2008年02月27日

『神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック』

表紙を見て頂いて分かるように、あの “サジ・シェリカ” が満を持して登場する

大迫純一 先生 & BUNBUN 先生の 「ポリ黒」 シリーズ7巻目です。

http://ga.sbcr.jp/novel/p-black/index.html


自分はキネティックノベル版をプレイしているので、各キャラクターのセリフを

ところどころ脳内補完しながら読ませてもらいました。やっぱり “マナガ” の

あのセリフが渋く心に刻み込まれるかのように感じられました。

挿絵に例の地図を入れていただいたことで、話の流れがより分かりやすくなった

のではないかと思います。あれはキネティックノベル版をプレイしたときにそうして

欲しかった点でしたので、読んだときに微妙なところですが大満足してました。(w

もちろん、単にキネティックノベル版のテキストを焼き直した、というワケではなく

物語の終焉に向かっていろいろと含まれているもの、示されていることもありますので

キネティックノベル版共々、押さえておいて間違いはない内容ではないかと思います。

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2008年02月26日

『ライトノベルの楽しい書き方』

GA文庫における 本田透 先生の新シリーズとなります、〆切破りからはじまる

ラブコメディ 『ライトノベルの楽しい書き方』 を読了しました。

(イラストは 桐野霞 先生が担当)

http://ga.sbcr.jp/novel/lightnovel/index.html


・・・ぶっちゃけ、本田透 先生の作品は特定多数向けに書かれている(と思ってる)

ものが多いな、という印象があったのでずっと様子見させてもらっていたのですが

今作は結構直球な感じがしたので手に取ってみた次第です。

記号化されたパーツがちりばめられているなぁ、という印象は変わらないのですけど

話自体は確かにストレートに投げられているので分かりやすいですし、肩肘張らずに

楽に読めるのがライトノベルらしくて大変よろしいのではないでしょうか。

・・・なんだかんだ言っても “剣” みたいなキャラクターは好きですし。(w

次巻が出るとすれば “剣” と “ゆうな” の絡みで来るか、それとも別の伏線を

回収しに来るか。いずれにしても続きを楽しみにしておきたいと思います。

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2008年02月25日

『鉄球姫エミリー』シリーズ

店頭で見かけた 瀬之本久史 先生のイラストに惹かれて手に取った、八薙玉造 先生の

第6回SD小説新人賞大賞受賞作を読ませていただいてます。

http://dash.shueisha.co.jp/-emily/index.html


何と言いますか、王女 “エミリー” があまりにも悲運で、読んでいて思わず

その姿に切なさを感じずにはいられない話の流れですね。1巻のみならず2巻でも

趣は異なれど、というところで。“グレン” が存在意義を認められたのは救いですが。

3巻以降ではそのあたり、“エミリー” が少しでも幸せになってくれそうな

展開を期待したいところではありますが、彼女を取り巻く情勢から見ると

そうそう楽観視できなさそうなところが難儀なところですけど。読み手としては。

あと、瀬之本久史 先生の挿絵がこのシリーズの世界観に合致していて良いなぁ、と

思いました。こういったイラストも描けるんですね、ということで感心しきりです。

「やるな! 集英社スーパーダッシュ文庫編集部!(きゅぴーん」って感じです。(ぇ

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2008年02月22日

『そらいろな』

挿絵を 古夏からす 先生が担当する、一色銀河 先生の新シリーズは

再び原点に還るかのように野球モノ。それもスポ魂色が強いです。

http://www.dengekiya.com/ditails.asp?prdid=A0704130


・・・まぁ、最初見たときはちょっとビックリしましたけどね、“天音” という

キャラクター名には。普通、“あまね” って読むと思うじゃないですか。

それはさておき。「さあ、終わりを始めよう」とは誰が言ったか知りませんが

自らの手で青春に幕を下ろすべく前へと進んでいく物語、ということでネタと

してはやや重めの内容でしたね、あらすじからは想像できませんでしたが。

その姿勢や良し! ということで終わりの先には「自暴自棄」や「燃え尽き症候群」

といったものとは違う、救いのある未来が待ち受けているものと信じて続刊の

刊行を待ちたいと思います。

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2008年02月21日

『さよならピアノソナタ』

12月、1月の新刊ラッシュでだいぶ遅くなりましたがようやく読み終えました。

『火目の巫女』『神様のメモ帳』と来ての新シリーズ、もうすぐ続刊が刊行となる

杉井光 先生の『さよならピアノソナタ』です。(イラストは 植田亮 先生)

http://www.dengekiya.com/ditails.asp?prdid=A0703390


正直、どんな感じの内容なのか予想がつかなかったので後回しにしてしまいましたが

これは結構良い感じのボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーだと思いました。

読み終えた後の余韻が残るような感じが特に。

単純な2音の重なりにも心奪われるようなことってワリとあると思うんですよ、

本編の中にそんなような記述があったような気がしますけど。私が DTM に

片足つっこんでるきっかけ、のようなものでもありますし。

そんな感じで “真冬” と “ナオ” が奏でる音色、ひいては “響子” と “千晶” を

含めた 「民俗音楽研究部」 が紡ぐ旋律を追い続けるのも悪くはない、というのが本音です。

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