「グループSNE」が生み出した新機軸TRPG「エンブリオマシンRPG」、その
リプレイ本が「ゲヘナ」シリーズと同系列の JIVE から発刊されましたので
ひとまず手にとって読んでみましたよ。
【 http://trpg.jive-ltd.co.jp/index.html 】
メカニックデザインもできて、キャラ──特に美少女──も描ける方
ということでビジュアライズに 綱島志朗 先生を適用したのはまず当たり
というべきところでしょうな。
そしてなんと言ってもロボットをメインとしたバトル・パート、その中でも
敵味方関係なく非公開にした自機の作戦行動「プロッティング」を1ターン内で
まとめて処理していくゲームシステムが「売り」と言えるでしょう。
例えば「スパロボ」のように相手の行動を予測して味方の行動を決めるのでは
なく、敵味方双方の行動を含めてどう動くのか決めないと勝てる戦も落として
しまうような緊迫感あふれる戦闘が楽しめそうです。
相手の武装をドロップ品として回収、成長していくというプロセスもなかなか
小憎い演出としてシステムに組み込まれています。
アドベンチャー・パートも一介の傭兵が政治的謀略に巻き込まれていく
展開がいかにも「ロボットもの」らしくてそそります。
密かに注目しておきたいリプレイ作品がまた一つ、増えました。