いのうえ空 先生のイラストが物語を支える上での一助となっている
雑賀礼史 先生の 『リアルバウトハイスクール』 も巻を重ねて16巻目。
外伝も含めれば23巻目となります。
【 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200708000369 】
ここまで話が続くと各キャラクターたちの立ち位置も微妙に変化してくるワケですが
“レイハ” が「こちら側」に現れてからこのかた、あまり表立った活躍、というか
活動を見せなくなったのがこの物語の中心人物である “南雲慶一郎”、その人でして。
しかしながら 「決断せよ!! 南雲慶一郎」 のコピーにもありますとおり、
ただひたすら流れるに任せていたらそのツケが回ってきた、というのが今巻の主軸。
・・・何かワイルド、あるいは「唯我独尊」的なイメージが強くなったような気もします。
そんな感じでひとまず “飛鈴” との問題に決着をつけたと思ったら、今度は
今まで明かされなかった胸の内を垣間見せつつ「敵」に回ることになった “美雪”
との対峙を迫られることになりそうで。
怒涛の急展開についていけるよう、次巻の刊行も見逃さない心構えでいます。