手に取ったのはまさに偶然、というか新しい世界を垣間見るための布石
とするつもりだったのですが、まさか「下がる男」こと “柊蓮司” の物語を
追いかけていることになっているとは露知らず。
ハンドアウトでキャラクター指定は確かにインパクトのあるネタですな。(w
今巻は表題作「オーディンの槍」と「スルトの剣」の2作を収録していて、
“柊蓮司” のかわいそうな境遇は後者で垣間見れるワケですが・・・。
そんな “柊蓮司” を演じる 矢野俊策 先生よりもさらにインパクトのある
ロールプレイを演じる方が今巻にお二人ほどいらっしゃいます。
空賊 “シド” を演じる 田中天 先生、ヴァルキリー “ヴィオレット” を
演じる、小暮英麻 さんが天敵という 井上純弌 先生です。
#「攻撃型芳香剤」って・・・。(w
他PCの好感度99%な状況に激しく嫉妬したり、「帝国の女士官萌え」
と豪語し、その愛ゆえに敵女士官と戦う戦意を萎えさせてしまったりという
田中天 先生のロールプレイは「オーディンの槍」で見ることができます。
一方、「『モンティ・パイソン』ですかっ!?」 と 矢野俊策 先生から強烈に
突っ込まれる、「オーディンの槍」から文字通り豹変した “ヴィオレット” を
演じたロールプレイは「スルトの剣」で見ることができます。
他にも、結婚・就職・空賊引退などのエピソードを延々と思い出す“シド”の
回想シーンや、シチュエーション的に余りにもおいしいダイス目の数々・・・
と、思わず吹き出しそうになるくらい面白い場面の連続でした。
#“ヴィオレット”は『ナイトウィザード』で使われるんでしょうか。(w