私のライトノベル読書歴はワリと長い方で、たぶん中学生時代から
ということになりますが、その中でも読み続けているジャンルの一つとして
「TRPG(テーブルトークRPG)リプレイ」というのがあります。
TRPGって何?、とか「リプレイ」って何?、というのはとりあえず置いて。
取り分け「グループSNE」関連のモノであれば、あらかた読み尽くしている
と言ってもそう遠くない話で。キッカケは「ロードス島戦記」とか、
まぁ、ベタなところ。
ただ、リプレイを読んではいますけれども、実際にTRPGをプレイした経験は
ほとんどありません。今は読み物として楽しく拝見する、といった次第。
「グループSNE」と言えば「ソード・ワールドRPG」がポピュラーですが
他にもありますよ、ということでこの「ゲヘナ 〜アナスタシス〜」も
またその一つ。『雨呼ぶ街と煌少女』はそのリプレイ第2集にあたります。
基本的に関西の人たちばかりなので、話の掛け合いは文句無く
面白いです。もちろん役柄上、文面は標準語で表されていますけど。
シナリオを進めていくための会話のやり取りだけではなくて、
ちゃんと戦闘で手に汗握るシーンも用意されてます。
本作を読み進めていくと最後にとあるボスキャラとの戦闘がありまして、
それがGM(ゲームマスター)の思惑からすると、普通にやってたら
まず勝てないという相手だったりするワケです。
そんな場面を4人のPC(プレイヤー・キャラクター)が奇跡の大逆転で
ひっくり返したところなんかは内心、我が事のように思いました、
「コイツら、やりやがったー!」って。
こうしてダイスの目に踊らされる様子を文章で追っていくのが楽しいので
次回作以降も即購入して読みふけることでしょう。
ちなみに「グループSNE」以外のリプレイ作品というと「F.E.A.R.」の、
例えば「アリアンロッド」シリーズあたりが有名ですが、私は
まだ読んだことがありません。
・・・そのうち、まとめ買いして一気に読み倒そうとは思ってますが。
普通の本屋だとまず置いてないので、とりあえず「とら」あたりで。(またか