2008年01月31日

『魔法戦士リウイ ファーラムの剣 神代の島の魔法戦士』

かれこれ20年は続いているという 水野良 先生の 『魔法戦士リウイ』 シリーズ、

聖剣戦争編の5巻目にあたります 『神代の島の魔法戦士』 です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200707000114


数あるソードワールド関連作品の中でも、今までほとんど触れられなかった

「東の果ての島(イーストエンド)」を舞台としての物語。いつもと毛並みの違う

世界観とそれにまつわるお話が何とも新鮮に映りました。

今更ながらに鍛冶師 “ヴァン” が魔法の武具しか作り出さなかったことに対する疑念。

そんな想いから出た「時が超えられるものなら、一度、会ってみたいもんだぜ」

という “リウイ” の一言がいつか実現しそうで、ある種の期待が掛かってしまいます。


「ラストはほぼ決まっている」 と先生自身が公言するこの作品も

「20周年おめでとう♪」な「ドラゴンマガジン」 誌上でまだまだ絶賛連載中でございます。

日本独自のファンタジーを世界に向けたエンターテインメント作品として

昇華できないかと模索する 水野良 先生のあくなき挑戦はまだまだ続いていく模様です。

posted by 秋野ソラ at 18:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年01月30日

『召喚士マリアな日々 花束編』

北沢慶 先生による『召喚士マリア』短編シリーズですが、この第4巻をもって

区切りをつけることになった模様です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200709000285


進級試験に自力で合格するなど、召喚士として成長した “マリア” の様子が

楽しめる内容であったかと思います。“シャルロッテ” ともいつの間にか

友人として付き合えるようになってましたし。

父 “イエル・チェトケル” を助けに行くにあたっての連携もなかなかのもの。

それにしても “フレイム” を難なく使役できるあたり “イエル・チェトケル”

という召喚士の実力が上手く印象づけられたのではないかと感じました。

長編も次巻でラストになるそうなので、何とも惜しいところではありますが

心して刊行を待ちたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年01月29日

『eXceed3rd-JADE PENETRATE- ORIGINAL SOUND TRACK』

先日のアキバ遠征におけるおみやげの一つ。埼玉最終兵器 さんが楽曲担当と

伺っていましたので何の迷いもなくサクッと回収してきました。

http://www.tennen-sozai.com/


いや〜、何だかとても久しぶりに 「これぞ S.S.H!」 と感じられる楽曲の数々。

ガツンとくるドラムとパワフルなギター、そしてどこか懐かしさを感じるシンセが

織り成す世界観に思わず酔いしれますね。やはり選択肢として間違っていませんでした。

個人的には全体的に申し分ないです。『Wind Wings』 『FlY UP』 『Next Stage』 とか

疾走するかのようにどこか軽やかでいて、それでいて激しいヤツが特に好みです。

アレンジトラックだと 『Shock!!』 のほうが好きかなぁ。

・・・ちなみにゲーム自体はやったこと無いですからね、STGですし。(w

posted by 秋野ソラ at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同人CD

2008年01月28日

『神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる(2)』

「ぶるう」シリーズは今回4コマ漫画でのみの出展、ということで 築地俊彦 先生は

お休み。代わって「レオン」、そして「ブラック」と 大迫純一 先生が2本書き上げる

という相変わらずの速筆ぶりに驚きが隠せません。

http://ga.sbcr.jp/novel/p-marble/


これだけ「縛り」を設けておいてよくここまで「繋がった」話が書けるものだと

さらに驚きが隠せません。今回は 大迫純一 先生が一番シリアス寄りで、榊一郎 先生が

かなりのコメディ寄り。あのクロスオーバーぶりは流石だと思いますけど。


高殿円 先生の「リーズンズ・ホワイト」。“サラサ” と “リシュリー” のやりとりが

読んでいて楽しいのも注目ですが、その前に見える “ブランカ” の昔話は必読でしょう。

・・・イラストでは牛が温泉に浸かってますがね。(w

大迫純一 先生の「みすていく・ぶらっく」「れおん・ざ・りたーなー」計2作。

ご自身で「温泉」という縛りを設けて、なおかつ “とある登場人物” を2つの作品で

使い分けて “マティア” や “レオン” と絡ませるあたりの構成が何と言っても秀逸。

榊一郎 先生の「どらんく・くりむぞん」は、今までの話にある要素を可能な限り取り込んで

一つの立派な、そしてどうしようもないコメディに仕立て上げてくるあたりが上手いな、と。

・・・どういう時系列の繋がりなのか、というなんとなくな不明点はありますが。


誰が言ったか「月刊ポリフォニカ」。その勢いを止められるのは各作家さんの

体調不良か、編集さんのムチャなお願いしか今のところは手立てがない模様です。(w

posted by 秋野ソラ at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2008年01月27日

『E☆2 vol.13』

『電撃萌王』や『メガミマガジンクリエイターズ』等とはまた違った角度で

「萌絵」を追求している(と思っている)『E☆2』の最新号です。

昨日購入してきました。

http://www.etsu.jp/


この中で 天夢 先生と カントク 先生が進行を務める「そこまで聞いて委員会」

というコーナーがありまして、今回のゲストが フミオ 先生だったりするのですけど、

その内容が中々興味深かったのでコメントしておきます。


それは何かというと「男がカッコイイ物語」が少ない、という現状。フミオ 先生も

「ギャル系のお仕事はどうしてもマンネリ化しやすい」とおっしゃられている様に

現場サイドでもそう感じる雰囲気があるのではないかと拝察します。

「ライトノベルとかならまだ・・・」ともありますが、少なくともライトノベルで

そういう作品に出会う確率はすでにだいぶ低くなっていると個人的には痛感しています。

このあたりを世相と関連づける専門家もいらっしゃるのではないでしょうか。

「男キャラが主人公のハードボイルド系やファンタジー冒険物の依頼がきたら

かなり優先的に考えちゃいますので」と発言された フミオ 先生を応援したいと

感じました。文面から伝わる謙虚さで更に好感度UPです。(w


いわゆる「美少女モノ」を扱う、単にエロゲ業界だけではなくもっと広い視野で見た

業界全体が、そういった閉塞感に囚われて衰退の一途を辿る、といった未来にだけは

なって欲しくないなぁ、と思いこうして一筆したためた次第です。


#「ゾアハンター」の新刊が出たときに合わせてコメントしようかと思ったのですが

#ちょうど良い内容がこちらにありましたので利用させてもらいました。

posted by 秋野ソラ at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他