2008年03月12日

『召喚教師 リアルバウトハイスクール(16)』

いのうえ空 先生のイラストが物語を支える上での一助となっている

雑賀礼史 先生の 『リアルバウトハイスクール』 も巻を重ねて16巻目。

外伝も含めれば23巻目となります。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200708000369


ここまで話が続くと各キャラクターたちの立ち位置も微妙に変化してくるワケですが

“レイハ” が「こちら側」に現れてからこのかた、あまり表立った活躍、というか

活動を見せなくなったのがこの物語の中心人物である “南雲慶一郎”、その人でして。

しかしながら 「決断せよ!! 南雲慶一郎」 のコピーにもありますとおり、

ただひたすら流れるに任せていたらそのツケが回ってきた、というのが今巻の主軸。

・・・何かワイルド、あるいは「唯我独尊」的なイメージが強くなったような気もします。

そんな感じでひとまず “飛鈴” との問題に決着をつけたと思ったら、今度は

今まで明かされなかった胸の内を垣間見せつつ「敵」に回ることになった “美雪”

との対峙を迫られることになりそうで。

怒涛の急展開についていけるよう、次巻の刊行も見逃さない心構えでいます。

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2008年03月11日

『デモンパラサイト(4) 氷の魔人は、闇に惑う。』

北沢慶 先生と 植田亮 先生とでお送りする、「悪魔憑き」たちの物語も

4巻目の刊行を迎えることとなりました。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000283


今巻は “牧野” を今の “牧野” となった背景が明らかになるところがメイン。

「師匠」の存在であったり、勘当された家族の存在であったり、健気な妹 “鈴華”

の存在であったり。どれもがどれも、彼を語る上で外せない要素かと。

そんな “牧野” の信念をして “葵” との激闘が繰り広げられるワケですが、

切り札としての共生武装をあのようにもってくるとは。てっきり何か作ってくる

ものとばかり思っていましたのでちょっと意外でした、共生武装の考えとしては。

さて、次巻では多分、今回の事件(?)が起こったきっかけ、原因となった

「ディバイン・チルドレン」が出張ってくることになるのでしょう。

“桜子” や “葵” がこれからどこへ向かうのか、引き続き注視したいと思います。

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2008年03月10日

『ソード・ワールド・ノベル 輝け!へっぽこ冒険譚(3)』

秋田みやび 先生がGMを務めた大人気リプレイ「へっぽこーず」シリーズの

番外編ノベル、第3巻です。(イラストは 浜田よしかづ 先生が担当)

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200711000293


信じていたものとは違う結論を突きつけられた “イリーナ” の心情は

いかばかりであったか。強盗団一味の “ミハエル” との因縁に一つの区切りを

つける、ちょっぴり切ない物語を堪能させてもらいました。

にしても、“ガルガド” と “バス” の絡みをここで入れてくるとは。ちゃんと

「物語の時間軸上、“バス” を知っているのは “ガルガド” のみ」という条件を

満たした構成になっているのは流石でした。

何にせよ、キャラが立っているのでストーリーへの感情移入がしやすいのは

読み手にとってかなりのアドバンテージだと思います。


4月に 『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(1)』 のリリースを

控える 秋田みやび 先生のご活躍に、これからも期待する次第でございます。

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2008年03月07日

『ソード・ワールドRPGリプレイ集xS(3) 猫の手お気楽娘、幻惑?』

『新ソード・ワールドRPGリプレイ集』の監修を務める 清松みゆき 先生の、

それらのシリーズとは一線を画した、よりGM視点で描かれるリプレイ第3巻です。

イラストは 牛木義隆 先生が担当されております。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000136


「この太刀筋間違いない!」 って、そんなダイスの神様に偏愛された芸当が

できるのは彼、“ウィンド” をおいて他にはいないワケで。まさにあの瞬間

神が降りた、としか言いようがないでしょう。

そんなウィンドが(なぜか)全会一致で獲得した「ハイロードポイント:5点」。

さらにダイスが運命の悪戯の如き目を出し続けるものだから、彼の鬼畜(笑)な

一面・・・のみならず二面、三面が次々と暴露されることに。ここでも神降臨。


さてさて、「VEコンバット」を使った戦略性のあるバトルを見ることもできる

このリプレイも、「ソード・ワールド2.0」のリリースを目前にしてラスト1巻が

刊行されるのを残すのみとなりました。

「・・・・・・ホント頼むよ、ウィンド兄さん」ということで、次巻での大団円を

期待しております。(w

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2008年03月06日

『新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz(5) 誓い・陰謀・巣立ちの日』

篠谷志乃 先生 & 桐原いづみ 先生によるほのぼの冒険譚もいよいよ大詰め。

前巻のラストで命を落とした “ディケイ” は復活できるのか。展開が気になる

第5巻であります。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000378


“ナジカ” の暴走(笑)の果てに辿り着いた一つの結末。金も権力もないメンバーが

払った代償は看過できないものとなりましたが、そこから新しく成長していく姿を

目の当たりできたのもまた事実。“キーナ” の連携プレイはやはり、というところ。

“アイル” の 「だから・・・・・・シェイドはやめてね?」 に至るくだりもそうですけど

ラストに向けて子どもたちの青い春な物語が、読んでいる方も恥ずかしくなるくらい

「ういういdays」((c) 犬上すくね)してました。(ぇ

「ツンデレがデレるときって、死ぬ気でデレているんだってことが、わかった・・・・・・」

という “ブランシュ” のセリフが妙に重みのある一言に感じられたのは言うまでも無く。

桐原いづみ 先生のイラストもピンポイントでイイところを突いたものになっています。


兎にも角にも、無事にキャンペーンを終了させることが出来た 篠谷志乃 先生を

始めとする関係諸氏、プレイヤー、監修の 清松みゆき 先生に「ご苦労さま」と

「ありがとう」の気持ちを伝えたいと思います。

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