新井輝 先生と さっち 先生による、恋だの愛だのを探し求める少年少女たちの
物語も長編第9巻を迎えることとなりました。
【 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200706000201 】
いやぁ、それにしても今巻の口絵はアレですね、見えてますけどいろいろと
大丈夫ですか? という さっち 先生のイラストでボディーブローをかまされた
ような感じですね、まずは。(ぇ
“シーナ” 編が長く続いておりましたが、今巻のラストでいよいよ一山動いた
というかとりあえずの決着がついたというか、そんな展開になりました。
まぁ、このへんはプロローグとか見ていれば想像に難くないところですけど、
問題はここから “健一” がどう絡むのかということ。また、そこから派生して
「シーナ&バケッツ」 の辿る経緯は、という点に焦点が移ります。
ここにきてようやく 「普通の恋愛」 を求めることに対する違和感を意識する
ようになった “健一” ですから、順当にいけば「こうして、アレして」っていう
流れになりそうですがね。(何
そして今回の「あとがき」ですが、これもまた変化球できましたねぇ。(w
すっとぼけた感じに聞こえる 新井輝 先生の発言がこれまた何とも面白くて。
ここまで「あとがき」が面白いのって『キノの旅』くらいかな、と思います。
ただ、この「フリ」で持ってくるとなると、次巻はもしかしたら 新井輝 先生の
出番がなかったりなんかしちゃったりして、という展開もありうるのがまた
恐ろしいところで。そんなところも含めて大台の第10巻、楽しみにしております。