『ウェディング・ドレスに紅いバラ』 については昔、碧也ぴんく 先生が
挿絵を担当されていた徳間文庫のを、コミック版も含めて読んだことがある
ので、ひとまずここでの紹介は割愛させていただくとして。
この度、その 田中芳樹 先生の作品を原案として、スーパーダッシュ文庫
気鋭の新人 岡崎裕信 先生が続編を執筆するということで手に取らせて
いただいてます。
【 http://dash.shueisha.co.jp/whatnew/-akabara/index.html 】
【 http://dash.shueisha.co.jp/whatnew/-akabara/index2.html 】
“久我真理” と “久我倫理”、双子の姉妹に仕える執事 “アルフレッド”
を新たな登場人物に迎えつつも、「吸血ウイルス」を巡る事件に立ち向かう
「深紅の薔薇結社(Crimson Rose Society)」日本支部は相変わらずで。
お話の流れとして伏線の張り方、それらの回収の仕方についてもあまり
違和感無く読めました。そのあたりは 岡崎裕信 先生の手腕に寄る
ところが大きいのでしょう。今後に期待が持てるものと確信しました。
この作品において注視しておくべき要素の一つ、CRSの結社員である
“花村雅香” とその 「コーチ」 こと “緑川淳司” との関係の進展具合
ですが、まだ目に見える変化は無い模様です。
ただ、“緑川淳司” のほうにちょっとした心境の変化・・・のきっかけになる
「場面」が今巻で発生したことにより、微々たるものではありますが
その距離は少しずつ縮まっていくことでしょう、と思いたいところです。
それにしても 小林立 に挿絵をお願いされるとは。発売予告を見たときには
大層驚かされたものです。・・・どんな縁があるか分からないものですね。
とりあえず “花村雅香” が随分と可愛らしくなられました。(w