2019年07月19日

『最強騎士団長の世直し旅1』

長きに渡る人類と竜魔人との戦いに終止符を打った銀翼騎士団の団長が各地に残る残党を
討伐するための世直し旅に出る物語。佐竹アキノリ 先生が完全新作としてお贈りします。
(イラスト : パルプピロシ 先生)

https://herobunko.com/books/hero79/10067/


「騎士団を辞めさせていただきたく存じます」と騎士“フェリクス”からそう告げられた
国王は彼を引き留めようとするもその意志は固く、代わりに幻影魔導師の“シルルカ”を
供にするよう命じる。想像していた気ままな一人旅とは異なり、騒々しくなりそうで──。

佐竹アキノリ 先生の作品ということで、“フェリクス”に対して思わしげな言動を見せる
“シルルカ”やあどけなさの残る“リタ”も狐娘。パルプピロシ 先生が描くその姿も実に
可愛らしいものがあります。そんな2人を連れて世直し旅を続ける彼が羨ましい限りです。

立ち寄った村を襲う魔物を退治したり、、絹糸の村で起こる行方不明事件の黒幕に迫って
みたり、湖の魚を食いつくす犯人をつきとめたり、教会を巡る陰謀を明らかにしたり、と
痛快活劇ぶりは爽快で。“アッシュ”の支援を受けどんな巨悪に立ち向かうか楽しみです。

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2019年07月18日

『お姉さん先生は男子高生に餌づけしたい。』

朱月十話 先生の「小説家になろう」投稿作が書籍化。インテリヤクザと周囲に恐れられる
少年が学園内でも有数の美人教諭たちに色々とお世話される様子を描く激甘ラブコメです。
(イラスト:HIMA 先生)

https://ebten.jp/p/9784047356429
https://ncode.syosetu.com/n4300fl/


姉ヶ崎高校の女神、「女騎士先生」こと“岸川”先生が顧問を務める水泳部で親御さんに
揉め事を起こされている場を助けた“涼太”。お礼をしたいという先生の距離感が異様に
近く胸の鼓動は治まる所を知らない。しかし先生と生徒、適切な関係は維持すべきで──。

やっかみを受けて怪我をした“涼太”の苦境を思い、自宅に招いて世話を焼く養護教諭の
“杜山”も加わって実に羨ましい身分の彼が、いつ爆発しないかと思わずにはいられない。
HIMA 先生が描く教諭2人の容姿たるや、「美少女文庫」案件でないのを悔やむばかりで。

そんな先生と生徒の関係を訝しむ“空野”先輩と“涼太”の関係も中々に浅からぬものが
あって、インテリヤクザとか言われている彼の印象も眉唾物だと感じてもらえる逸話かと。
ユーフォニアムがまた良い形で物語に絡んできます。ぜひとも続きを、ということで一つ。

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2019年07月17日

『異世界転生アンチテーゼ 転生魔王はチート転生者をチートで殺します』

小路燦 先生の「第24回スニーカー大賞・編集部大賞」受賞作。元日本人の少年が転生した
異世界にて次々と訪れる闖入者たちを返り討ちにする異色の異世界転生ファンタジーです。
(イラスト:mmu 先生)

https://sneakerbunko.jp/product/antithesis/321903000006.html


究極のドラゴン“テオ”、鬼族の姫“オリア”、魔女にして魔王の側近“セレス”他1名。
四天王に面白がられたり蔑まされたりする“魔王”は今日も今日とて魔王城で転生者たち
を待ち受ける。彼自身も人間と魔族が対立するこの異世界に転生してきた者なのだが──。

同じく転移してきた勇者、剣神と呼ばれた英雄の生まれ変わり、オンラインゲームの世界
からやってきたプレイヤー、魔術を極めるため転生してきた魔術王。今の世に在りがちな
異世界転移・転生モノの主人公が示す正義を、“魔王”の正義が崩していく興味深い展開。

突っかかってくる“ジャガル”をあしらう際に示した“魔王”の気概にスローライフ感も
滲ませていてこれも今どきだな、と思いました。“セレス”と“魔王”の意味深な距離感
を見ていると微笑ましくもあり、“オリア”が見せる苦渋の表情もクるものがありました。

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2019年07月16日

『恋愛カルテット リトルプリンセスの恋愛相談』

箕崎准 先生が贈る新作は、小説家となった少年が勝気な美少女からの恋愛相談に対応する
うちに互いの想い人の恋愛模様にも触れていく顛末を描く、恋と青春の学園コメディです。
(イラスト:睦茸 先生)

https://ebten.jp/p/9784047355507
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889879351


ある事情から一人暮らしをする“姫那”を思って“一冴”の母がアパートの隣部屋を用意
することになり、とある秘密を握られた彼は彼女から級友の“淳也”との恋を後押しする
ことに。その過程で彼の想い人である“凛々菜”と“淳也”との交際の噂を耳にする──。

喜怒哀楽、感情がコロコロと変わる“姫那”に振り回されっぱなしの“一冴”が少しずつ
彼女への思い入れが相まって胸中複雑になる機微が微笑ましい。その彼女も恋する乙女と
しての可愛らしさや、“淳也”へ一途に向かっていく芯の強さを魅せてまたいじらしい。

好きな人がいるという“淳也”が“姫那”の想いにどう答えるか。“一冴”に意味深長な
言動を示す“凛々菜”がとった意外な行動の意味は。“トーリ”ってそういうことか、と
四者四葉の青春と恋愛模様をのぞかせる展開は先々が気になるところ。続刊が楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2019年07月15日

『子守り男子の日向くんは帰宅が早い。2』

双葉三葉が贈るほんわか学園ラブコメ。第2巻は“日向”が夏休みに偶然出会った美女から
出されたある宿題の回答を探す内に自分の過去と向き合いながら未来を思い描いていきます。
(イラスト:なたーしゃ 先生)

https://sneakerbunko.jp/product/komoridanshi/321903000009.html
https://ncode.syosetu.com/n0637ew/


親つながりでなし崩し的にキャンプへ行くことになる“日向”たち。その準備の道すがら
路上で弾き語りをする“霧子”から向けられた複雑な想いの眼差し。それが彼の生き様を
変えるきっかけになるとは露知らず。“蕾”を可愛がる“悠里”は相変わらず、ですが。

みんなと一緒に高校生をする、と“悠里”の思惑通りに臨む花火大会で“日向”が偶然に
再会する“霧子”から提示された問いかけ。“蕾”にも関係する質問にどう答えを出すか
思いを巡らせる彼に隠れて一人胸の内を吐露する“日和”の感情がもどかしくて切なくて。

宿題を出した“霧子”の過去。重なり合う家族の絆。答え合わせという形で、“悠里”と
また違ったアプローチで“蕾”と共に生きる、その生き方を見直させた“霧子”の存在が
大きく感じられました。“日和”が呟いたあの一言も胸に響きます。続きが楽しみです。

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2019年07月14日

「好きなライトノベルを投票しよう!! 2019年上期」エントリー


幼なじみが絶対に負けないラブコメ
 【19上ラノベ投票/9784049125245】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186157715.html

野良猫姫と言葉渡しの王
 【19上ラノベ投票/9784041083741】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186126528.html

子守り男子の日向くんは帰宅が早い。
 【19上ラノベ投票/9784041078754】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/185534781.html

継母の連れ子が元カノだった(2)
 【19上ラノベ投票/9784041082553】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/185958268.html

天才王子の赤字国家再生術(4)
 【19上ラノベ投票/9784815602727】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186218510.html

友達の妹が俺にだけウザい
 【19上ラノベ投票/9784815601874】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/185897812.html

クラスメイトが使い魔になりまして
 【19上ラノベ投票/9784094517910】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186071532.html

辞令 王子征四郎、高校入学を命ず
 【19上ラノベ投票/9784042560937】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/185893570.html

Unnamed Memory(1)
 【19上ラノベ投票/9784049122671】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/185454690.html

リアデイルの大地にて
 【19上ラノベ投票/9784047354692】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/185880210.html



◆ 好きなライトノベルを投票しよう!! - 2019年上期
 https://lightnovel.jp/best/2019_01-06/

posted by 秋野ソラ at 00:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2019年07月12日

『レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 3 生贄の蛇』

アドベンチャーゲーム「レイジングループ」のシナリオライター、mphibian 先生が自ら
小説版の執筆に臨む本作。小高和剛 先生の解説に推されつつ、第3巻が堂々の登場です。
(Illustration/影由 先生)

https://www.seikaisha.co.jp/information/2019/05/30-post-rlfic3.html


「血笑み」には驚かれましたが“陽明”の思惑どおり関係者として宴に臨むことができた
ようでまずは一安心。着目点を変えて新たに分かること、ルールを再確認して見えてくる
宴の抜け穴。この探り合いも今後どう関与してくるか、恐いもの見たさな要素があります。

加えて今回の宴はそれぞれ役割が異なる、ということで改めて駆け引きが始まる訳でして
ここもまた前回の知識が活かせたり、そうでなかったりと“陽明”の攻めの姿勢が窺える
面白い展開を魅せてきます。「僕がもうやったから」に対する反応が思わしげな所とか。

更に「おおかみ」が3人いることで、単に正体を掴んだとしても安易にくくれないという
もどかしさが巻末にも表れていて、今後どう裏をかいていくのか興味津々。死に戻りにも
悪影響を及ぼしそうな何かを予感させて気になりすぎるので、次巻も待ち遠しい限りです。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル