本編は今、限りなくシリアスで切羽詰った状況下にあるところですが、
こちらの短編集は限りなくお気楽でコメディ色が強い内容となっております。
【 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200703000542 】
今回はまたテンポが小気味良くてアッという間に読み終えてしまいました。
「クイーンM」を巡る数々の騒動、そしてその顛末、楽しませてもらいました。
書き下ろしの「黒き森の奥で」も、第二次大戦を背景として “アリス”、
“ジロー” そして “カーサ” の当時の状況を綴る大事な物語として
期待しつつ読ませていただいてます。
・・・“カーサ” に「転機」が訪れる、その時をまずは目指して。
それにしても、登場人物の「凋落」を書くのも好きとは、あざの耕平 先生も
なかなかのゲテモノ喰いですな。(w
#まぁ、そういうところもらしいと言えばらしいところですが。