2007年10月22日

『神曲奏界ポリフォニカ ペイシェント・ブラック』

先月の 『ゾアハンター』、今月の「ポリ黒」、そして来月のスピンオフ作品

『〜レオン・ザ・レザレクター』 と3ヶ月連続刊行ですよ、大迫純一 先生は。

まさに驚異的な速筆。

そりゃあ BUNBUN 先生もスケジュール的に挿絵を担当できなくなってそうですよ

っていうのは私の憶測ですが。(ぇ

http://ga.sbcr.jp/novel/p-black/index.html


今巻には “マティア” のお茶目に可愛らしい挿絵が2枚ほどありまして、しかも

他のイラストはかなりシリアスなんで余計に際立っていたので面白いというか

なんと言うか・・・(w。とりあえず BUNBUN 先生、良い仕事されてますな、の一言。

そんな “マティア” の “マナガ” にべったりな関係に拍車が掛かる中、将都

「トルバス」 に精霊事件の発生は尽きない、ということでまた “マナガ” の

黒い涙が零れていくことになるのですけど、それがまさに鬼神のごとき働きぶり。

話の流れとしては犯人の特定が簡単・・・にも関わらず動機が読めない。しかして

種明かしをされてみると 「人」 と 「精霊」 の関係とは何か、そんな深い命題に

辿り着くという重くてより話の根幹に近付いていくような、そんな感じでしたね。


“マナガ” が犯人に「罪」の姿を見せることが出来た、という能力(?)も

気になるところですが、やはり目下注目すべきところは “マティア” の

あの変わり様、でしょう。

「〜の何%かは─で出来ている」、そんなくだりではありませんが、やはり

取り込んだか、それとも与えてしまったか、そんな線が濃厚じゃないかと推測

しておる次第ですよ。

まぁ、そこはひとまず横に置いておくとして、来月のスピンオフ作品をまず先に

待ちわびることに致しましょうか。

posted by 秋野ソラ at 18:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル