かれこれ20年は続いているという 水野良 先生の 『魔法戦士リウイ』 シリーズ、
聖剣戦争編の5巻目にあたります 『神代の島の魔法戦士』 です。
【 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200707000114 】
数あるソードワールド関連作品の中でも、今までほとんど触れられなかった
「東の果ての島(イーストエンド)」を舞台としての物語。いつもと毛並みの違う
世界観とそれにまつわるお話が何とも新鮮に映りました。
今更ながらに鍛冶師 “ヴァン” が魔法の武具しか作り出さなかったことに対する疑念。
そんな想いから出た「時が超えられるものなら、一度、会ってみたいもんだぜ」
という “リウイ” の一言がいつか実現しそうで、ある種の期待が掛かってしまいます。
「ラストはほぼ決まっている」 と先生自身が公言するこの作品も
「20周年おめでとう♪」な「ドラゴンマガジン」 誌上でまだまだ絶賛連載中でございます。
日本独自のファンタジーを世界に向けたエンターテインメント作品として
昇華できないかと模索する 水野良 先生のあくなき挑戦はまだまだ続いていく模様です。