2007年06月19日

『ひとひら(4)』

アニメはDVDが出たら観ます、ということで 桐原いづみ 先生の代表作と

なった 『ひとひら』 も4巻刊行を迎えました。

http://www.futabasha.co.jp/?isbn=978-4-575-83368-3


まずは “麦” と “佳代” が丸く収まるところに収まって良かったです。

“ちとせ” じゃないけど 『ええ話やないのー・・・』 って思わず言いたく

なります。

“野乃” たち諸先輩方を送り出して、“麦” も新しい一歩を・・・の一歩が

なかなか踏み出せないあたりは何とも “麦” らしいのですけど、「演劇」

と改めて向き合って、どういう道を選び、成長していくのか・・・。

想いを寄せられそうな対象として “甲斐” だけでなく “武田” という

新たなキャラも登場したことも合わせて、今後の展開に引き続き注目して

いきたいと考えております。

posted by 秋野ソラ at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『神様のメモ帳(2)』

杉井光 先生の新シリーズ、「ニート」という言葉を核に綴られる、

一風変わった、それでいて今どきの若者たちの物語。その続刊です。

http://shop.mediaworks.co.jp/ds_index.php?isbn=978-4-8402-3888-5


何とも言えず漂う雰囲気がダーク、というかバイオレンスな感じなので

そういうネタに慣れていないと少し読むのが苦になるかも知れません。

今回はNEET探偵 “アリス” が見直すほど、“藤島鳴海” 少年が無骨では

あるものの、どうにか一回り成長して事件を終焉に導くまでの流れに注目

でしょうか。・・・詐欺師として見込まれるのもどうかと思いますが。(w

最後、“篠崎彩夏” に一条の光が差し込んできた、と思わせてくれる

場面が唯一の救いだったように見えます。

posted by 秋野ソラ at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル