア」が来てくれますので、特急を利用する際の利便性は

さらに高まったと思いますが、いかんせんそんな温泉地にまで足を運ぶ理由も無く。(w


・・・まぁ、少し長々と綴ってしまいましたが、普段の通勤・通学が成り立つのも、

あるいは電車旅の思い出がステキなものになれるのも、駅員・車掌・運転士・・・・その他

鉄道に関わる全ての人々による努力の賜物である、ということが分かる一冊かと思います。

posted by 秋野ソラ at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル