2008年04月10日

『ノエルと白馬の王子 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ+1』

  「これがトランの最後のセッションか・・・・・・」


そうつぶやく クレバー矢野 こと 矢野俊策 先生の言葉が重くのしかかる、

惨劇の前のバカ騒ぎ、死にフラグの立ちまくるルージュのリプレイ他1作品を

収録した1冊となっております。(挿絵担当は 佐々木あかね 先生ほか)

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200712000265


やっぱり 力丸乃りこ さんのプレイングは奇跡に近いものが。菊池たけし 先生も

触れられておりますとおり、特にダイス目の出方。ダイスの神が・・・・というよりは

笑いの神が降りていると言っても過言ではないでしょう。

・・・もう、読んでいて何度吹き出しそうになったことか。電車の中なのに。(w

同じく 菊池たけし 先生が言及されていますが、佐々木あかね 先生の4コマ漫画は

もうちょっと読んでみたかったですね。


もう1作の「魔を貫くもの」。久保田悠羅 先生がGMを務める、GM ですら先の読めない

ランダムダンジョン作成ルールを適用した、人員補充型リプレイ。F.E.A.R.社の社員を

それこそランダムに巻き込んだ、ある意味壮絶な冒険譚が幕を開ける──。

こちらはダイス目が全体的にかみ合ってなかったり、タイミングが悪かったりと

何か違った意味で大変だったりしていましたが、それをどのように乗り越えていったか。

答えは是非本編を読んで確かめて欲しいところです。


「魔を貫くもの」における「もう一つのエンディング」の結果もそうですが、

菊池たけし 先生が思い描く “ガーベラ” の物語など、まだまだ先に続くネタに

困らない作品であったかなぁ、と読了してその想いがより強くなりました。

・・・もちろん、具現化を期待してこう申し上げている次第ですけど。(w

posted by 秋野ソラ at 18:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル