2008年04月30日

『C3 -シーキューブ-(3)』

エロさとグロさでは定評のある 水瀬葉月 先生の文章に さそりがため 生の

美麗イラストが華を添える本作も順調に巻を重ねて3巻目の刊行となります。

http://www.dengekiya.com/ditails.asp?prdid=A0801200


あれはまさしく「 は い て な い 」。

さそりがため 先生、至極眼福なイラストをありがとうございます。(w


今巻は1巻に名前だけ出てきた “黒絵” というキャラのお披露目と、もう一つ

「委員長」こと “錐霞” の激情、そしてその果て、といったところが主軸になるところ

でしょうか。

「──馬鹿げている!」。何度呟いたか分からないその言葉も、今までの想いの蓄積が、

そしてあのシーンであったからこそ今までの中で一番熱く、深く空気を震えさせたのでは

ないかと思います。ふっきれた「委員長」の清々しい姿が印象的でした。


今回は敵意の無い「敵」が登場したこと、そして “黒絵” の立ち居振る舞いが災いして

疑心暗鬼に囚われた “フィア” の過ちから “春亮” 以下 ≪夜知春亮の仲間≫ が

大ピンチに陥るワケですが、それをどう回避したかはぜひ本編をご一読の上、確認の程を。

巻末には さそりがため 先生のラフイラスト集がついております。“このは” の

あられもない姿など拝見しておりますと、「流石は さそりがため 先生!」と思わずには

いられません。こちらも機会があればご確認頂ければと思います。


#・・・ 水瀬葉月 先生のグロい描写は全然大丈夫なんだけどなぁ。(w

posted by 秋野ソラ at 19:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年04月29日

『とらドラ7!』

オビにもありますとおり 「アニメ化決定!」 で更に勢いを増しつつある

竹宮ゆゆこ 先生と ヤス 先生の 『とらドラ!』 本編7巻目でございます。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/sinkan.php#new2


・・・口絵から飛ばしてるなぁ、ヤス先生。(w

まぁ、むしろアニメ化しない理由がないくらいの勢いだとは思いますが、ホントに

どんだけライトノベル、更に言うと電撃文庫からアニメ化させてるのかと。

やっぱりまるっきり新規の作品だと人が付くかどうか分からなくて怖いから

ついつい原作モノのアニメを作りたくなる、というのも心情として分かりますが

海外ドラマみたいに飛び飛びでもいいので1作品をしっかり作り上げて欲しいですね。


というアニメ談義は横に置いておきまして。

本編は “大河” のやるせない一面を引きずったままだったり、“実乃梨” が

部活でのミスからふさぎ込んだままだったりと、何となくダークな雰囲気を漂わせた中で

進行しております。正直しんどいです。

とはいえ「クリスマスパーティ」の一件で “竜児” にも、そして “大河” にも

ちょっとした心情の変化が見えてきてきました。“亜美” の指摘が本当に理解されたとき、

あるいは “実乃梨” が何かしかけてきたときが勝負、というか次巻あたりで

さらに一波乱ありそうな感じがします。引き続きのお楽しみ、ということで一つ。

posted by 秋野ソラ at 19:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年04月28日

『トライアングラー』

「マクロスF」オープニングテーマであり、坂本真綾 さんと 菅野よう子 さんの

久々のコラボレーションで注目を集める4/23発売のニュー・シングルです。

http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/triangler/


今回もギターに 今堀恒雄 さんの名が連なっておりますが、氏の名前を拝見すると

ついつい 『H.T.』 の強烈なサウンドを思い出してしまいます・・・というのはさておき。


最初聴いたとき 「あの娘〜♪」 って言ってるように聴こえなくて、今回歌詞を見させて

頂いて「そういやぁそうか」ってな感じでヘンに納得している人がここにいます。(ぇ

その歌詞を眺めていると、本当に直球で三角関係を唄った歌であることが分かります。

英語とカタカナとひらがなの表記が混在しているのが少々気になるところではありますが。

ストリングスの譜面を1番・2番で変えてみたりする遊び心や、シンセサイザーと生音との

絡みの妙といい、菅野よう子 さんはやはりスゴいとしか言いようがないですなぁ。

そして 坂本真綾 さんとのコンビネーションもやはり最強、ということで。


公式サイトではフルサイズのPVも公開されております。私は先日のイベントで末席から

拝見させて頂きましたが、トワイライトな感じの中で「キ〜ミは誰とキスをする〜♪」と

唄い上げるところが印象的で、その時点で脳内にフレーズが固定されたような気がします。

#・・・簡易レポートにもソコだけは書けたし。(w

http://www7.plala.or.jp/akibeya/D/2008_03.html#2008-03-23_SakamotoMaaya


・・・「PV集」って作ってくれないかなぁ、公式FCのグッズとしてでいいと思うんですけど、

対象範囲は。例え数万円単位になったとしても買う気マンマンなんですが。出してくれれば。

今度どこかで上申してみようかしら。


#アニメはたぶん後でまとめて見ますよ、時間があれば。(ぇ

posted by 秋野ソラ at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2008年04月25日

『ノースランズ・メモリー Replay:エンブリオマシンRPG』

イラストに 綱島志朗 先生を迎えた 秋口ぎぐる 先生 & 片山泰宏 先生/グループSNE

による「エンブリオマシンRPG」リプレイの第2巻です。

http://trpg.jive-ltd.co.jp/index.html


のっけから GM の「ぶっちゃけダークトーク」で始まって、プレイヤーに前巻のあらすじを

説明させるという破天荒ぶり。・・・大丈夫かコレ、他の読者さん引いてない?(w

今回の戦闘は “マイヤ” の戦略的な上手い動きが際立っていたのと、それとは対照的に

サブマスターまで導入した GM の戦術ミスが目立った感じでしたね。というかサブマスとの

連携不足があったので、むしろ一人でマスタリングしたほうが良かったのかも知れませんな。

そんな GM が「話の流れに萌え要素は入れない」と口を酸っぱくするほど言っていた中でも

“スタッグ” が “リュミドラ” 殿下の秘密を暴くあたりのやりとりはそれに該当する雰囲気を

漂わせていたような気がします。綱島志朗 先生の挿絵もありましたし。(w


今回は色々と活躍の場があった “マイヤ” の昔話がストーリーの柱として、そして

未来へと繋がっていく話の核として置かれていたワケですが、1巻に登場した2人共々、

GM が気持ちを腐ることなく続きを紡いでいってくれることを期待しつつ、待望する次第です。

posted by 秋野ソラ at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年04月24日

『マブラヴ(5) ALTERNATIVE 再起』

シナリオライターとして現在も時折名を拝見している 北側寒囲 先生と、イラストを

担当されている Bou 先生による「マブラヴ」公式ノベライズも第5巻に突入です。

http://books.shueisha.co.jp/tameshiyomi/978-4-08-630414-6.html


はい、ということでゲーム未プレイな身のままここまできましたが、「オルタ」って

ホントにそういう意味で名付けられてるんですねぇ、二重、三重の意味で。

読み始めて真っ先に思ったのがそこでした。

実際にゲーム本編はもっとテキストが、イベントが多く含まれていたのでしょうが

それらを文庫という形にまで落とし込んで、読みやすい「読み物」としてまとめた

北側寒囲 先生の手腕には驚く他に無いかと。

巡り巡って辿り着いた未踏の時間に待ち受けるものは、“武” の命運はいかに。

そのあたりを楽しみにしつつ続刊が店頭に並ぶ日を待ちわびたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル