2018年07月19日

『素人おっさん、転生サッカーライフを満喫する』

ハーーナ殿下 先生の「第6回ネット小説大賞」受賞作。3歳児として人生をやり直す契機を
得たサッカー大好きおじさんが、知識を駆使して地元サッカーチームを盛り上げていきます。
(イラスト:白蘇ふぁみ 先生)

http://www.cg-con.com/novel/publication/06_tugikuru/01_tenseisoccer/index.html
https://ncode.syosetu.com/n5399el/


サポーターとして応援し続けてきたプロサッカーチーム「ブランデール弘前」解散の報せ。
幼少の折に交通事故で家族を亡くし、そして後遺症で命を危ぶむ“コータ”がそれを耳に
して生きる希望をも失った・・・はずの31歳のおっさんが何故か幼稚園児に戻っていて──?

「ブランデール弘前」も健在、ということで恩返しのような気概でもってサッカー選手と
なるべく自己流のトレーニングに明け暮れる“コータ”。プロ選手の息子“ヒョウマ”と
出会ってから更に切磋琢磨して実績を積み重ねていく安定した話運びがとても清々しい。

やがて迎える「全日本小学生サッカー大会」で味わう挫折。それすら将来の夢を見据えた
糧として努力していく“コータ”たちを自然と応援したくなります。合間に挟まれる閑話
から未来は約束されていそうなので今後も安心して読めそうなのが良い作品だと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2018年07月18日

『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?4 神罰の獣』

ありかん 先生によるコミックスも好評発売中な、細音啓 先生が贈るファンタジー超大作。
第4巻は鍵を握る幻獣族“ラースイーエ”の出会いから、更なる真実が浮かび上がります。
(イラスト:neco 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/nazeboku/321803000532.html


“鏡光”からの提案を経て折り合いをつけた“カイ”たちが辿り着いた、鉄屑の町アギト。
そこで耳にする、この世界における“シド”との認識のズレが新たな争いを呼びそうで
まず緊張が高まります。今巻は“カイ”の常識を次々と覆していくのが印象に残ります。

そして幻獣族の牙皇“ラースイーエ”と邂逅して、いの一番に示される「大始祖」という
存在。彼女が「切除器官」を受け入れた理由の衝撃たるや“カイ”が受け止めとめきれず
疑念を抱くのも無理はなく。その上、世界の改変に続きがあるとか、止められないとか。

気がつけば“カイ”も知らない新たな種族が現れたり、まさに未曽有の領域に突入する
物語の行方が読めない状況に。“レーレーン”が出来るといった「あれ」が救いですが
改めて「大始祖」とは何か、そして“シド”が見たものとは。明らかになる時を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2018年07月17日

『魅了スキルでいきなり世界最強2 誘惑の乙女』

北山結莉 先生が贈る異世界ファンタジー。第2巻は神騎士として力をつけるため浮遊島
3万人の女性を魅了することになった“太陽”に、“メリッサ”が意味深長に接近します。
(イラスト:にの子 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/miryo/321803000534.html
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885219317


やや前のめりに魅了されにいこうとする“アナスタシア”や“イリス”。その艶姿を見て
というだけではないかと思いますけど“ルゥ”が試練を課していったりと“太陽”を巡る
関係はまさにハーレムへ至る道程そのもの。そこに異議を唱えるのが“エスカリテ”です。

そして“アナスタシア”の妹“エスカリテ”をけしかけていく形をとるのが“メリッサ”。
“太陽”に対してあまり良い印象を持たないように見える“メリッサ”が彼にアプローチ
していく矛盾、決定的な瞬間を迎えて問いかけられる彼女の想いを彼がどう受け止めるか。

“メリッサ”との微妙な関係を持て余してしまう“太陽”たちを襲う新たな眷属の登場に
浮遊都市も窮地に陥る緊迫の展開。見かねた“ルゥ”が下す選択に“メリッサ”が気丈な
態度を示す場面はらしさがにじみ出ていて良いかと。彼女と共に応援したくなる物語です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2018年07月16日

『僕は何度も生まれ変わる』

十文字青 先生が贈る新作は、社畜として生きてきた青年が29歳で世を去った、と思いきや
何度も殺されて生まれ変わりを経験することになる中で逆転の一手を得る顛末を描きます。
(イラスト:だーくろ 先生(gumi/gg2))

https://sneakerbunko.jp/product/again-again/321710000338.html


日本人として生きた前世の記憶を持ち、異世界で田舎村で使用人として生きる“ラニィ”。
ショッキングピンクの髪の女に村を襲われて想い人と共に命を落とした、と思えば今度は
“ギルヒー”として村を襲った帝国軍に抗う兵士として戦い、そしてあの女が現れて──。

転生する度に同じ女に命を奪われ、18歳で死ぬ運命を背負った主人公が傭兵部隊に拾われ
“ロア”として育ち、その血に流れる秘密に触れてからは“タマミナ”と結婚したりと
好転を見せ始めますが、あの女の影が忍び寄ります。正体不明だけに恐怖感を煽られます。

特別な力は無くとも、これまで生きてきた経験と今の立場をフル活用して迫る死の恐怖に
立ち向かおうとする“ロア”を次第に応援したくなる展開、そして彼が持つという魔眼の
真価が明らかとなる瞬間、見所も多く実に熱いのでオススメできる滑り出しかと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2018年07月15日

「好きなライトノベルを投票しよう!! 2018年上期」エントリー


三角の距離は限りないゼロ
 【18上期ラノベ投票/9784048938297】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183222773.html

錆喰いビスコ
 【18上期ラノベ投票/9784048936163】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/182799828.html

数字で救う! 弱小国家(2)
 【18上期ラノベ投票/9784048937962】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183055798.html

ファイフステル・サーガ
 【18上期ラノベ投票/9784040726991】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183178717.html

好きって言えない彼女じゃダメですか?
 【18上期ラノベ投票/9784041070789】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183504448.html

自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?(4)
 【18上期ラノベ投票/9784040699172】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183416558.html

俺もおまえもちょろすぎないか
 【18上期ラノベ投票/9784040696782】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/182328685.html

15歳でも俺の嫁!
 【18上期ラノベ投票/9784040698588】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183170853.html

ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?
 【18上期ラノベ投票/9784797396850】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183286812.html

天才王子の赤字国家再生術
 【18上期ラノベ投票/9784797397031】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/183278754.html



◆ 好きなライトノベルを投票しよう!! - 2018年上期
 https://lightnovel.jp/best/2018_01-06/

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2018年07月13日

『忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる』

「ファンタジア文庫」に初登場となる 新井輝 先生の新作は、12階建てビルの13階にある
という噂の探偵事務所に助けを求める人々と、記憶を消せる探偵との人間模様を描きます。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321802000914
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885267873


「人の記憶を消してくれる」「3日以内に難題を解決する」「依頼者もそれを忘れる」。
何とも眉唾物の「忘却社」をすがる思いで探し求める“咲夜”が解決したいのは同級生
“藍”のストーカー騒動。12階建ての建物を虱潰しに探す彼女が目にしたものとは──。

『ROOM NO.1301』のことを思い起こさずにはいられない設定。個性的な人格の持ち主らと
相まって、どこか懐かしさすら感じます。見えない目的に向かって困った人たちを助ける
“翼”の因縁がもたらす物語に、最初は戸惑いながらも“咲夜”同様、惹かれていきます。

社長代行という立ち位置や、記憶を消すという能力の意味など、独特なギミックの使い方
ですとかいかがわしい描写といった「新井輝」節を久々に堪能しました。登場人物たちの
ベクトルの向き方も穏やかではないものを含んでおり、どう話を転がすのか興味深々です。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2018年07月12日

『魔王討伐したあと、目立ちたくないのでギルドマスターになった4』

朱月十話 先生が贈るファンタジー作品。第4巻は仲間の力を借りてどうにか強敵を倒した
“ディック”に娘ができたり“ヴェルレーヌ”の弟が出張ってきたりと騒がしくなります。
(イラスト:鳴瀬ひろふみ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321709000006
https://ncode.syosetu.com/n9565dj/


女性陣からの好意を体で受け止める訳にいかない“ディック”の立場から娘を作り上げる
設定の活かし方にまず驚かされます。やってくれたな、という思いです。“ミラルカ”の
誤解をさりげない仕草で解消していく“スフィア”の純真さが何ともかわいらしいもので。

名を隠し切れない活躍ぶりに目をつけた国王から持ち掛けられた悩み、エルセインからの
“ヴェルレーヌ”返還要求への対応に思いがけない形で介入することになる“ディック”。
ラッキースケベな看護を受けているとは知らず、しっかり仕事をしていくあたりが流石で。

“ジュリアス”が事態をかき回すことになった今回の騒動。その裏にある背景、あるいは
暗躍する人物たちの思惑が見え隠れする様子、それがどう話に繋がっていくのかを楽しむ
話運びに魅せられます。嵐の前の静けさ、といった引き具合が活かされる次巻に期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル